パトリシア・ハイスミス

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ふくろうの叫び

パトリシア・ハイスミス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309460833
ISBN 10 : 4309460836
フォーマット
出版社
発行年月
1991年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
358p;15X11

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読書メーターレビュー

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  • eirianda さん

    底意地の悪さを描くの上手いな。人間ってこんな気持ち持ち合わせているって思う。今ならハラスメントで槍玉にあげられる類いの…立場、状況、相手によって貶めずにはいらない。で行くところまで行っちゃう。周りの反応も、ネットリンチみたい。極端な登場人物ばかりと思う人の方が、自分の内なる悪を見ないようにしてる、とここまで思う私もパラノイアの女王の下僕なのだわ。心弱い主人公もヒロインも悪者の元妻と元彼も、すべてハイラインの中にいるはず。ラストがまた後味悪いし!いい意味で。

  • チヒロール さん

    ハイスミス氏初読み。男女4人が織りなす愛憎心理劇サスペンス。結婚生活に失敗した男の楽しみは一人の若い女が幸せそうに暮らす様子を覗き見ること。ただ見ているだけで幸福だったのに‥。二人があの日出会ってしまった事が悲劇的な結末へと繋がってゆく。女の婚約者、男の元妻の復讐、独占欲、嫌がらせ等あり得ない行動描写にハラハラ。主人公の男に関わる人は次々と亡くなってゆく。「死の象徴」と書かれた意味とタイトルのふくろう。ふくろうはフランスでは不吉を意味するらしい。不安感を表す描写も秀逸、とても夜には読めない程に。

  • mak2014 さん

    『太陽がいっぱい』が映画のイメージとの違いに戸惑ったこともあり、なじめず、十数年ぶりのハイスミス2作目。ミステリー、サスペンスというより昼ドラ的4人の男女の愛憎関係ドラマ。読み終わってから気付いたが4人揃うことはないんだ。男女の憎しみあいと50年くらい昔のアメリカの郊外の人間関係の煩わしさ、人の目のうるささが描かれていてとてもおもしろく(楽しくはないけど)読めた。また今度ハイスミスを読んでみたい。

  • けいちゃっぷ さん

    ハイスミスは「かたつむり」という短編を読んだ覚えはありますが『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』などの作者なのですね。 心理サスペンスなのだろうか、もたつきながらも先が見えない展開。 主人公ロバートの妻だったニッキーが強烈すぎて思わず笑ってしまった。 果たして病んでいたのはロバートだけだったのだろうか。 多分、全員が病んでいたのだな。 358ページ

  • のじ さん

    ハイスミスを久々に何冊か読んでみようって気になって、かなり久しぶりに再読。やたらと突き抜けた変な人がわんさかと出てくるんだけど、けっこういそうな気もするキャラクターなのがすごい。主人公の元妻はもんのすごく嫌なヤツなんだけど、なぜ結婚したのかとすごくモヤモヤする。警察も役立たずぶりが突き抜けてて、大丈夫なのかそれで?と思ったりするが今もアメリカではこんな感じなんだろうか。こわい。久々に読んだけどやっぱり面白かった!他のも読んでみるかもー。

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パトリシア・ハイスミス

1921年テキサス州フォートワースに生まれ、ニューヨークで育つ。初期長編作品『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞(1957年)、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞(1964年)を受賞。鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察に裏

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