デイヴィッド・J・リンデン

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脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ 河出文庫

デイヴィッド・J・リンデン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464435
ISBN 10 : 4309464432
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
追加情報
:
376p;15

内容詳細

脳はその場しのぎの、場当たり的な進化によってもたらされた!脳は燃費が悪くて、情報伝達も遅くて非効率。だからこそ「人間らしさ」がもたらされた。性格や知能は氏か育ちか、男女の脳の違いとは何か、なぜ奇想天外な夢を見るのか、宗教が存在する理由とは、などの身近な疑問を説明しながら、脳にまつわる常識を覆す名著!

目次 : 第1章 脳の設計は欠陥だらけ?/ 第2章 非効率な旧式の部品で作られた脳/ 第3章 脳を創る/ 第4章 感覚と感情/ 第5章 記憶と学習/ 第6章 愛とセックス/ 第7章 唾眠と夢/ 第8章 脳と宗教/ 第9章 脳に知的な設計者はいない

【著者紹介】
デイヴィッド・J.リンデン : 神経科学者。ジョンズ・ホプキンス大学医学部教授。主に細胞レベルでの記憶のメカニズムの研究に取り組むとともに、脳神経科学の一般向けの解説にも力を入れている

夏目大 : 1966年大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務した後、翻訳家に。現在、翻訳学校フェロー・アカデミーの講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • コットン さん

    色々な脳の関しての話。同時に複数種の感覚が本人の意思とは関係なく反応してしまうという共感覚の話が面白い。例えば個々の音にたいして、色が見える。(ドの音なら赤、ファ#なら紫というように)。この共感覚を持った人が200人に1人ぐらいではないかといわれているのが多い気がする。ほかにもニューロンやシナプスの振る舞いについても詳しく書かれている。

  • keroppi さん

    読友さんのレビューを読んで、人間の脳と心にとても興味があり、読んでみた。人間の脳は、その場しのぎや場当たり的な進化によってもたらされたという。そんな進化を経た脳は、人間ならではのセックスや宗教や夢を生んでゆく。図解も多用しながら科学的に分析していく説明は、脳の不可思議さをあらためて実感する。人間の脳と心というものには興味が尽きない。

  • Vakira さん

    意識の存在、進化と思考、愛と生殖、睡眠と夢。僕が非常に興味のあるところ。この辺がテーマとして掲載されている本は思わず読んでしまう。この本、題名からは想像できませんでしたが、掲載内容はジャストマッチ。リンデンさん図を使用して脳科学を判り易く説明。今回の収穫、@人間の形成(知能、運動神経、性格等)は遺伝か?環境か?A愛は麻薬か?B夢と宗教の関係。非常に腑に落ちました。脳は決して素晴らしくデザインされたものではなく悠久の時間の中で淘汰を繰り返し今に至る。爬虫類が持ってる部分が未だ残っていたりする。

  • 吟遊 さん

    地位を築いた脳科学者が、一般向けに書いた本。脳は、進化の過程で、古い部分に継ぎ足し、継ぎ足しでできているため、最初から素晴らしい機能的なものとして出来上がったのとは反対だ、と。ニューロンの電気信号伝達速度も遅い、と。とはいえ、ポリコレを厳守しながら、脳科学の楽しさを伝えようとしてくれる本。

  • ゆきだるま さん

    脳の構造、記憶、睡眠、性差など、興味深いトピックばかり。とにかくこんな精緻でありながら、構造は進化ごとに古い脳に新しいものを積み上げていっただけということに驚く。そしてその構造が、無意識の行動にもつながるんだな。簡単に記憶捏造しちゃうとこ、人の作品を自分のオリジナルと思いこむとか、たしかに悪気なくてある。そう思うと、人の理性って信用ならないよなあ、となる。

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