ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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SACD 輸入盤

交響曲第4番、第5番、第6番 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管(2012、13)(2SACD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAR0545
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

レコード・アカデミー大賞の名盤から10年
今年上半期最大の新譜。
凄すぎるゲルギエフのショスタコ5番再録音!


ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管弦楽団がショスタコーヴィチの交響曲第4、5、6番を再録音しました。旧録のフィリップス盤は4番が2001年11月、5番が2002年6月、6番が同年5月に同じオーケストラと録音され、4番は2004年度レコード・アカデミー賞大賞を受賞しています。今回は約10年を経ての再録音。ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー歌劇場管弦楽団を完全に手中に収めた神業の完成度を披露してくれます。
 各曲の演奏時間の変化は以下の通りです。

【交響曲第4番】
 第1楽章 新録音:27:06  旧録音:28:58
 第2楽章 新録音:07:40  旧録音:08:01
 第3楽章 新録音:24:54  旧録音:27:10

【交響曲第5番】
 第1楽章 新録音:15:04  旧録音:16:25  (参考)ムラヴィンスキー1973東京ライヴ:14:50
 第2楽章 新録音:05:08  旧録音:05:14  (参考)ムラヴィンスキー1973東京ライヴ:05:04
 第3楽章 新録音:13:49  旧録音:14:44  (参考)ムラヴィンスキー1973東京ライヴ:13:04
 第4楽章 新録音:11:00  旧録音:11:37  (参考)ムラヴィンスキー1973東京ライヴ:11:07

【交響曲第6番】
 第1楽章 新録音:18:38  旧録音:18:52
 第2楽章 新録音:05:16  旧録音:06:46
 第3楽章 新録音:06:31  旧録音:06:47

第4番はセッション録音。いずれの楽章も速くなっていますが、ことに第3楽章は2分以上も短くなり、楽章後半のスピード感とノリの良さを増しています。さらに第2楽章後半のフーガはゲルギエフならではの計算され尽くした緻密さで、人工美の極み。全体に高評価を受けた旧盤をはるかにしのぐ魔術的な出来となっています。
 第5番は第1楽章と第3楽章が旧盤より1分ほど速くなり、全体に最盛期のムラヴィンスキーのテンポ設定に近くなっているのが興味津々。ゲルギエフは来日公演も含め、この曲を頻繁に演奏しているため、解釈もこなれ説得力満点。急速楽章での巨大な盛り上がりはゲルギエフの独壇場ですが、ゆっくりとした楽章での緊張感の持続も凄いとしか言いようがありません。この作品の背景については諸説ありますが、21世紀も10年が過ぎた現在、ゲルギエフが再びムラヴィンスキーの解釈に立ち返ろうとしているのは象徴的なことと申せましょう。
 第6番は、大編成の管弦楽ながら室内楽を思わせる透明さと、管楽器のソロ的な活躍の多い難曲。第1楽章の透明感はゲルギエフならではのバランス感覚で、叙情美にひたれます。またショスタコーヴィチの職人芸が光る急速なフィナーレは、ムラヴィンスキー盤を思わせるスピード感と漸進性に興奮させられます。ことにコーダの狂喜乱舞ぶりは、物凄いエネルギーを放出しつつも、空々しい不気味ささえ湛えていて印象的。録音の良さでマリインスキー歌劇場管弦楽団の巧さも光ります。
 今年上半期最大の新譜登場と申せましょう。ご期待下さい。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:
1. 交響曲第4番ハ短調 Op.43
2. 交響曲第5番ニ短調 Op.47
3. 交響曲第6番ロ短調 Op.54

 マリインスキー歌劇場管弦楽団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

 録音時期:2013年6月24-27日(1)、2012年6月5,9,14日(2)、2013年6月21,23,26日(3)
 録音場所:マリインスキー・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション:1、ライヴ:2,3)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegretto, Poco Moderato - Presto
  • 02. Moderato, Con Moto
  • 03. Largo - Allegro

ディスク   2

  • 01. Moderato
  • 02. Allegretto
  • 03. Largo
  • 04. Allegro Non Troppo
  • 05. Largo
  • 06. Allegro
  • 07. Presto

ユーザーレビュー

総合評価

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私の学生時代(1970年代)には、第4番はあ...

投稿日:2017/10/09 (月)

私の学生時代(1970年代)には、第4番はあまり世に出回っておらず、その頃たまたまラジオで聴いたときもあまり感銘を受けませんでした。最近は高く評価されており、特にゲルギエフ&マリインスキー新旧盤いずれも、その速さや技術とともに、音楽の興味深さに魅了されました。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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DISC1でNo.4 DISC2でNo.5,6でした。 音質...

投稿日:2014/06/19 (木)

DISC1でNo.4 DISC2でNo.5,6でした。 音質goodでした。

Nautilus さん | 群馬県 | 不明

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Wie 3 Sinfonien sind in 2 CD geteilt? W...

投稿日:2014/05/11 (日)

Wie 3 Sinfonien sind in 2 CD geteilt? Würde Ich das überprüfen, bevor ich diese neue Aufnahme zu kaufen. 3曲が2枚のディスクにどのように分配されるのだろうか?それを確認してから、購入を検討したいと思います。

Negierigkeit さん | GERMANY | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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