フレデリック・ベグベデ

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世界不死計画

フレデリック・ベグベデ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207650
ISBN 10 : 4309207650
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
329p;20

内容詳細

ハチャメチャかつ自虐的な人気討論番組の司会者として、そして作家として活躍する、僕=ベグベデは、愛する娘ロミーの一言をきっかけに、世界最先端の生命科学研究者を訪ねる旅に出る。スター御用達の名医による健康診断、野菜中心の健康な食事、iPS細胞の冷凍保存、断食ダイエット、静脈へのレーザー注射、遺伝子組み換え…ベグベデ一家の不死化計画は、どこに向かうのか。フランス随一のお騒がせ作家によるサイエンス“ノン”フィクション。

【著者紹介】
フレデリック・ベグベデ : 1965年フランス生まれ。現代フランスを代表する作家の一人。パリ政治学院卒業後、ソルボンヌ大学大学院で学び、広告代理店でコピーライターとして働く。1990年、『あるだらしない若い男の手記』で作家デビュー。2000年、経済至上主義を諷刺的に描いた長篇『¥999』がベストセラーとなる。『世界の窓』(2003)でアンテラリエ賞受賞。『フランス小説』(09)でルノードー賞受賞

中村佳子 : 1967年広島生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヘラジカ さん

    この本に関しては先に後書きから読むことを推奨したい。商品説明に反して完全にノンフィクションなのは文中に登場する科学技術や人物・医療機関などの"存在"のみだからだ。会話や細かいエピソードが虚実のどちらに振れてるかは判別しようがないが、多分9割方フィクションだと思って読むべき(技術にしたって日本人はペッパーがそこまで高性能でないのを知っている)。なんとも人を喰った小説だ。最初からメタフィクションとして読むのが正解で、ユーモラスな家族小説の合間に現代科学が(少し)学べる前衛的な仏文学作品として読めば結構面白い。

  • くさてる さん

    最初はノンフィクションぽく読めていたけれど、どんどんフィクションでしかありえない展開になっていくので、ついていくのが大変でした。なんだろう、この鼻持ちならない主人公のドタバタ劇は。いかにもおフランスっていう感じがするんですよね。一風変わったSF小説なのだと思いますが、好き嫌いは分かれる一冊かなと思います。

  • きゅー さん

    医療サイエンス・フィクション。本書の主人公は、著者と同名だが、同一人物というわけではない。経歴や家族構成について似ている部分があるが、まったく異なる部分もある。あくまでもフィクションなのだが、その迫真性の担保として自分の経歴やエピソードを用いており、したたかだ。前書きに「小説ではあるけれど、本書で紹介する科学的な詳説はすべて、『サイエンス』誌や『ネイチャー』誌で発表されたものばかりだ。」とある。山中教授によるiPS細胞についてなど、分子生物学や遺伝子工学の最先端についても触れられている。

  • ラウリスタ〜 さん

    初めてのベグベデ、ウエルベックの友人というぐらいの認識しかない。ウエルベックのSF、というか未来予想小説とかなり重なる点がある。山中伸弥教授によるiPS細胞、不老不死の研究、ロボット・AIのシンギュラリティ。それに、DSを思わせる世界中の富裕層の老人が、若者の血を奪い合うディストピアなど、正直あまりにも陳腐な未来小説すぎてげんなりするところもある。2018年の小説なので、ここ数年で急激に陳腐化しただけで、当時は新しさがあった可能性もあるのだが。ソフトバンクのペッパー君への過大評価には笑えた。

  • 羽 さん

    ☆☆☆☆ サイエンスノンフィクションとも半自伝的虚構小説とも紹介されている、この小説。著者と同姓同名の主人公は、不死になるために仕事を辞めて世界中を飛び回る。自分のゲノムの塩基配列の決定、iPS細胞の冷凍保存、レーザー血液の注入といった最新の治療法を次々と試す。豚の臓器や3Dプリンターで製作した臓器を移植したり、若者の血液を輸血したり、記憶をハードディスクに保存したりする時代もそう遠くないこともわかった。いずれ遺伝子組み換え人間も生み出されるだろうのだろうなぁ。

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