テア・フォン・ハルボウ

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メトロポリス 創元推理文庫

テア・フォン・ハルボウ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488550011
ISBN 10 : 4488550010
フォーマット
出版社
発行年月
1988年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,364p

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読書メーターレビュー

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  • ざるこ さん

    1927年映画化の作品。当時から100年後の未来が描かれる。まさに現在。巨大な機械都市メトロポリス。高度な文明を築きながら、実際は上流階級と地下都市で働く労働者に二極化された階級社会。始めから装飾や比喩の多い文体で読みづらい。神話的&宗教色が強いのも苦手分野で苦戦。映画の場面が掲載されてるので慣れてくると劇を観てる感覚。この時代すでにアンドロイドの構想があったのかと驚く。労働者の反乱によるメトロポリス崩壊の物語だけど、権力者フレーデルセンの親子愛が軸かな。代償は大きすぎるけど。

  • hope さん

    確信。名作は時代を超越する。つまり、人間の本質は何も変わらない。 「頭と手が不仲になりました。同じ言葉が一方では祈り、他方では誹謗でした。仲介者が必要なのです。それは心です」 100年前、いやもっともっと古い時代から、テクノロジーやライフスタイルは移り変わっても、人類は何も変わっていないし、きっと未来も変わらない。

  • どらがあんこ さん

    父/子、資本者階級/労働者階級など様々な構造が浮き彫りになるもののただそれだけで終わらない。その構図で捉えられないもの、それに魅力があることで本作はSF足るのだろうと。大寺院の描写が魅力的。

  • Valkyrie さん

    100年近く前に書かれた「ディストピアSF」になるのかな。貧富の差が激しい機械化されたメトロポリスを支える抑圧された労働者階級の反乱劇。その裏で暴動を扇動する影と常に渦中にある二人のマリアの存在。今となっては「古典」であってSF感は少ないけど、じっくり読ませる良作ではないだろうか。吉原遊廓が元と思われる「ヨシワラ」にブレードランナーの芸者と強力わかもとのビル広告を思い出した。西洋視点だとこういうのを使いたくなるのかな。1927年公開の映画のカットが挿絵に使われているのも効果的。

  • tsukushino さん

    機械と世界の神々が重なる描写が素晴らしかった。工場萌えの写真なんか見ていると、人知を越えた巨大な存在に見えることがあるものね。都市、機械、神。ゾクゾクしちゃうなあ。

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人物・団体紹介

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テア・フォン・ハルボウ

1888年生まれ。ドイツの作家。女優として活躍したのち処女作『やつらはわれわれについてきた』でデビュー。短篇集『戦争と女たち』がベストセラーに。『聖ジュンプリチアの伝説』の映像化がきっかけに映画の脚本を手がける。映画監督であり、夫であったフリッツ・ラングとの共作多数。1954年、ベルリンで死去

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