そばかすの少年 河出文庫

ジーン・ポーター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464077
ISBN 10 : 4309464076
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
420p;15

内容詳細

片手のない孤児の少年「そばかす」はリンバロストの森で番人として働き始める。大自然を舞台にした少年小説の傑作。解説:竹宮恵子。

[著者紹介]
1863-1924。米作家、博物学者。インディアナ州生。1886年、リンバロストの沼地のあるジュニーヴァへ移住、雑誌への寄稿を開始。初小説『そばかすの少年』(1904)と続篇の本書が大ベストセラーに。
1893~1968。山梨県甲府市生まれ。翻訳家・評論家。東洋英和女学校卒業。山梨英和女学校の教師、教文館の編集者を経て、児童文学の創作や英米文学の翻訳の道に進む。赤毛のアンの日本への紹介者として有名。

【著者紹介】
ジーン・ポーター : 1863‐1924年。アメリカの作家、博物学者。インディアナ州に生まれ、豊かな自然の中で成長する。1886年、結婚を機にリンバロストの沼地のある同州ジュニーヴァへ移住。鳥類や昆虫の写真を撮りながら、雑誌へのコラム寄稿を始める。初めての小説である『そばかすの少年』および、その姉妹編『リンバロストの乙女』がそれぞれ200万部を超える大ベストセラーとなる

村岡花子 : 1893‐1968年。山梨県甲府市生まれ。翻訳家・評論家。東洋英和女学校卒業。山梨英和女学校の教師、教文館の編集者を経て、児童文学の創作や英米文学の翻訳の道に進む。L・モンゴメリ『赤毛のアン』の日本への紹介者として有名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    赤毛、そばかす、孤児院育ち、片手という少年が、ひどいいじめから逃げ出し、森番となる。自然を愛し、厳しい自然の中でたくましく育った少年が、都会での名声より自然を選んだことにほっとした。とはいえ、厳しい自然の中で片手の少年が暮していくということは、もっと大変なんじゃないだろうかと思ってしまう。

  • ぶんこ さん

    「リンバロストの乙女」を先に読んでいたので、エレノアがいつ出てくるのかと楽しみにしていたのですが、出てこなくて物足りなかったですが、エンゼルとの深い崇高な馴れ初めを知れたのが嬉しい。リンバロストの森の魅力より、無数の虫や蛇の話が強烈すぎて、セイラが怖がったのに激しく共感して、釧路湿原や尾瀬を思い浮かべ、広々とした湿原の奥の密林ともいうべき場所の恐ろしさを感じてしまった。セイラの働き者の手に口づけした(そばかす)。この場面の感動は忘れられません。誠実に人生に立ち向かう清々しさを再認識させてもらいました。

  • 白のヒメ さん

    どんな自分であっても良心にそって真面目に生活していれば、必ず報われる時は来るのだ。そんな道徳的な感動で心が洗われる作品。凄く王道な大大円のエンディングも、かえって新鮮でした。訳者のほかに、竹宮恵子さんの後書きもあって、この作品を漫画化したとあった。きっと絵柄も雰囲気もぴったりだろうな〜。

  • hiro さん

    読みながら子供の頃に家族でよく観ていた「世界名作劇場」を思い出しました。この作品に子供の頃に出会っていたら どんな風に感じたのだろう。きっと大好きだった「愛少女ポリアンナ物語」と並ぶくらいお気に入りの作品になったのだと思います。リンバストの森の描写が とても素敵です。自然を愛し、純粋で誠実なそばかすと、そんなそばかすを愛する人びとの物語。村岡花子さんの言葉がとても綺麗です。あまりに綺麗で真っ直ぐな言葉たちにオバチャンの私は かなり照れてしまいますが(笑)…村岡花子さんの言葉の美しさを改めて実感しました。

  • 糸車 さん

    心洗われる作品という言葉がぴったりくる。何度読み返してもハンカチが必要。日々家事に追われている、中年で子だくさんでぽっちゃりしたダンカンのおかみさんの乙女心に胸がきゅん。そばかすからひびやあかぎれだらけの手に尊敬と憧れをこめたキスを贈られ、彼の寂しさを思いやって号泣するおかみさんの姿にこちらも思わずもらい泣き。手を洗い桶にひたしてもこのキスはわたしのもの。まっすぐ届いてわたしの心臓を落ち着き場所にしてしまう。だから誰もこのキスを奪えない。忘れられないくらい素敵な言葉だと思う。

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ジーン・ポーター

1863‐1924年。アメリカの作家、博物学者。インディアナ州に生まれ、豊かな自然の中で成長する。1886年、結婚を機にリンバロストの沼地のある同州ジュニーヴァへ移住。鳥類や昆虫の写真を撮りながら、雑誌へのコラム寄稿を始める。初めての小説である『そばかすの少年』および、その姉妹編『リンバロストの乙女

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