CD 輸入盤

アレクセイ・リュビモフの芸術(7CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA570
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


名手リュビモフが古典から近代までを時代に応じた楽器で奏でる、
歴史的ピアノの見本市のようなボックスが登場!


1944年モスクワに生まれ、モスクワ音楽院でネイガウスとナウモフに師事したのち、西側の同時代音楽をソビエト国内に広めたことで当局の批判を浴びたリュビモフ。古楽器、歴史的ピアノに打ち込んだのはその後で、現在では当時の楽器を使用した古典派からモダン楽器による現代作品まで、幅広いレパートリーにおいて作品の本質に寄り添う求道的な演奏が高い評価を得ています。また2019年には突然の「引退宣言」を行い、世界中のファンを驚かせました。
 そんな彼が2010年前後から「Zig-Zag Territoires」と「Alpha Classics」で製作してきた、作品に応じた楽器を使用した特色あるアルバムを集めたボックス・セットが登場します。ピアノよりむしろチェンバロに近い音色を持つタンジェント・ピアノによるハイドンから、1909年のベヒシュタインを使用したプリペアド・ピアノによる面白さ抜群のサティまでを収録。また7枚目には1990年代終わりのライヴが収録されており、使用楽器は明記されていませんが、リュビモフならではの集中力による研ぎ澄まされた素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(作曲者監修による編曲者不明のクラヴィーア版)


 アレクセイ・リュビモフ(タンジェント・ピアノ)
 使用楽器:1794年シュペート&シュマール製によるクリス・マーネ製復元楽器

 録音時期:2013年6月17-20日
 録音場所:オランダ、ドープスヘジンデ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Disc2
モーツァルト:
● 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
● ラルゲットとアレグロ 変ホ長調 K.無し(ロバート・レヴィン補筆完成版)
● アダージョとフーガ ハ短調 K.546(フランツ・バイヤー版)
● ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493(イヴァン・プラッチェ編曲による2台クラヴィーア版)


 アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
 ユーリ・マルティノフ(フォルテピアノ)
 使用楽器:1790年頃製作のフォルテピアノ、1785年頃製作のフォルテピアノ

 録音時期:2011年9月19-22日
 録音場所:ベルギー、聖ピエトロ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Disc3
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
● ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
● ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』


 アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
 使用楽器:1802年エラール製による2011年クリストファー・クラーク製復元楽器
 録音:2012年6月27-29日 パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク円形劇場

Disc4
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
● ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
● ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111


 アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
 使用楽器:1828年グラーフ製オリジナル(エートヴィン・ビュンク修復)
 録音:2009年7月 オランダ、ドープスヘジンデ教会

Disc5
シューベルト:
● 即興曲 Op.90, D.899
● 即興曲 Op.142, D.935


 アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
 使用楽器:1810年ミュラー製オリジナル、1830年シャンツ製オリジナル(エートヴィン・ビュンク修復)
 録音:2009年7月13-14日 オランダ、ドープスヘジンデ教会

Disc6
● ストラヴィンスキー:協奏曲変ホ長調 『ダンバートン・オークス』(作曲者による2台ピアノ版)
● サティ:ソクラテス(ジョン・ケージ編曲による2台ピアノ版)
● ストラヴィンスキー:2台のピアノのための協奏曲
● サティ:シネマ〜『本日休演』のための幕間音楽(ダリウス・ミヨーによる4手ピアノ版、リュビモフによるプリペアド)


 アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
 ヴャチェスラフ・ポプルーギン(ピアノ)
 使用楽器:1920年製プレイエル、1906年製ガヴォー、1909年製ベヒシュタイン
 録音:2015年6月16-18日 オランダ、ドープスヘジンデ教会

Disc7
1. アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番『マサチューセッツ州コンコード、1840年〜60年』
2. ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
3. ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1


 アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
 マリアンネ・ヘンケル(フルート:アイヴズ)
 ライヴ録音:1997年ドイツ、クロイト(1) 1999年モスクワ(2,3)

ユーザーレビュー

総合評価

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いったい何人のピアニストがこのアルバムに...

投稿日:2021/07/22 (木)

いったい何人のピアニストがこのアルバムに参加しているのだろうか?と思わせるようなリュビモフbox。7枚のアルバムに9人の大作曲家。枚数はベートーヴェンがいちばん多いのだが(と言っても2枚)、モーツァルトとシューベルトに魅了されたと言っても過言ではない。ウィーン古典派から新ウィーン学派、海を渡りアイヴズ、さらに時代を超越したサティとストラヴィンスキー。何年かしたら、全てを網羅したコンプリートboxが出るのだろうが、それまでの楽しみとしては十分だろう。引退宣言撤回のニュースはないのだろうか?

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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