CD 輸入盤

『我が祖国』全曲 ターリヒ&チェコ・フィル(1929)

スメタナ(1824-1884)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OPK2075
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ターリヒのSP復刻開始!
第1弾は、チェコ・フィルとの『我が祖国』。
若い独立国の、伸び盛りの指揮者と団体の貴重な記録。

「46歳のターリヒの指揮は、後年の録音に較べてやはり若々しい。全曲の演奏時間は後の二回の録音よりも長いのだが、緩急の幅を大きくとった、意欲的な表現をしている。弦のポルタメントなど、後には「古めかしい」と考えられた演奏法も聴かれるが、粘っこくない、リズミックですっきりした進行は、いかにも20世紀前半のスタイルである。熱く明朗な響きで通し、暗く悲愴な雰囲気がさほどに感じられないことも、後年の演奏とは異なっている。若い独立国の、伸びざかりの指揮者と団体が、気合を入れて初めてのレコーディングに臨んでいる様子が、この音楽から感じられる気がする。(山崎浩太郎)」

(制作者より)
いまは消えてしまったローカルなオーケストラの音として話題になるのはフランスの音と、チェコの音だと思います。フランスは自分の意思で変えたといえますが、チェコはナチスの併合によって亡命した音楽家も多く、戦後は共産国として存在していたため第2次世界大戦前とは音楽も変えられてしまいました。カザルスのドヴォルジャークチェロ協奏曲(OPK2043)を復刻した際に「これが昔のチェコの音か」という声を多く耳にしました。そこでターリッヒとチェコ・フィルの音の復刻を企画しました。その第1弾として1929 年HMV がプラハで録音した「我が祖国」を選びました。この成功がその後のロンドンにおけるドヴォルジャークの録音につながったのでしょう。弱音部のきれいな録音で十分に楽しめます。(相原 了)

・スメタナ:『我が祖国』全曲
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴァーツラフ・ターリヒ(指揮)
 録音:1929年、プラハ

CDは国内プレスとなります。

内容詳細

チェコの名指揮者ヴァーツラフ・ターリッヒは「我が祖国」を3回録音しているが、これは1929年第1回のHMVによる録音だ。当時46歳のターリッヒの指揮は後年の録音に比べ活気があり、緩急の幅を大きくとった伸びやかな演奏。すばらしい。マニア必携だ。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

Smetana

  • 01. Ma Vlast

ユーザーレビュー

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ヴァーツラフ・ターリヒ指揮、チェコ・フィ...

投稿日:2024/01/24 (水)

ヴァーツラフ・ターリヒ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によって録音された、スメタナの『わが祖国』です。 ターリヒはこの曲の録音は現在4つあり、この録音が最も古い録音になります。 1929年という録音年はわが祖国の録音としても最も古い分野に当たる録音だと思われます。 演奏はまだ前時代的というか、少々大袈裟な所があります。 ターリヒはこの後にも録音を残しており、聴くならそちらの方が良いでしょう。 発売元のopus蔵は良質な復刻が特徴でしたが、これは年代を考えてもちょっと微妙で、全体的にマニア向きのアルバムと言えます。

レインボー さん | 不明 | 不明

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後年の有名な録音よりロマン的な感じが強い...

投稿日:2008/07/08 (火)

後年の有名な録音よりロマン的な感じが強い演奏だ。緩急の幅が大きく面白い部分も多いが、いかんせん元の録音が冴えぬのだろう。小生、音の悪い古い録音はかなり聴きなれているので基本的に音が悪いのは平気ですが、これはクナの20年代のベト7やワルターSKBのモツ40番や20年代のクレンペラーSKBの録音と同様、残響が少ない上に分離の悪い雰囲気の乏しいモコモコした音で、復刻技師泣かせの録音ですな。OPUS蔵を以ってしても大きな改善は難しいようでした。鑑賞は十分できるレベルですが、78分も全曲を一気に聴き通すのは正直しんどかったの

eroikka さん | 不明

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