劇音楽集　ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー＆ソ連国立文化省交響楽団、モスクワ・フィル、ニコライ・ラビノヴィチ＆モスクワ放送交響楽団、他（2CD）

ショスタコーヴィチ：劇音楽集

若い頃、映画館「スヴェトラーヤ・フィリム」でピアノ伴奏のアルバイトをしていたショスタコーヴィチは、22歳の時に初めて無声映画のために書いた『新バビロン』を筆頭に、1920年後半から型破りな映画音楽作曲家として頭角を現し、生涯を通じて映画や劇のための音楽を書きました。
　このアルバムには、1931年の映画『黄金山脈』のサウンド・トラックからの組曲をはじめ、1932年の劇音楽『ハムレット』や、1934年の『人間喜劇』、『リア王』からの組曲を収録。更に1935年の『女友だち』からの前奏曲、そして美しい旋律でおなじみの『ロマンス』が大ヒットした映画『馬あぶ』と1964年の映画『ハムレット』からはレヴォフ・アトフミャンが編纂した組曲が収録されています。
　ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、エミン・ハチャトゥリアン、ニコライ・ラビノヴィチ、エドワルド・セーロフの指揮による1960年代から1980年代の演奏で「親しみやすいショスタコーヴィチ」をご堪能ください。（輸入元情報）

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ：劇音楽集

Disc1
1. 映画音楽『黄金山脈』 Op.30〜組曲
2. 劇音楽『ハムレット』 Op.32a〜組曲
3. 劇音楽『人間喜劇』 Op.37〜P.スホーチンの劇からの断片
4. 劇音楽『リア王』 Op.58a〜W.シェイクスピアの劇からの断片

　ニコライ・ステパノフ（ラップ・スティール・ギター：1）
　リュドミラ・ゴルブ（オルガン：1）
　ニーナ・ロマノヴァ（メゾ・ソプラノ：4）
　ソ連国立文化省交響楽団（1）
　モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団（2）
　レニングラード・オーケストラ・オブ・アーリー・アンド・モダン・ミュージック（3,4）
　エドワルド・セーロフ（指揮：3,4）
　ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー（指揮：1,2）

　録音時期：1985年（1）、1975年（2）、1984年（3,4）
　録音方式：ステレオ
　Sound engineers：Severin Pazukhin（1）、Alexander Grossman（2）、Felix Gurdji（3,4）

Disc2
1. 『女友だち』 Op.41〜弦楽四重奏、ピアノ、トランペットのための3つの前奏曲
　前奏曲 ホ長調
　前奏曲 イ短調（フォレスターの小屋）
　前奏曲 ニ長調
2. 映画音楽『馬あぶ』 Op.97a〜組曲（L.アトフミャン編）
3. 映画音楽『ハムレット』 Op.116a〜組曲（L.アトフミャン編）

　アレクサンドル・セミャニコフ（ヴァイオリン：1）
　アレクサンドル・シャニン（ヴァイオリン：1）
　ニコライ・マシュカンツェフ（ヴィオラ：1）
　セルゲイ・ムノジン（チェロ：1）
　ウラディーミル・プシュカレフ(トランペット：1）
　ヴィクトリア・ポストニコヴァ（ピアノ：1）
　グリゴリー・ケムリン（ヴァイオリン：2）
　アルノルト・フェルケルマン（チェロ：2）
　ロシア国立シネマ管弦楽団（2）
　モスクワ放送交響楽団（3）
　エミン・ハチャトゥリアン（指揮：2）
　ニコライ・ラビノヴィチ（指揮：3）

　録音時期：1983年（1）、1961年（2）、1966年（3）
　録音方式：ステレオ
　Sound engineers：Severin Pazukhin（1）、Natan Shtilman（2）