ゼイナ・アビラシェッド

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オリエンタルピアノ

ゼイナ・アビラシェッド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309277714
ISBN 10 : 4309277713
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
197p;26

内容詳細

音楽を愛しピアノを愛し音楽とピアノに愛された男。フランス語とアラビア語、東と西の文化、祖父と孫娘。50年代ベイルートと現代のパリを交差して語る、波瀾万丈な家族の歴史。

【著者紹介】
ゼイナ・アビラシェド : 1981年ベイルート生まれ。レバノン美術大学、パリ装飾美術国立高等学院を経てグラフィックアーティストとして活動。著書『オリエンタルピアノ』は、2015年のフェニックス文学賞を受賞するなど、文学的にも高く評価された

関口涼子 : 1970年東京生まれ。翻訳家、詩人。パトリック・オノレと共訳したシャモワゾー『素晴らしきソリボ』で、第2回日本翻訳大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    書籍かと思って受け取ったら大判でしかも漫画でした。白と黒と金色の世界で表現されるオリエンタルピアノに魅せられた一人の男の物語。結構細かく書かれている絵がいいですね。脇に小さく映っているのが語り手のひまご。二つの言葉、二つの国の狭間で揺れ動く姿がうまく絵で描かれている。

  • 内島菫 さん

    サトラピの漫画に似ているがよりデザイン的な雰囲気。音楽と言語の二つの分野において、レバノンとフランスという洋の東西に渡り、曽祖父と曾孫という時間軸が交差する巧みに構成された佳作。装飾や言葉が画面を過剰に埋め尽くすことが多々あり、しかもその表現が児童書のように丁寧・ストレートで微笑ましいほど。作者自身の自伝的要素が入っている言語における二重性(アラビア語と仏語)については、当事者としての思い入れが前面に出てしまっているのが残念。感覚的な部分も含めてもっと母国語/外国語を超えた言葉そのものの考察が欲しかった。

  • メセニ さん

    オリエンタルピアノーー12平均律と微分音の世界をペダル一つで行き来し、音階を、その言葉を自在に使い分けることの出来るピアノ。言わばそれはバイリンガルのピアノだ。1950年代のベイルートで特殊なピアノを発明した男。そして現代のパリにはフランス語とアラビア語、東西の文化の狭間で揺さぶられ暮らす少女。二つの物語は交差し、垂直方向の音の重なりと水平方向への声の連なりは、やがて家族の歴史を豊穣な一つの音楽で奏でる。モノクロで描かれたコントラストの強い線画は、まるでピアノの鍵盤のようだ。本を閉じ、目を閉じ耳を澄ます。

  • テイネハイランド さん

    図書館本。フランス語圏のマンガ(バンドデシネ)の日本語訳版。著書はベイルート生れのレバノン系フランス人女性。アラビア音階を鳴らせるピアノの技師として活動した曽祖父の話と著者自身の話が混在して描かれており、人物名も色々出てきて、物語の状況を把握するのにかなり苦労しました。出てくる人物の関係図とかあれば便利なのに…。聞いたこともない国のエスニック料理を初めて食べたときのような強烈な異文化体験が得られるのがとても貴重な感じですが、絵の感じが好みかどうかと聞かれると正直あまり好みではない気がします。

  • スイ さん

    わー! コミックってこんなに自由なのか! ページをめくる度に目を見張った。 二つの言葉、二つの国、二つの音楽。 心許なさも苦しさもやるせなさも、オリエンタルピアノの音色はきっと包んでくれるのだろう。 構成も良く、満ち足りた気持ちで読み終えた。

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