基本情報
内容詳細
フィンランドの片田舎のとある広大な干拓地を4人兄弟の末娘として相続したアマリアは、年下で身持ちの悪い作男のターヴィと結婚し、一子をもうける。やがて夫は兵隊にとられ、戦死する。その後アマリアは再婚もせずにひとり子育てに専心するが、息子が成人して、家庭を持つと首都へルシンキに向けてひとり旅立って行く…フィンランド版「女の一生」。
【著者紹介】
シルヴィ・ケッコネン : 1900年3月12日生まれ、1974年12月2日没。フィンランド元大統領ウルホ・ケッコネンの夫人で、約十九年間フィンランドのファーストレディーとして公的に多忙な生活を送った。父が牧師であったため、十歳まで現在はロシア領となっているカレリア地峡の一教区で、後にサイマー湖畔のサヴォ地方のプーマラで過し、ミッケリ市の高校を出た。非常な読書家であり、芸術愛好家であった。1949年「結晶」と題するアフォリズムを出版したのを契機に、52年には随筆集、55年には「廊下」、58年には彼女の唯一の小説とされている「アマリア」を出版した。「アマリア」は版を重ね、また主として東欧諸国でスウェーデン語・ロシア語・ポーランド語・チェコ語・ハンガリー語・ルーマニア語・エストニア語・ドイツ語等、様々な言語に翻訳出版されている。夫の大統領就任は56年であるが、60年代は内外の公式訪問旅行が頻繁となり、生活は多忙を極め、その上持病のリウマチが悪化し、著作活動が困難になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
シルヴィ・ケッコネン
1900年3月12日生まれ、1974年12月2日没。フィンランド元大統領ウルホ・ケッコネンの夫人で、約十九年間フィンランドのファーストレディーとして公的に多忙な生活を送った。父が牧師であったため、十歳まで現在はロシア領となっているカレリア地峡の一教区で、後にサイマー湖畔のサヴォ地方のプーマラで過し、
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