CD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲 ラン・ラン(ピアノ)(ベルリン・セッション&ライプツィヒ・ライヴ)(4CD)(ハードブック装丁)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4819701
組み枚数
:
4
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤, デラックスエディション,輸入盤

商品説明


静寂と躍動の万華鏡、ラン・ラン新境地。ハードブック装丁限定盤

ラン・ラン、待望の新録音は『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』。期せずして世界がコロナ禍と苦闘する中でのリリースとなりましたが、我々の心の奥深くに響く癒しの音楽を届けてくれるアルバムです。ベルリン、イエス・キリスト教会におけるスタジオ録音とライプツィヒ、聖トーマス教会での公演ライヴ録音の2種を収めたハードブック仕様の4枚組デラックス版。
 前作『ピアノ・ブック』ではピアノ学習者の定番レバートリーや世界中各地の親しまれている音楽で、ピアノや音楽の喜びを世界中に伝えたラン・ラン。ジャンルを超え、世界を代表するピアニストとしてさらなる活躍を続けています。最近では新型コロナ・ウィルスの危機を阻止する集団行動を呼びかける「Global Citizen『One World: Together At Home』」特別放送に出演、レディー・ガガやセリーヌ・ディオン、ボチェッリとの豪華共演も記憶に新しいところです。
 今回挑むバッハの偉大な『ゴルトベルク変奏曲』は、比類なき芸術性と華麗さでピアノ芸術の中でも独自の地位を占める傑作。バロック鍵盤芸術の最高峰であり、鍵盤楽器奏者にとってのエヴェレストと形容されるように最高の技術と音楽性を要求される難曲です。
 ラン・ランは20年以上にわたってこの傑作を探求し続け、その間エッシェンバッハやアーノンクールといった偉大な先人たちの薫陶を受け、録音に向けて現代最高のチェンバロ奏者、アンドレアス・シュタイアーと意見交換するなど、自身の解釈を深め、満を持してこの録音を決行。腕の故障からの復帰や結婚を経て、さらなる人間的・音楽的成熟を果たし、芸術性の新たなステージに立ちました。知・情・意の素晴らしいバランスで深く心に訴える演奏を展開しています。
 デラックス・バージョンに収められた録音は、スタジオ録音に先立つ10日前に、バッハが音楽監督(トーマスカントル)を務め、バッハの墓が教会内部にあるライプツィヒの聖トーマス教会で行われた公演ライヴ。熟考を重ねた内省的なスタジオ録音と、自発性を伴う伸び伸びとした演奏のライヴ録音の両方をお楽しみいただけます。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1-2
● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988


 ラン・ラン(ピアノ)

 録音時期:2020年3月15-18日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Disc3-4
● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988


 ラン・ラン(ピアノ)

 録音時期:2020年3月5日
 録音場所:ライプツィヒ、聖トーマス教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

ラン・ランは17歳の時、この曲を暗譜で、ピアニスト/指揮者のクリストフ・エッシェンバッハの前で演奏。これをきっかけに、彼はバッハ作品の解釈について、著名な音楽家たちの教えを仰ぐようになったといいます。
 『ゴルトベルク変奏曲』について、ラン・ランは「これは鍵盤楽器のために書かれた作品の中でも、最も例外的な作品であり、創造力がみなぎっていると同時に、最高に多次元的です。全身全霊を傾けることを要求されると同時に、自分に何が欠けており、いまから何を学ぶべきかを、教えてくれます。私は今38歳です。年寄りではないですが、自分の音楽家としての成長のうえで、新たなステージに進むべき時がきたと、考えています。そこで『ゴルトベルク変奏曲』を通して新たな領域へ足を踏み入れ、このプロジェクトに完全に没入したのです。私が演奏家として目指しているのは、よりいっそう自己を認識し、聡明になると同時に、ほかの人たちに刺激を与え続けること。その目標は常に自分の中にありますが、今回のプロジェクトは、そんな私の歩みをさらに前へと進ませてくれました」とコメントしています。
 2020年3月、ラン・ランはライプツィヒの演奏会でこの変奏曲を演奏。ライプツィヒはバッハが30年近く創作活動をおこなった場所で、彼の墓も会場となった聖トーマス教会にあります。そんなバッハゆかりの場所での演奏後間もなく、ラン・ランは同楽曲をスタジオで録音。アルバムのデラックス・エディションには、この2種類の録音が収録されています。このようにライヴとスタジオの録音が1つのパッケージで同時にリリースされるのは、世界初の試み。
「あのリサイタルのときほど、バッハを身近に感じたことはなかった」とラン・ランが語るほど自然体のライヴ盤の演奏と、集中し考え抜かれたスタジオ録音での演奏を1つのパッケージで楽しむことができます。
 1741年の後半に出版された『ゴルトベルク変奏曲』は、ピアノ芸術の中でも独自の地位を占める傑作。バロック鍵盤芸術の最高峰であり、鍵盤楽器奏者にとってのエヴェレストと形容されることもあるほどで、最高の技術と音楽性を要求される難曲です。(輸入元情報)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Aria
  • 02. Variatio 1 a 1 Clav.
  • 03. Variatio 2 a 1 Clav.
  • 04. Variatio 3 Canone all'Unisono. a 1 Clav.
  • 05. Variatio 4 a 1 Clav.
  • 06. Variatio 5 a 1 ovvero 2 Clav.
  • 07. Variatio 6 Canone alla Seconda. a 1 Clav.
  • 08. Variatio 7 a 1 ovvero 2 Clav. Al tempo di Giga
  • 09. Variatio 8 a 2 Clav.
  • 10. Variatio 9 Canone alla Terza. a 1 Clav.
  • 11. Variatio 10 Fughetta. a 1 Clav.
  • 12. Variatio 11 a 2 Clav.
  • 13. Variatio 12 Canone alla Quarta. (a 1 Clav.)
  • 14. Variatio 13 a 2 Clav.
  • 15. Variatio 14 a 2 Clav.
  • 16. Variatio 15 Canone alla Quinta. a 1 Clav. Andante

