ジョン・j・ミアシャイマー

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完全版 大国政治の悲劇

ジョン・j・ミアシャイマー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784772706001
ISBN 10 : 4772706003
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
670p;21

内容詳細

「国際政治の教科書」の“完全版”。旧版にはなかった最終章「中国は平和的に台頭できるか?」、書き下ろし「日本語版に寄せて」および註釈をすべて訳出!

目次 : 第1章 イントロダクション/ 第2章 アナーキーとパワーをめぐる争い/ 第3章 富とパワー/ 第4章 ランドパワーの優位/ 第5章 生き残りのための戦略/ 第6章 大国の実際の行動/ 第7章 イギリスとアメリカ:オフショア・バランサー/ 第8章 “バランシング”対“バック・パッシング”/ 第9章 大国間戦争の原因/ 第10章 中国は平和的に台頭できるか?

【著者紹介】
ジョン・J・ミアシャイマー : 1947年生まれ。シカゴ大学教授。専門は国際関係論、特に安全保障分野。「オフェンシヴ・リアリズム」を提唱、論文、著作多数。2003年には米軍のイラク侵攻を批難してネオコンたちと対立。2006年、スティーブン・ウォルトと共に、アメリカの外交政策に影響をおよぼすイスラエル・ロビーの問題を論じ、それをまとめた書籍『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』が世界的ベストセラーになる(2007年、日本版は講談社)

奥山真司 : 1972年生まれ、横浜市出身。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。英国レディング大学大学院で修士号(MA)と博士号(PhD)を取得。戦略学博士。国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学国際政治経済学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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2001年に原著が刊行され、2014年に改訂され...

投稿日:2018/05/07 (月)

2001年に原著が刊行され、2014年に改訂されたオフェンシブ・リアリズム(攻撃的現実主義)の学者による著作を翻訳したものです。 改訂に際しては新たに書き下ろした最終章である第10章以外は変える必要がなかったということで、ほとんど変わっていません。 近年の中国の台頭についてはネオリベラリズムの学者であるジョセフ・ナイ氏と異なり悲観的で覇権を求めて行動するだろうとしています。 ミアシャイマー氏による過去200年間の世界史的事実の検証による国際システムの構造の分析は近年・将来の中国など国々の行動を考える上でも参考になります。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ばぶでん さん

    @国際社会はアナーキー、A大国の最優先事項はサバイバル、B大国は破壊的軍事力を持つ、C他国の意図は判らない、D大国は合理的に行動するという異議の唱えようのないシンプルな前提から、民主主義、社会主義、権威主義等の国家体制に拘わらず、大国は(地域)覇権を求めるオフェンシブリアリズムに到ると説く。ロシアのウクライナ進攻を予言したことを含めて、そのロジックに反論するのが難しいと思われるほど説得力があった。またオフェンシブリアリズムの観点から、中国の台頭そしてその行動原理を解説した最終章は圧巻だった。

  • ceskepivo さん

    大国は、自己のサバイバルを確保するために地域覇権国を目指す。これは、歴史的に繰り返されていることであり、今の中国も例外ではない。

  • hurosinki さん

    やっと読み終わった…この本の帯には「国際政治の教科書」と書かれているが、山川世界史の教科書と比べても100P弱多いので(本編500P)その意味では真実。なんでこんなに多いのかと考えたが、ミアシャイマーさんはいちいち律儀に自分の理論を大量の歴史的事実を使って実証するので、こんな分量になったのだと思う。(特に6章と7章)人によっては退屈に思うかもしれないが、それはそこに書かれた歴史が理論によく当てはまっていて、驚きが少ないからだろう。歴史を無視した、或いは都合よく歴史を「つまみ食い」した理論構築は危険である。

  • Hiroshi Higashino さん

    リアリズムの理論として国際政治を論じている.国際政治の一面と見るか、現実と見るか、500ページもある本だがかなり興味深い内容なので読み応え十分である.

  • Krupp さん

    非常に長い。引用文献だけで150頁近くある。ケネス・ウォルツのネオ・リアリズムを更に発展させたような形を取る。具体的には、5つの仮定(1.国際社会におけるアナーキー 2.大国は攻撃的な軍事力を持つ 3.他国の意図を完全に知ることはできない 4.国家の目標は自国の生存 5.大国は合理的な行動をとる)が成立する時、国家は相対的なパワーの上昇を常に狙う、というもの。1については、国内における政治とは異なり、国連は"世界政府"ではなく執行力も無いため、アナーキーは成立することが殆どである。5は検討の余地があるよう

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