ズジスワフ・ベクシンスキ

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ベクシンスキ作品集成 3

ズジスワフ・ベクシンスキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309908601
ISBN 10 : 4309908608
フォーマット
発行年月
2010年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
120

商品説明

1950年代から60年代にかけて写真家であり彫刻家として名声を得ていたベクシンスキは、今までポーランド現代美術界から絶賛されたその前衛主義的、フォルマリズム的、抽象表現主義的な指向性を発揮してきた写真、彫刻の世界に突然決別を告げ、幻想主義的で写実主義的な絵画の世界に表現の舞台を移す。
いよいよここに画家ベクシンスキが誕生するのである。とりわけチャコールによるモノクロのドローイングはベクシンスキを最もベクシンスキたらしめた「死と損壊」にたいする畏敬の思いが極限まで探求されたジャンルとなった。しかもSM、倒錯的性愛世界を大胆に描写し「エロスとタナトス」の極北へと歩みだした作品群はベクシンスキ絵画を語る上で最重要な意義を持つにも関わらず従来のベクシンスキ関連本ではあまりにポルノグラフィ的である内容のため忌避されほとんど紹介される機会はなかった。
しかしながらこの60年代から70年代のドローイング作品を揺籃として、やがてベクシンスキを世界的に注目させた油彩による写実的幻想絵画が生み出されたのである。最もダークでもっともエロティックなベクシンスキの幻想世界を集めた作品集成IIIは、ベクシンスキの絵画作品を語る上で時系列的にも必須であり、後期作品を収録した作品集成IIに先行して刊行される。

内容詳細

50年代の抽象主義と決別したベクシンスキが次々と描いた60〜70年代のドローイング/デッサンは、ポルノグラフィへの転向としてポーランド美術界の一大スキャンダルとなった。神秘主義と性的倒錯世界に触発されたこの時期は、ベクシンスキ芸術のなかで最もエロティックで最もダークな作品が生まれたが、それは画家の比類無い想像力を涵養し、やがて偉大なる幻想画家ベクシンスキが誕生するための重要な揺籃期でもあった。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 彬 さん

    ドローイングのみ。前半と後半で線の質が違う

  • wanted-wombat さん

    主にドローイングを集めた作品集。初期の頃は人物的な存在をモチーフに描いている作品が多いが、現代に近づくに連れ、線も滑らかになっていき風景などが見て取れるような、視点が広くなっていくような印象。絵画作品よりもドローイングの方がグロテスク的。色がないぶん、個々の作品の印象がとても強烈。

  • ハイカラ さん

    ドローイング集。本の前半の作品は線の荒々しいエログロチックなものが大半で、後半のやつは静謐な感じだった。いい意味でも悪い意味でも一度目にしたら忘れられない作品が揃っている。

  • アテルイ さん

    まさか、夢に出るとは想わなかった。それほどあの絵は、心に刻み込まれたということか・・・

  • にかの さん

    この巻は、ほかの巻とは違いデッサン集のようになっています。ですが、むしろこっちの方がべクシンスキーらしさが出ているものもあるのではないかとおもいます。全巻通して、楽しく見させてもらいました。

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