トーマス・ベルンハルト

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昏乱

トーマス・ベルンハルト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309208466
ISBN 10 : 4309208460
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;20

内容詳細

「世界は崩潰するような気がします。それとも自ら滅さずにいられないのは自然のほうでしょうか」峡谷の山村を往診で経めぐる医者とそれに付き従う息子、ふたりが出会う患者たちはそれぞれが暗い混沌をかかえていた―。静謐な狂気が果てしなく渦巻く暗黒の巨匠ベルンハルトの長篇。

【著者紹介】
池田信雄 : 1947年生まれ。ドイツ文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かわうそ さん

    一見論理的だけど実は精神を病んでるっぽい人の心の声が脈絡なく奔流のように垂れ流される後半が圧巻というか何じゃこりゃというか。ここまでくるとそういうものとして受け止めるだけでそれ以上の感想もあまりないけれど面白くないわけでもないのが面白いところ。

  • hasegawa noboru さん

    暗い、徹底してネガティブで死の臭いする底知れぬ闇の深さを漂わせる。救いはないが、1960年代刊行時点の小説でこの救いがたさが記してあるということのみが救いだ。後半「伯爵」の章立て以降半分以上を占めて狂気の伯爵によって繰り出される改行なしの怒涛のことば、長広舌に圧倒される、ベルンハルト節炸裂。<ひとつの国民全体が」と侯爵は言った「何世紀もの間意識不明状態におかれ、その意識不明状態の中で歴史を作っているのが実状だ>大戦以後までのオーストリアをふまえての言だろうが、半世紀以上を経たどこかの国をピタリ予測する。

  • バナナフィッシュ。 さん

    外界と交流を持たずにいるとろくなことにはならないな。息子に対する誇大妄想に、周りの人間に対する誹謗中傷、挙げ句の果てには親切な聞き手にまで一言いう始末。こんな身内は嫌だと思うばかりだけれど、普通に考えて精神疾患なのだとは思う。

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