ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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SACD

交響曲第5番 バーンスタイン&ニューヨーク・フィル(1979)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC10012
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、他
バーンスタイン&ニューヨーク・フィル、他

交響曲第5番(49分)は、強烈な名演として知られる1979年来日時の東京公演のライヴ録音。1959年のスタジオ録音も優れた演奏でしたが、ここでの演奏はライヴの熱気も加わってより一層激しくスリリングなものとなっています。バーンスタインはショスタコーヴィチからその演奏を絶賛されていますが、この録音を聴くとそうした事実にも素直に納得できます。第1楽章と第4楽章での激情たぎるドラマティックな雰囲気はもちろん素晴らしいのですが、最もバーンスタインらしいのは第3楽章における悲痛な情感の盛り上げにみられる濃厚な粘りと爆発ぶりでしょう。その慟哭の凄まじさゆえ、マーラーのアダージョを思い起こさずにはいられませんが、これは実に魅力的です。
 組み合わせはヨーヨー・マのソロによるチェロ協奏曲第1番(27分)。チェリスト泣かせの難曲として知られるこの作品ですが、ヨーヨー・マはどんな難所も楽々クリア、おまけに歌心まで感じさせてくれるのですから、信じがたい技巧水準というほかありません。伴奏のオーマンディ指揮するフィラデルフィア管弦楽団も高度なアンサンブルを示しており、チェロに負けないスピード感がフィナーレを華々しく飾ってくれます。
 どちらも優れた録音なので、ハイブリッドSACDでのリリースは非常に嬉しいところ。SACDプレーヤーはもちろん、通常のCDプレーヤーでも名演名録音を十分に楽しめます。

ショスタコーヴィチ [1906-1974 ソ連]
交響曲第5番ニ短調 op.47『革命』
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 レナード・バーンスタイン(指揮)
 録音:1979年、東京文化会館[デジタル]

チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
 ヨーヨー・マ(チェロ)
 フィラデルフィア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)
 録音:1982年、フィラデルフィア[デジタル]

内容詳細

《ベスト・クラシック 100》から人気作を選んでハイブリッド盤化したシリーズ20点からの1枚。ショスタコーヴィチの5番は東京文化会館のライヴで、この曲の代名詞ともいえる永遠の名演。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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この演奏会にいました。当時小学生だった私...

投稿日:2021/03/05 (金)

この演奏会にいました。当時小学生だった私にはあまりにも衝撃的だったのを鮮明に覚えています。バーンスタインにとって音楽は職業ではなく人生そのものなんだなぁと思ったものです。この曲はバーンスタイン以外考えられないくらい私にとっては思い出の一枚です。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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今から40年程前に初めて買ったSONYのLPで、...

投稿日:2021/02/25 (木)

今から40年程前に初めて買ったSONYのLPで、初めて聴くショスタコーヴィッチだった。 当時放送されていたテレビドラマ「部長刑事」の主題歌で使われていた曲。 その頃数少ないデジタル録音であり、SONYの録音技術に感嘆し、またニューヨークフィルの上手さに舌を巻きながら一心不乱になってオーディオにかじりついて聴いていたことが懐かしい。

マンボウ さん | 兵庫県 | 不明

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ちょうど35年前の7月、レニーはNYPを率い、...

投稿日:2014/07/04 (金)

ちょうど35年前の7月、レニーはNYPを率い、東京文化会館でシューマンとショスタコーヴィチの2曲のプログラムを指揮した。私はまだ子供で、このコンサートが初めての外来オーケストラ生体験だった。 それまで私が知るショスタコーヴィチは、レニーが1959年に録音した5番だけで、その猛烈なスピードで疾走する終楽章から得る快感がこの曲の全てのように思っていた。当然のようにその快感を期待して席に着いたのが今思うと可愛かったものだ。 ところが、この日聞いた5番は全く違っていた。テンポが遅いのは子供でもすぐわかる。そしてそれ以上に、曲の最初から1音ごとの重みがひしひしと伝わってくる。今までさらさらと流れていたフレーズを一つ残らず丹念に噛みしめるうち、あの終楽章だ。駆け抜ける勢いではなく、踏みしめる足取りで音楽が進んでいるようだった、と当時家族に話したのを思い出す。 その翌日、独立記念日のことだ。私はレニーの著書にサインをもらいながら、前夜のショックを伝えた。レニーは顔を上げ、「あのコンサートは録音したから、是非また聞いてくれ」と言った。そして、分厚い著書の冒頭にある自分のポートレートページに私の名を書き添えながら、「子供なのに勉強熱心だ」と褒めてくれたのが、飛び上がるほど嬉しかった。 ライヴのレコードが珍しかった当時、録音した、という意味が十分わかっていなかった私は、秋にLPの発売を知ってようやく事情を理解し、真っ先に聞いた。今思うとレニーは別居中だった妻フェリシアを亡くして間もなく、またドイツグラモフォンとの録音などヨーロッパ拠点の活動を本格化させ始めた時期。発刊直前だった「ショスタコーヴィチの証言」を読んでいたとは思いにくいが、今や偽書とされる「証言」に依らずとも、還暦を迎えたレニーの内面が、20年前の録音と全く異なる演奏に繋がることは、今なら容易に想像できるし、事実この後の彼の演奏はますます重みを増していった。 このショスタコーヴィチは、レニーのCBSコロンビア時代最後の時期の録音で、日本で制作されたためか海外ではあまり出回っていないようだ。それでもヨーロッパの知人が「あれを生で聞いた君が羨ましい」と言ってくれたのが、この録音の価値を教えてくれる。もちろん後に発売された海外版DVDともどもずっと私の大切な宝物だが、プライベートなコンテクストを抜きにしても、後年のレニーにみられる極端な表現もなく、率直に曲に向き合うのに最適の演奏だと思う。

kuzu2001 さん | 東京都 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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