CD

『バッハ名演集』 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POCG90107
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤

商品説明

アンコール・プレス 限定盤
ケンプ名盤1000 (4)

『バッハ名演集』
J.S.バッハ:
・イギリス組曲第3番ト短調 BWV808
・カプリッチョ変ロ長調『最愛の兄の旅立ちにあたって』 BWV992
・トッカータとフーガ ニ長調 BWV912
・フランス組曲第5番ト長調 BWV816
 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

 録音:1975年4月、ハノーファー(ステレオ)

ケンプにとってはバッハはベートーヴェンとは別の意味で重要な存在でした。祖父、父、兄がいずれも協会のオルガニストや楽長を務め、少年時代からバッハの音楽、特にオルガン曲とカンタータに強い影響を受けました。実際、ピアニストとしてだけでなく、青年期にはオルガニストとしても演奏活動を行っており、95年の人生で培ってきたバッハへの造詣の深さが晩年の録音で開花したといえるでしょう。ここに聴くケンプのバッハは技巧や誇張を超越し、限りないまでに敬虔で気高い精神に満ちており、その澄んだ一音一音の表現に深い感銘を誘われる彼独自の世界となっています。(UNIVERSAL MUSIC)

内容詳細

この録音が行なわれたのはケンプが80歳の頃で、まだ度々来日して公演していた。小生も何度か生の演奏に触れ、決して悪い印象は残っていないが、今こうして当時の演奏を音だけで聴くのはかなり辛いものがある。一言で言えば技術の衰えが限度を越えている。(寺)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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ケンプのバッハは、私にとって、生涯の名盤...

投稿日:2020/03/19 (木)

ケンプのバッハは、私にとって、生涯の名盤の一つです。 飾ったところなど、全くありませんが、本当に語りかけるがごとき演奏で、心が静まり幸福な気分になれます。 どことなく、シフの演奏に似ている感じがします。 シフがDECCAでバッハの主要独奏曲全集が出ていますが、ケンプは出ていませんので、是非、一枚一枚お買い求めになることをお勧めします。 絶対に損はありません。 録音状態も決して悪くはありません。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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ケンプ名盤1000「バッハ名演集」を持っ...

投稿日:2015/01/06 (火)

ケンプ名盤1000「バッハ名演集」を持っています。(98.3.5発売76.5.1復刻版。pocg90107) その復刻版だと思われます。 「技術の衰えが耐えられないレベル」との記述を不当に感じました。その上でのレビューです。 そもそもケンプさんが「技術に優れている」ことなどあったでしょうか?若いときのピアノは少し早く弾いていました。しかし打鍵がきちんとせず、音に芯がなかったように感じます(私は若い頃の演奏はあまり好きではありません)やわらかい女性のようなかわいらしい音でした。 さて、なぜピアノが「上手ではない」ケンプさんがなぜ「ピアニスト」になったのでしょうか?もともとオルガン弾きだったからだと予想しています。「オルガン弾けるんだからピアノ弾けるでしょ?」ということになったのではないか?そうなると、「私はピアニスト!!」という意識でピアニストになった人とは演奏が異なるのも頷けます。ピアノは叩くことで音が出る。オルガンは押さえることで音が出る。そのためか、初期のケンプさんの音は芯をとらえてなくてのぺーっと感じてしまうのです。 ケンプさんは年とともに「ピアノが上手になった」という評論をどこかでみたのですが、私は全面的に賛成です。リズムがくるってすべるようなことは、まずない。芯がしっかりしていて、一音一音、音質が考えられていたり、音の流れがとても美しい。ペダルでごまかしたりしない。遅くてミスタッチがあるので不当に評価されているのかも。 晩年、バッハ研究に没頭しました。バッハの楽譜を研究し「ケンプ編」の楽譜も出版されました。バッハ研究をしていて、なぜ古楽器を使ったり、オルガン弾きに戻らなかったのでしょう? 実は、ピアノの音色の可能性、現代ピアノでのバッハ演奏を考えた結果だと思うのです。そういった意味で、バッハと共に現代ピアノをこよなく愛したピアノ弾きだったと思います。 さて、このバッハは「荘厳さ」や「厳格さ」はありません。音は芯がしっかりしていて温かい感じ。自動演奏のような均一な感じや、かくかくした古楽器の感じがまったくありません。荘厳で重々しいバッハを求めている方にはおススメしません。 私は「バッハはつまんない音楽家だな〜」なんて思っていますが、ケンプ演奏だけは別。作曲家なんて誰でもよくて、なんだかCDから素敵なピアノの音が聴こえてくるのです。 ピアノの音がちょっと苦手という方、ぜひ。私も「ピアニスト」のピアノの音は苦手です。ケンプさんがいたからピアノを続けてきました。ケンプさんがいたからピアノを大好きでいられました。 ピアノ界全般においては、まず正確無比なテクニックが要求され、表現も客観性が重視される傾向が強いと言えるだろうが、その点ケンプは、今日の多くのピアニストが誇っているような高度に磨きぬかれた完璧までのテクニックは若い頃からあまりなかったといえる。しかしその朴訥とした語り口から紡ぎだされる音楽に感じられるヒューマンなぬくもりは、今日の優秀なピアニストたちからはあまり聴く事ができないものであった〜ライナーノート{福本健}より

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LPの時から繰り返して聴いてきた盤です。ケ...

投稿日:2008/11/14 (金)

LPの時から繰り返して聴いてきた盤です。ケンプのバッハは決してテクニックを駆使してのものではありませんがその静かな精神性を聴かせるという姿勢より聴く者が自然とそういう姿勢に結果的になっている、その時間の有難さに感謝・感謝の各トラックであります。昔からバックハウスよりは編曲を多く手がけていたケンプの自在さは人間の素晴らしさをも味わえます。決して安っぽい「これ見よがし」「これ聴けがし?」ではない盤で遺しておきたいものです。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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