ディスク   2

  • 01. Variatio 16 Ouverture. a 1 Clav.
  • 02. Variatio 17 a 2 Clav.
  • 03. Variatio 18 Canone alla Sesta. a 1 Clav.
  • 04. Variatio 19 a 1 Clav.
  • 05. Variatio 20 a 2 Clav.
  • 06. Variatio 21 Canone alla Settima. (a 1 Clav.)
  • 07. Variatio 22 a 1 Clav. Alla breve
  • 08. Variatio 23 a 2 Clav.
  • 09. Variatio 24 Canone all'Ottava. a 1 Clav.
  • 10. Variatio 25 a 2 Clav. Adagio
  • 11. Variatio 26 a 2 Clav.
  • 12. Variatio 27 Canone alla Nona. a 2 Clav.
  • 13. Variatio 28 a 2 Clav.
  • 14. Variatio 29 a 1 ovvero 2 Clav.
  • 15. Variatio 30 Quodlibet. a 1 Clav.
  • 16. Aria da Capo

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ユーザーレビュー

総合評価

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ランランの演奏を個性的というのは、あまり...

投稿日:2020/12/06 (日)

ランランの演奏を個性的というのは、あまりにも音楽を知らなすぎる批評である。グールドとは対極にある演奏を個性的というのは「糞も味噌も」一緒にした単なる感想の域を出ていない。ランランの演奏は若さ余って「力任せに」演奏することが「バッハの演奏解釈」と誤解しているようである。バッハの作品が和声法に頼らず、対位法の局地を作品として残したものであることは、自明である。 二段鍵盤のハープシコードの作品をピアノで演奏すること自体、無理がある。その点をどのように咀嚼して演奏するかは演奏者の力量となる。このCDの録音は、オンマイクでとても聞きにくい録音である。このような演奏と録音が21世紀の主流となることはないであろう。ゴールドベルク変奏曲は、グールドをはじめシフ、ケンプ、ヒューイット、ペライア、タローなど数多く出されている。したがって演奏批評も百花総論である。ランランの一番の欠点は装飾音符を実音と同様に演奏している事である。装飾音符はあくまで装飾音符であり実音ではない。この点を弾き分けられないとこのような力任せの演奏になってしまう。ライブの演奏を聞いたが、こちらの方が遥かに優れた演奏と録音である。ライブを星二つ、セッションは星一つとしたい。

ゲゲゲアサ さん | 神奈川県 | 不明

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ロマンティックでかなり個性的な演奏です。...

投稿日:2020/09/26 (土)

ロマンティックでかなり個性的な演奏です。バッハ演奏はこうあるべきといった声など意に介さず、自分の演奏で貫かれています。変奏ごとに緩急差が激しいのですがまったく違和感がない。緩においても弛むことは皆無で、弱音の使い方など大変な魅力で、それによってむしろ緊張感がみなぎります。  ※まだスタジオ録音しか聴いていませんがこの感動ですから、ライヴ録音がまた楽しみです。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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