フィルムアート社編

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現代アートの本当の学び方 (Next Creator Book)

フィルムアート社編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845913268
ISBN 10 : 4845913267
フォーマット
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
204p;19

内容詳細

日本で「どのようにしてアートを学ぶのか」
「答えがないアート」をものにするための多様な視点を提示

現代アートと称される新しい領域は、作品に対する絶対的な評価軸が定まっていないため、正解と呼べる答えが存在しない、とても難しい「学び」の場です。したがってその「学び」の場で直面するいろいろな課題に対応するには、多様な視点をもつことが必要になります。

本書の前半部分では、「学び」のタイミングを〈幼少期〉、〈美大を中心とした高等教育〉、〈社会という現場〉の三種類に分け、学び手視点に立って、どのような学び方がその時々にあるかを論じつつ、現状の問題点(矛盾、改善点)を指摘し、その代案を提案します。

また、後半部分では、「Q&A」や実際に現代アートを学ぶ若者の鼎談を通じて、「アートをどうやって自分のものにするか」「アートとどう接しながら生きていくか」について考えている若い読者たちの苦悩に、広い視点で答えていきます。間に合わせの答えを提示するのではなく、学ぶ上でのいろいろな課題に呼応するもろもろの視点を提供し、現代アートの多様性がもつ「本当のおもしろさ」に触れることができる1冊です。

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    会田さんの《人が嫌がる派手なことをすれば人って振り向くんでしょ》という俗物的態度への転換とか、日比野さんの《なんだダンボールに描く下絵の方が俺らしいんだ》という開き直りとか、どこかで一回突き抜ける必要があるようだ。アートはそうした個人的体験を起点としながら産業としての広がりを持っている。一方に評価軸のないアートプロジェクトあり、他方にニューヨークで高額取引される美術品あり…という現状が学び方を難しくしているという指摘は頷けた。アートって何?と多くの人が思う時代、アートマネジメントを真剣に考える必要がある。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    ■アートとお金と制度(030頁〜)。日比野克彦氏:生活の傍らで絵を描く人もアーティスト。アーティスト概念が広がった とのこと。生活の藝術化へ。筒井宏樹氏:アートは技術、技芸。より広いジャンルを含むことがある(036頁)。 暮沢剛巳氏:芸大も総合知としての理論や歴史を追究する必要もあると(082頁)。ラスキン、モリス、柳宗悦らを是非。 ■社会的な問題と芸術祭は表裏一体(132頁〜)。巻末に現代アートの35冊の文献紹介(186頁〜)。

  • eirianda さん

    そうなんだよなー。大多数の日本人って脳内お花畑でナイーヴなんだよなー。絵画買うのもラッセンとかヒロヤマガタとか判りやすい怪しげな商売に乗っかってしまって、トホホ……。だから今でも芸大生は海外に留学したがるんだ、って巻末の若者たちの座談会に突っ込んでしまった。子どもと暴力の章が面白かった。全体的に同シリーズの『〜本当の見方』よりずっとおもしろく、世界で日本のアートの立ち位置を掘り下げようとしているのがよかった。小説でもほぼ同じことが言えると思う。

  • しもふさ さん

    コラム集という感じでけっこう気楽にたのしく読めました。いろんな感想はありますが、東山魁夷がゴジラを描いたらどんな感じになっただろうかと、本書と関係ないところで萌えてみたりします。

  • アートいぬ さん

    対談は読みやすく面白い。現役のアーティストの生に近い言葉は入って来やすい。 study1〜3は各パートが短すぎて少し忙しない印象。 特に、苅宿俊文さんの「自己原因性感覚」、谷口幹也さんの「イノセンス」「存在論的欲望」についてはもう少し掘り下げて知りたい。 成相肇さんは文章が読みやすい。 ・美術の「鑑賞」は能力であるという認識が低い。 土屋誠一さんは若者をagitationする力のある文章を書く。 山木朝彦さんの言う、「批評を描いてみるというクリエイティブ・アクション」はすぐにでも実践したい。

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