ラビット・アングストローム 4部作

ジョン・アプダイク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105001179
ISBN 10 : 4105001175
フォーマット
出版社
発行年月
1999年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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23

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヘラジカ さん

    一人の男の人生が凝縮された大作。ほぼ4日ほどで読了した。全部で1600ページもの作品を脇目も振らず読んだものだから、後半は主人公であるウサギの感情や体調と同調するような感覚すら覚えた。セックスを拒否された怒りから、塩辛いナッツを齧ったとき感じる病んだ喜びまで、ミニチュア化された生(なま)の人生を体感したと言っても良いかもしれない。夫としての自分、父親としての自分と向かい合い、逃げて逃げて必死で生きようとするウサギの一生。平凡なものを描きながら非凡な作品を作り上げたアップダイクは、真に偉大な作家だ。

  • niki さん

    「ウサギ四部作は名著」と目にしたが全く知らない本だった。図書館でようやく本書を見つける。 辞書の様な700ページの本。二段構成で書かれている。2冊セットの1冊目である本書には『走れウサギ』と『帰ってきたウサギ』が収録。 「ウサギ」と呼ばれる26歳の青年。妻子持ち、高校の時はバスケで有名な選手だった。街を出るのか出ないのか、妻や子どもをどうするのか。牧師の妻のお尻を触ったり、とんでもないことをするので吹き出す場面もあるが、終盤の墓地での彼の発言にはぞっとする。 彼の人生が気になる。帰ってきたウサギも読むぞ。

  • niki さん

    4部作の3作目『金持ちになったウサギ』読了。 1作目では26歳だったウサギは46歳になっている。「お前もおれの歳になったらわかるさ。この歳になったら、これまで経験してきた悲しみを全部背負いこんでいたら、朝は起きられないぞ」歳を重ねてこそ出てくる台詞の数々。 人の一生を描く小説は読み応えがある。人生はどうにでもなるし、ならないし、どうなるかなんてわからない。自分の意思だけではどうにもならない。 こういう小説を読んでいると長生きしたいと思える。世の中とその中にいる私がどう変化してゆくのか見続けたいと思う。  

  • niki さん

    『帰ってきたウサギ』読了。 面白いのだ。読者をあっさりと裏切り悲劇を見せてくる。簡潔におしゃれに皮肉を言う。 ベトナム戦争に度々触れるのが印象的。 ジルは魅力的だが若すぎる。黒人のスキーターが同居し始めクスリが入ってきてからの生活はぞっとする。地獄。 一番惹かれたのは妹のミム。売春婦だがとてもうまく気持ち良く生活している。誰のことも不機嫌にしない。 続きが気になる!/ジャニスはなぜだか想像してみた。恋人を持って素晴らしいことの一つは、すっかり考え方が変わることだ。

  • ディヴァイン さん

    ?、?部からなりウサギ四作総てが納められている。『走れウサギ』『帰ってきたウサギ』『金持ちになったウサギ』『さよならウサギ』どれも面白いがやはり何度も読んでいるからか『走れウサギ』が個人的には一番好き。そして、どれもまたホロリと泣かせてくれる。今年亡くなったアップダイクを追悼する意味で読み始めたが、そこには変わらないアップダイクが居てくれる。

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