マルコ・ポーロと世界の発見 叢書・ウニベルシタス

ジョン・ラーナー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588008863
ISBN 10 : 4588008862
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,325,67p 図版8枚

内容詳細

嘘つきマルコと呼ばれたマルコ・ポーロの「東方見聞録」は、荒唐無稽な文学的奇談にすぎないのか。『見聞録』誕生の経緯と目的、受容の歴史を描き、文化的・歴史的に定位しつつ第一級の地理学書として再評価する。

【著者紹介】
ジョン・ラーナー : 1930年に生まれる。オックスフォード大学卒業後、グラスゴー大学、トロント大学等で教鞭をとった。中世史の専門家であるが、『マルコ・ポーロと世界の発見』のほか、『ロマーニャの貴族』(1965年)、『イタリアの文化と社会』(1971年)、『ダンテ、ペトラルカ時代のイタリア、1290‐1420』(1983年)などの著作があり、とりわけイタリアの歴史に傾注していることがうかがえる

野崎嘉信 : 1945年、北海道に生まれる。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、東京理科大学工学部教授(イギリス・ロマン派文学専攻)

立崎秀和 : 1949年、青森県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻博士課程中退。千葉大学教養部助教授を経て、東京理科大学工学部教授(アメリカ文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 人生ゴルディアス さん

    望外の面白さだった。『東方見聞録』が現代知識から照らしてどれだけ正確か、という本ではなく、マルコ・ポーロとはどのような人物で、彼の著した書物がどのように受け入れられ、広まり、後世に影響を与えたのかの考察が、古の歴史教授の文体で綴られる。というかマルコ・ポーロって商人で、なんとなく東まで旅した人だと思っていたので、大カーンの役人だったのだろうとか、20年の旅を経て40歳を超えてヴェネツィアに戻っても故郷の言葉や文化を忘れた異邦人だっただろうという指摘など、実に新鮮でよかった。

  • 白義 さん

    マルコ・ポーロに関して今日本で読める一番まとまった著作の一つ。マルコに至る紀行の系譜や背景となる文化史、マルコ・ポーロ懐疑論まで一つ一つ巧みに検証しながら、穏健な定説を擁護したと言った感じか。一冊だけ、東方見聞録の副読本を選ぶならこれがいいだろう

  • naoto さん

    「東方見聞録」についての本。作家ルスティケッロの書いた原文は残ってなくて、現存してるのは各国語に翻訳された写本のみなんだと。「東方見聞録」そのものを読んでみたいな。

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ジョン・ラーナー

1930年に生まれる。オックスフォード大学卒業後、グラスゴー大学、トロント大学等で教鞭をとった。中世史の専門家であるが、『マルコ・ポーロと世界の発見』のほか、『ロマーニャの貴族』(1965年)、『イタリアの文化と社会』(1971年)、『ダンテ、ペトラルカ時代のイタリア、1290‐1420』(1983

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