CD 輸入盤

フォーレ:レクィエム(1901年版)、フランク:交響曲ニ短調 ヘレヴェッヘ&シャペル・ロワイヤル、他

フォーレ (1845-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC901771
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

フォーレ:レクイエムのフル・オーケストラ版!
1998年出版新校訂譜使用!


1893年稿のフォーレのレクイエム(HMC901292)で高い評価を得たヘレヴェッヘが、今回はフル・オーケストラ版(1901年稿)を録音しました。今回特筆すべきは、
@フォーレの研究家として世界的に名高いジャン=ミシェル・ネクトゥー氏が、最新の研究成果を反映して校訂した、1998年出版の楽譜(通称アメル新版)を使用していること、
Aピリオド楽器の使用と19世紀末〜20世紀初頭当時のパリで話されていた発音を考慮して録音したことです。
カップリングも振るっていてフランクの交響曲ニ短調。これも、この録音を魅力的にしています。19世紀末〜20世紀初頭パリ独特の雰囲気が伝わってくる名演です。フォーレのレクイエムには稿が3つあり、第1稿、第2稿はヴァイオリンと木管を欠く特殊な楽器編成のために書かれ、第3稿はフルオーケストラのために書かれています。
 構成曲数にも違いがあり、第1稿は5曲、第2稿が第1稿に2曲が加わった7曲で構成されています。第1稿としての出版楽譜がないのは、共通している部分が第2稿と同じためです。第2稿はラター版とネクトゥー/ドラージュ版(ロジェ・ドラージュは指揮者)の2種類の楽譜が出版されています。
 この2版の最大の違いは、第3稿に近い立場をとる(ラッター版)か、より細かい復元に意を置いた(ネクトゥー/ドラージュ版)かという点で、例えば、歌や伴奏のリズムが細かい点で違っています。
 最も一般的な第3稿にはすでに4種類の楽譜があります。もともと使われていたアメル社の旧版、1978年にオイレンブルク社から出版された版、1995年にペータース社から出版された版、そして、今度の録音に使用された1998年にアメル社から出版された新版というラインナップです。
 この最新版が今までのものとどう違うかというと、まず、第2稿の校訂もしたネクトゥー氏が校訂しており、レクイエムの変遷及び、第2稿についての充分な知識を踏まえた作業をおこなっていること。オイレンブルク版のように間違いが多いアメル旧版に依拠していないことが重要な点です。
 具体的には、第2稿と同じように細かい点でのリズムや音高などの相違となって表れてきており、今回のヘレヴェッヘの新録音がクリティカルな意味でも高い価値を持ったものであることは間違いないところです。

【収録情報】
・フォーレ:レクイエムOp.48(1998年出版新校訂譜使用)
・フランク:交響曲ニ短調
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 シュテファン・ゲンツ(Br)
 ラ・シャペル・ロワイヤル
 コレギウム・ヴォカーレ、シャンゼリゼ管弦楽団
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
 録音時期:2001年11月
 録音場所:グランデ・サル・ド・アルスナル、メッツ
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

クラシック曲目

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  • Gabriel Faure (1845 - 1924)
    Requiem, Op. 48
    演奏者 :
    Zomer, Johannette (Soprano), Genz, Stephan (Baritone)
    指揮者 :
    Herreweghe, Philippe, Herreweghe, Philippe, Herreweghe, Philippe
    楽団  :
    Champs-Elysees Orchestra, Collegium Vocale, La Chapelle Royale Paris
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Mass / Requiem
    • 作曲/編集場所 : 1887-1890, France
    • 言語 : Latin
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]
  • Cesar Franck (1822 - 1890)
    Symphony in D minor, M 48
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1886-1888, France
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]

総合評価

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5.0

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フォーレのレクイエムは、コルボの CD しか...

投稿日:2021/03/20 (土)

フォーレのレクイエムは、コルボの CD しか持っていなかったので、そればかり聴いていたのですが、最近になって漸く クリュイタンス、小澤、デュトワ、ショート / テネブレ と繰り返し聴いて勉強しているところでした。いろいろな演奏を聴き、この曲の表現にも興味が出てきたタイミングでこの CD をみつけまして、ヘレヴェッヘも聴いてみようかと購入。でも一番の理由はフランクの交響曲とカップリングされてたからなんですけどね(苦笑) ヘレヴェッヘとフランクはどちらもベルギー人。何かあるかな?なんて感じました。この曲にはベルギー人のフランス音楽ドイツ風みたいな微妙なイメージしか無くて、今までは表現に対して具体的な期待感を持っていませんでした。実際、聴いた殆どの演奏に重厚で仄暗いドイツ音楽的な雰囲気を感じていたし、違和感も無かった。しかしヘレヴェッヘのこのフランクは違いましたね。フランス音楽の香りをうんと感じましたし、今までよく聴こえてなかった声部も聴こえてきてハッとしました。頗る透明感のある新鮮なフランク。ところどころに重厚な響きもあって素晴らしい演奏。正直ヘレヴェッヘには、合唱とか古学期の先生みたいな印象が強かったのですが、素敵な演奏を聴いて感服しました。出会えて良かった。フォーレも完成度の高い表現で瑞々しく美しい演奏。透明感のあるシンプルな響きで、私にとっては新鮮なフォーレでした。ヘレヴェッヘのベートーヴェンも聴いてみようと思います。

rela-cla88 さん | 愛知県 | 不明

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フォーレのレクイエムは大好きな曲だけに、...

投稿日:2019/12/30 (月)

フォーレのレクイエムは大好きな曲だけに、期待して聴きました。すこぶる大きな印象こそありませんが、天空に響き渡る清く澄んだコーラスにいつもながらの感銘を受けました。バリトンが特に美しく、この曲にピッタリでした。フルネ、コルボと共にライブラリーに加わりました。フランクは、重苦しく、決して名曲だとは思っていませんが、聴かせどころを押さえた名演だと思います。

じゅんとねね さん | 北海道 | 不明

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ヘレヴェッヘさんは、フランクと同郷のベル...

投稿日:2016/02/08 (月)

ヘレヴェッヘさんは、フランクと同郷のベルギー人、オケは、フランス人が多いでしょうが、ピリオドだけど、柔軟性と共に重々しさもあり、この人らしい一筋縄では解けない見事なフランク。やや速め、もう少し深くてもと、思いますがフランスらしい高貴な音楽に成ってます。フォーレは、言うことなしの名演。合唱、ピリオドオケ全部組織し、マネージメントもしているくらいの人だから、音楽も広い引出しの中で手中に入っている。溜め息付くほど美しい。そして、熱演する人だ。 最近、フランクにもハマっている。とうとう、日本のカタログから消えた「贖罪」”Redemption”全曲をプラッソン指揮のEMI盤を、ようやく聴いた。流石に地味な印象で複雑、語りに合唱で人気のない曲だが、渾身の大作、崇高な傑作だと思う。ヘレヴェッヘさん、或いは、グザビエル=ロトさん辺りで(この音楽不景気の世に!)演奏、発売して欲しい!このまま埋もれさせるには、勿体ない処か、大きな損失だ!と思う。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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