ツェルニー:ピアノ作品集 第1集
かつては「練習曲の作曲家」として知られたツェルニー。しかし21世紀になってから、900作に及ぶ膨大な作品の研究が進み、ようやく19世紀初頭の重要な作曲家としての位置付けがなされるようになりました。
ベートーヴェンの弟子、友人であり、リストの師でもあったツェルニーの作品は、古典派からロマン派への過渡期の様式を示す先進的な作風に拠っています。なかでもレパートリーの中核を占めるピアノ曲は、彼自身がサロンなどで演奏するために書かれたものが多く、当時流行の旋律を取り入れながら、華麗な変奏が施された技巧的な作品ばかりです。アルバム収録曲は全て世界初録音です。(輸入元情報)
【収録情報】
ツェルニー:
● スイス・アルプスのこだま 第2巻〜第1番『お気に入りのスイスの旋律による主題と華麗な変奏』 Op.428(1838年出版)
● スイス国歌の主題による華麗な即興曲 Op.429(1838年出版)
● ロッシーニの歌劇『泥棒かささぎ』の主題による感傷的な即興曲 Op.523(1839年出版)
● 優雅で華麗なロンド Op.136-1(1827年出版)
● ベートーヴェンの旋律による幻想曲 Op.752(1844年出版)
ツァオ・ジンシュウ(ピアノ)
録音時期:2018年8月8-10日
録音場所:Winspear Performance Hall, Murchison Performing Arts Center, University of North Texas, Denton, Texas
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全て世界初録音