SACD 輸入盤

交響曲第1番 シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC675
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
ブラームス交響曲第1番
細部まで新鮮に活写される重厚な名演!
ブルックナーの快挙、ブラームスでふたたび!


一連のブルックナー・アルバムで見事な成果を披露し続けているシモーネ・ヤング&ハンブルク・フィルのコンビが今度はブラームスのシリーズを開始します。
 第1弾となる交響曲第1番は、第1楽章呈示部反復実施で演奏時間50分近いというじっくりとしたテンポによるスケール雄大な演奏。いつもながらのヴァイオリン両翼配置&優秀録音を背景に、鬱蒼と響きがちなブラームスのテクスチュアを克明に解析、旋律・リズム・和声のこまかな変化すべてを生き生きとあらわし、盛り上がる部分は強力に雄渾に盛り上げながらも、全体のたたずまいは重厚という実に魅力的な演奏を実現しています。指揮者、楽員ともども途切れることのない集中力で力強く音楽を構築するさまはブルックナーのときとまったく同じ素晴らしいもの。相変わらず、いったいどれだけさらったのかと思わせるほど細かい部分にまで気持ちが入った演奏は、指揮者との良好な人間関係が継続的に維持されていることの証明でもあります。(HMV)

【収録情報】
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 [49:43]
 第1楽章・ウン・ポコ・ソステヌート-アレグロ [17:39]
 第2楽章:アンダンテ・ソステヌート [09:38]
 第3楽章:ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーソ [04:59]
 第4楽章:アダージョ-ピウ・アンダンテ-アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ [17:27]

 ハンブルク・フィルハーモニー
 シモーネ・ヤング(指揮)

 録音時期:2007年3月11&12日
 録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)でのライヴ
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 レコーディング・プロデューサー&マスタリング:イェンス・シューネマン
 サウンド・エンジニア:クリスティアン・フェルトゲン
 SACD Hybrid
 CD Stereo / SACD Stereo / SACD Multi 5.0

【プロフィール】
ドイツの音楽雑誌「Opernwelt(オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2006年度の年間最優秀指揮者賞を受賞し、ウィーン・フィルを指揮した初の女性指揮者でもあるシモーネ(シモーン)・ヤングは、1961年3月2日、オーストラリアのシドニーに生まれ、そこでピアノと作曲を学びました。貝殻を形どった外観で名高いシドニー・オペラ(ハウス)でアシスタントを務めていた1985年、急病の指揮者に変わり、わずか数時間という予告で見事に代役を務め、センセーショナルなデビューを果たしました。
 その後奨学金を得てヨーロッパに留学、ケルン市歌劇場でコレペティ、アシスタント、専属指揮者を務め、パリではダニエル・バレンボイムのアシスタントとしてパトリス・シェローの演出による伝説的なベルク『ヴォツェック』の上演にも携わり、バイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』のアシスタントなどもこなしてその実力を蓄えていきます。
 1993年から1995年まで、ベルリン州立歌劇場の専属指揮者を務めるとともに、その間に世界各地の名門歌劇場に客演して短期間のうちに名声を築き上げました。それには1993年、ウィーン国立歌劇場での『ラ・ボエーム』公演で、女性として初めて歌劇場管弦楽団を指揮したこと、パリ・バスティーユ・オペラ、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラ、フィレンツェ五月祭、バイエルンとハンブルクの州立歌劇場が含まれます。
 また、コンサート指揮者としてもシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、ハンブルク・フィル、ニューヨーク・フィルなどの指揮台に招かれていますが、1997年には、ウィーン・フィルを2005年11月、ウィーン楽友協会で156年の歴史上はじめて振ったことでも世界的な話題になりました。1999年から2002年までベルゲン・フィルの首席指揮者、2001年から2003年までシドニーとメルボルンのオーストラリア・オペラの首席指揮者兼芸術監督を務め、2005年からハンブルク州立歌劇場のインテンダント兼フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に就任し、精力的な活動を繰り広げています。
 わが国でも1997年と2003年にNHK交響楽団に客演指揮して、好評を博しています。また2006年にはハンブルク高等音楽演劇院の教授に就任し、後進の指導にもあたっています。

収録曲   

  • 01. Brahms: Symphony No. 1, op. 68: I. Un poco sostenuto - Allegro [17:39]
  • 02. II. Andante sostenuto [09:38]
  • 03. III. Un poco Allegretto e grazioso [04:59]
  • 04. IV. Adagio - Piu Andante - Allegro non troppo, ma con brio [17:27]

総合評価

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ヤングのブラームスには驚いた。懐が深く膨...

投稿日:2021/04/02 (金)

ヤングのブラームスには驚いた。懐が深く膨よか。まさにブラームスの響き。ビオラ、チェロの盛り加減が素晴らしく、ハーモニーの厚みがまさしくブラームス。巨匠的と言っても良い程、ゆったりとして恰幅のある演奏だと思う。この1番も素晴らしい演奏。出だしを聴き、黙って正座してしまう程の貫禄だ。かと言って演出めいた表現は皆無。真摯にブラームスと向き合い、流れの中で演奏している。本当に素晴らしいのだ。問題は4楽章最後の最後の和音。ここご不納得。ここだけが。何故か分からぬが寸足らずに聴こえる。ここまでこれだけ懐深く朗々と、素晴らしい音を積み上げ響かせながら、何故この短さなのか?これで良かったの?足りないでしょう?あぁ勿体ない。

rela-cla88 さん | 愛知県 | 不明

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最近のブラームス演奏にあまり見られないスケー...

投稿日:2016/10/02 (日)

最近のブラームス演奏にあまり見られないスケールの大きな演奏。大きく息を吸い込むような両端楽章の序奏部、それに続く畳みかけるように緊張を高めていく主部(けっして早くはない)。この指揮者は、テンポやアインザッツよりもフレージングを重視するタイプで、カラヤンやセルよりも、クレンペラーやテンシュテットに近いタイプ。いずれにせよ、録音も秀逸なので、愛聴盤のケルテスに並ぶ存在となりました。

haru さん | 東京都 | 不明

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全体を貫く尋常ではない緊張感が、この演奏...

投稿日:2011/08/26 (金)

全体を貫く尋常ではない緊張感が、この演奏の特徴だろう。オーケストラは非常な集中を強いられただろうと想像される。終始一貫してテンポは遅く、表現は濃密。音楽はむしろ横に流れる。なるほど、ブラームスの音楽に構築感を求める向きにはウケないだろうな・・・。実はかく言う私もこういう演奏は苦手なのだが、最初から最後まで一音たりとも聞き逃すまいと聞き耳立ててしまったのも事実なのであった。

まめ太 さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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