CD 輸入盤

交響曲全集 ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(33CD限定盤)

ハイドン(1732-1809)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4781221
組み枚数
:
33
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

膨大なハイドンの交響曲を、比較的短期間のうちに全集にまとめあげた歴史的力作。収録時期が近いため、作風の時系列的変遷や、グループ別の比較など容易に行なえるのが特徴で、全曲揃って高水準な演奏もあって、その資料的・音楽的価値はまさに絶大。
 指揮者のアンタル・ドラティ[1906-1988]は、ハンガリーの生んだ名指揮者で、2006年に生誕100周年を迎えたということで記念盤もリリース、再び注目を集めています。そのオーケストラ・ビルダーとしての実力はいまだに評価が高く、このハイドン全集はじめ、師のバルトークやコダーイの作品のほか、ストラヴィンスキー、チャイコフスキー、ワーグナーからペッテションにいたるまで、多くの作品で辣腕ぶりを発揮していました。ハイドンでは交響曲の成功を受けて、CD20枚(Vol.1Vol.2)に及ぶオペラの大量録音もおこなっており、この作曲家の権威としての存在感を強く示して圧倒的です。
 オーケストラの「フィルハーモニア・フンガリカ」は1956年のハンガリー動乱の際、国外に脱出した音楽家によって翌1957年にウィーンで結成されたオーケストラ。最初、同じハンガリー人であるドラティが音楽監督を務めますが、その後、西ドイツ政府の反ソ連キャンペーンの一環として資金援助を受けられることとなり、ヴェストファーレン州のマール市に本拠地を移して活動を継続。州と市からも資金を獲得してオーケストラは運営され、ハンガリー人以外の楽員も参加するようになって演奏水準が向上、1960年代から1970年代にかけて迎えた黄金時代にハイドンの交響曲を全曲録音するという偉業に挑むこととなります、その後も約30年に渡って活動を続けますが、社会体制の大幅な変化により、政府からの資金援助が停止、2001年にその45年の歴史を閉じることとなりました。
 この全集はそんな彼らの名を永遠不滅のものとする見事な内容を持ったもので、一貫して端正なアンサンブルと高度に揃った演奏水準のおかげで、各作品ごとの個性をよく理解することができます。
 
