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【中古:盤質A】 弦楽四重奏曲第1番『わが生涯より』、第2番 パヴェル・ハース四重奏団

スメタナ(1824-1884)

中古情報

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A
特記事項
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なし
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基本情報

ジャンル
カタログNo
SU4172
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


スメタナ四重奏団の名録音から半世紀。
世界を魅了するパヴェル・ハース四重奏団が満を持してスメタナを録音!


チェコを代表する実力派クァルテット、パヴェル・ハース四重奏団。英グラモフォン・アワード2011では、ドヴォルザークの『アメリカ』を収録したディスク(SU4038)がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、これまでに数々の著名な賞を総なめにしてきました。今や世界に活躍の場を広げ、ヤナーチェク、ハース、ドヴォルザークといった祖国の作曲家の作品を中心に精力的な演奏活動を行っております。「Supraphon」レーベル通算6枚目となる最新アルバムは満を持してスメタナを取り上げました。
 スメタナの代表作のひとつに数えられる弦楽四重奏曲第1番『わが生涯より』は聴力を失った1876年10月頃から作曲を開始し同年末頃に完成されるも、技術的難などにより初演の引き受け手がすぐにはみつからず、完成から約2年後、1879年3月26日に友人のスルブ=デブルノフの家でようやく試演、その3日後に公開初演されました(試演のみドヴォルザークがヴィオラを担当)。感情と主観のロマン派音楽の特徴を表したスメタナの傑作に数えられます。
 一方、1882年から翌83年に作曲された弦楽四重奏曲第2番は、自由な形式の中に激しい衝動と悲愴感に満ちたドラマチックな作品です。なお、これら2作品はスメタナ四重奏団が、今回の録音場所と同一のドモヴィナ・スタジオにて1962年に3月にセッション録音した名盤(SU4003)が「Supaphon」レーベルよりリリースされていますが、半世紀を過ぎた今、新時代を担うパヴェル・ハース四重奏団によって新たな名盤が誕生したと言えましょう!(キングインターナショナル)

【収録情報】
スメタナ:
● 弦楽四重奏曲第1番ホ短調『わが生涯より』 (1876) [28:32]
● 弦楽四重奏曲第2番ニ短調 (1882-83) [19:03]

 パヴェル・ハース四重奏団
  ヴェロニカ・ヤルツコヴァ(第1ヴァイオリン)
  マレク・ツヴァイベル(第2ヴァイオリン)
  パヴェル・ニクル(ヴィオラ)
  ペテル・ヤルシェク(チェロ)

 録音時期:2014年11月29,30日、12月6,7日
 録音場所:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【パヴェル・ハース四重奏団 プロフィール】
2002年に結成されたパヴェル・ハース四重奏団は、イタリア、モザイク、ボロディン、アマデウスといった名だたる弦楽四重奏団のメンバー、さらにミラン・シュカンパ(元スメタナ四重奏団)やワルター・レヴィン(元ラサール四重奏団)といった多くの著名な演奏者から指導を受けてきました。2004年にフィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞を受賞。翌年5月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝を飾り、若手屈指の実力派団体としてデビュー当初から高い注目を集めました。2009年には初来日を果たし、日本でも高い評価を得ました。同年、ヤナーチェクとハースの四重奏曲(SU3877)を収録したアルバムで「Supraohon」レーベルからデビュー。2007年にも同作曲家の四重奏曲(SU3922)を録音し、「パヴェル・ハース」の名を冠すにふさわしい評価を確立しました。2010年にはプロコフィエフ(SU3957)、さらにドヴォルザーク(SU4038)の四重奏曲集をリリースし、このディスクはイギリス、グラモフォン誌のグラモフォン・アワード2011でレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。また、2012年から第2ヴァイオリンにマレク・ツヴァイベルを加えての初録音となったシューベルトのアルバム(SU4110)では、同誌グラモフォン・アワード2014の室内楽部門を受賞し、結成10年を過ぎ洗練されたアンサンブルでますます世界を魅了しています。(キングインターナショナル)

収録曲   

  • 01. I. Allegro vivo appassionato 7:39
  • 02. II. Allegro moderato la polka 5:39
  • 03. III. Largo sostenuto 8:57
  • 04. IV. Vivace 6:00 (Tracks 1-4 String Quartet No. 1 in E minor;From My Life; 1876 28:32)
  • 05. I. Allegro 5:27
  • 06. II. Allegro moderato Andante cantabile 5:44
  • 07. III. Allegro non pi moderato, ma agitato e con fuoco 4:44
  • 08. IV. Finale. Presto 2:54 (Tracks 5 - 8 String Quartet No. 2 in D minor 1882 83 19:03)

ユーザーレビュー

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スメタナという作曲家を「わが祖国」だけで...

投稿日:2021/03/10 (水)

スメタナという作曲家を「わが祖国」だけで、わかったような気になってはいけない。私は当盤でそれを教えられた。そもそも、「わが祖国」という、牧歌的、あるいは民族伝承的なイメージのあるスメタナであるが、彼の生涯は苛烈で、特に晩年は疾病により、聴力を失うという悲劇に見舞われた人物である。そして2曲の弦楽四重奏曲は、聴力喪失後に書かれた。ベートーヴェンとの共通性を指摘するのが妥当かどうかわからないが、スメタナのこれらの作品にも、恐るべき精神的な深さを感じさせる諸相が刻み込まれている。もちろん、厳しさ一辺倒というわけではなく、スラブの舞曲に端を発する旋律の挿入もあるが、全体としては、きわめて峻厳だ。そして、パヴェル・ハース四重奏団という、おそらく現在世界最高峰の四重奏団が示したアプローチがとてつもなく凄い。鋭く、一部の隙も無い緊密性と、圧倒的な音圧で、この2曲の楽曲が宿す運命的なものを描きつくしたのである。2曲併せて収録時間が47分というのは、現在の感覚ではとても短く感じられるが、そこで鳴る音楽はきわめて濃密で、聴き手にもたらされる情報の量と質は、とても収録時間で語れるものではない。現代の室内楽界を代表する名録音。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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