CD1
・交響曲第1番ニ長調 Hob.I.1
・交響曲第2番ハ長調 Hob.I.2
・交響曲第3番ト長調 Hob.I.3
・交響曲第4番ニ長調 Hob.I.4
・交響曲第5番イ長調 Hob.I.5
CD2
・交響曲第6番ニ長調『朝』 Hob.I.6
・交響曲第7番ハ長調『昼』 Hob.I.7
・交響曲第8番ト長調『夕』 Hob.I.8
CD3
・交響曲第9番ハ長調 Hob.I.9
・交響曲第10番ニ長調 Hob.I.10
・交響曲第11番変ホ長調 Hob.I.11
・交響曲第12番ホ長調 Hob.I.12
CD4
・交響曲第13番ニ長調 Hob.I.13
・交響曲第14番イ長調 Hob.I.14
・交響曲第15番ニ長調 Hob.I.15
・交響曲第16番変ロ長調 Hob.I.16
CD5
・交響曲第17番ヘ長調 Hob.I.17
・交響曲第18番ト長調 Hob.I.18
・交響曲第19番ニ長調 Hob.I.19
・交響曲第20番ハ長調 Hob.I.20
・交響曲第21番イ長調 Hob.I.21
CD6
・交響曲第22番変ホ長調『哲学者』 Hob.I.22
・交響曲第23番ト長調 Hob.I.23
・交響曲第24番ニ長調 Hob.I.24
・交響曲第25番ハ長調 Hob.I.25
CD7
・交響曲第26番ニ短調『ラメンタツィオーネ』 Hob.I.26
・交響曲第27番ト長調 Hob.I.27
・交響曲第28番イ長調 Hob.I.28
・交響曲第29番ホ長調 Hob.I.29
CD8
・交響曲第30番ハ長調『アレルヤ』 Hob.I.30
・交響曲第31番ニ長調『ホルン信号』 Hob.I.31
・交響曲第32番ハ長調 Hob.I.32
・交響曲第33番ハ長調 Hob.I.33
CD9
・交響曲第34番ニ短調 Hob.I.34
・交響曲第35番変ロ長調 Hob.I.35
・交響曲第36番変ホ長調 Hob.I.36
・交響曲第37番ハ長調 Hob.I.37
CD10
・交響曲第38番ハ長調『エコー』 Hob.I.38
・交響曲第39番ト短調 Hob.I.39
・交響曲第40番ヘ長調 Hob.I.40
・交響曲第41番ハ長調 Hob.I.41
CD11
・交響曲第42番ニ長調 Hob.I.42
・交響曲第43番変ホ長調『マーキュリー』 Hob.I.43
・交響曲第44番ホ短調『悲しみ』 Hob.I.44
CD12
・交響曲第45番嬰ヘ短調『告別』 Hob.I.45
・交響曲第46番ロ長調 Hob.I.46
・交響曲第47番ト長調 Hob.I.47
CD13
・交響曲第48番ハ長調『マリア・テレジア』 Hob.I.48
・交響曲第49番ヘ短調『受難』 Hob.I.49
・交響曲第50番ハ長調 Hob.I.50
CD14
・交響曲第51番変ロ長調 Hob.I.51
・交響曲第52番ハ短調 Hob.I.52
・交響曲第53番ニ長調『帝国』 Hob.I.53
CD15
・交響曲第54番ト長調 Hob.I.54
・交響曲第55番変ホ長調『校長先生』 Hob.I.55
・交響曲第56番ハ長調 Hob.I.56
CD16
・交響曲第57番ニ長調 Hob.I.57
・交響曲第58番ヘ長調 Hob.I.58
・交響曲第59番イ長調『火事』 Hob.I.59
CD17
・交響曲第60番ハ長調『うかつ者』 Hob.I.60
・交響曲第61番ニ長調 Hob.I.61
・交響曲第62番ニ長調 Hob.I.62
CD18
・交響曲第63番ハ長調『ラ・ロクスラーヌ』 Hob.I.63
・交響曲第64番イ長調『時の移ろい』 Hob.I.64
・交響曲第65番イ長調 Hob.I.65
CD19
・交響曲第66番変ロ長調 Hob.I.66
・交響曲第67番ヘ長調 Hob.I.67
・交響曲第68番変ロ長調 Hob.I.68
CD20
・交響曲第69番ハ長調『ラウドン』 Hob.I.69
・交響曲第70番ニ長調 Hob.I.70
・交響曲第71番変ロ長調 Hob.I.71
CD21
・交響曲第72番ニ長調 Hob.I.72
・交響曲第73番ニ長調『狩』 Hob.I.73
・交響曲第74番変ホ長調 Hob.I.74
CD22
・交響曲第75番ニ長調 Hob.I.75
・交響曲第76番変ホ長調 Hob.I.76
・交響曲第77番変ロ長調 Hob.I.77
CD23
・交響曲第78番ハ短調 Hob.I.78
・交響曲第79番ヘ長調 Hob.I.79
・交響曲第80番ニ短調 Hob.I.80
CD24
・交響曲第81番ト長調 Hob.I.81
・交響曲第82番ハ長調『熊』 Hob.I.82
・交響曲第83番ト短調『めんどり』 Hob.I.83
CD25
・交響曲第84番変ホ長調 Hob.I.84
・交響曲第85番変ロ長調『王妃』 Hob.I.85
・交響曲第86番ニ長調 Hob.I.86
CD26
・交響曲第87番イ長調 Hob.I.87
・交響曲第88番ト長調『V字』 Hob.I.88
・交響曲第89番ヘ長調 Hob.I.89
CD27
・交響曲第90番ハ長調 Hob.I.90
・交響曲第91番変ホ長調 Hob.I.91
・交響曲第92番ト長調『オックスフォード』 Hob.I.92
CD28
・交響曲第93番ニ長調 Hob.I.93
・交響曲第94番ト長調『驚愕』 Hob.I.94
・交響曲第95番ハ短調 Hob.I.95
CD29
・交響曲第96番ニ長調『奇蹟』 Hob.I.96
・交響曲第97番ハ長調 Hob.I.97
・交響曲第98番変ロ長調 Hob.I.98
CD30
・交響曲第99番変ホ長調 Hob.I.99
・交響曲第100番ト長調『軍隊』 Hob.I.100
・協奏交響曲変ロ長調(Op.84) Hob.I.105
CD31
・交響曲第101番ニ長調『時計』 Hob.I.101
・交響曲第102番変ロ長調 Hob.I.102
・交響曲"A" Hob.I.107 変ロ長調
CD32
・交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』 Hob.I.103
・交響曲第104番ニ長調『ロンドン』 Hob.I.104
・交響曲"B" Hob.I.108 変ロ長調
CD33
・交響曲第22番変ホ長調『哲学者』 Hob.I.22(第2稿)
・交響曲第53番ニ長調『帝国』 Hob.I.53〜フィナーレ異稿3種
・交響曲第63番ハ長調『ラ・ロクスラーヌ』 Hob.I.63(第1稿)
・交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』 Hob.I.103〜フィナーレ異稿

 フィルハーモニア・フンガリカ
 指揮:アンタル・ドラティ

 録音時期:1969〜1972年(ステレオ)
 録音場所:聖ボニファティウス教会、マール、ドイツ(セッション)
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンスン、ジョン・モードラー
 エンジニア:コリン・ムーアフット、ジョン・ダンカーリー、ケネス・ウィルキンスン、他

収録曲   

クラシック曲目

すべての収録曲を見る

  • Franz Joseph Haydn (1732 - 1809)
    Symphony no 1 in D major, H 1 no 1
    演奏者 :

    指揮者 :
    Dorati, Antal
    楽団  :
    Philharmonia Hungarica
    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : by 1759, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , []
  • Franz Joseph Haydn (1732 - 1809)
    Symphony no 2 in C major, H 1 no 2
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : by 1764, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , []

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
24
★
★
★
★
☆
 
3
★
★
★
☆
☆
 
2
★
★
☆
☆
☆
 
3
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
アンタル・ドラティ氏の、品があって優雅な...

投稿日:2011/05/20 (金)

アンタル・ドラティ氏の、品があって優雅な演奏は、オーケストラの上手さによって最高のハイドン全集となりました。 デッカの優秀な録音と、どれをとっても凡演のないのは、素晴らしいです。 こうして、ハイドンの交響曲を全て聴いてみると、そのアイディアの豊かなこと、オーケストレーションの素晴らしさ、主題の魅力的なこと、そしてそれを展開していく、ユーモアを伴った作曲技法等に本当に感心します。 明るい長調の曲の中に現れる短調の、なんとも心惹かれるパッセージなどは、モーツァルトをも凌ぐものを感じる瞬間が多々有ります。また。モーツァルトの作品で聴こえる旋律が、既にハイドンが書いていることなども興味深いです。 私は、特に第53番の曲と演奏に参りました。 とっても魅力的な作品を、ドラティ氏はまるでライブ録音のような熱気で演奏し、フィルハーモニア・フンガリカも、そのものすごく早いテンポにも全く乱れずに表現しきっているところなどは心からの感動します。

youone さん | 東京都 | 不明

4
★
★
★
★
★
デッカは本当にいい仕事をしてくれています...

投稿日:2010/12/22 (水)

デッカは本当にいい仕事をしてくれています。ドラティ+フィルハーモニア・フンガリカのこのハイドン交響曲全集は休日を充実した日にしてくれます。温かみと精緻なアンサンブルが気持ちいいです。

engage 1 さん | 千葉県 | 不明

2
★
★
★
★
★
この全集を手に出来たことが素直に嬉しい。...

投稿日:2010/09/19 (日)

この全集を手に出来たことが素直に嬉しい。このドラティ盤はこれまでハイドンに食指の動かなかった人にも是非聴いてほしい。この演奏、そして33枚組全集がこの価格、大バーゲン以外の何物でもない。他の方も書かれているが、良質なアナログ録音がこれほどまでに素晴らしいとは! 

銭形平次 さん | 所在地 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ハイドン(1732-1809)

ハイドンは1732年に生まれ、1809年に亡くなっています。その77年の生涯は、29歳から58歳までを過ごした30年に及ぶエステルハージ時代を中心に、それ以前とそれ以降の3つの時期に分けて考えることができます。「エステルハージ以前」の28年間は、幼少期の声楽やさまざまな楽器演奏の修行、青年期に入ってからの作曲の勉強に

プロフィール詳細へ

ハイドン(1732-1809)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト