ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第4、5、6、9、11、14、15番 ケーゲル&ライプツィヒ放送響(5CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0040
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ケーゲル/ショスタコーヴィチ:交響曲第4、5、6、9、11、14、15番

第7番『レニングラード』の凄演で知られるケーゲルのショスタコーヴィチを7曲収めたBOXセット。東独の指揮者だったケーゲルは、同盟国ソ連の作曲家ショスタコーヴィチの作品をよく演奏していました。
 このセットは1958年から1986年までのライヴ録音をまとめたもので、第4番と第11番はモノラルですが、ほかの5曲はステレオ録音で、特に1986年の第5番は良い状態となっています。
 演奏面でもこの第5番が最も注目されるところで、エッジの効いた強烈な表現に、ケーゲル晩年の特徴である虚無的な雰囲気も感じさせる独特の音楽づくりが印象的。東のベルリン芸術週間での演奏ということもあってか、終楽章のコーダになぜか鐘が加えられていることもポイントで、『ボリス・ゴドゥノフ』を彷彿とさせるその巨大な響きは実にユニーク。
 この第5番を聴くだけでも購入の価値ありと言いたいところですが、他の6曲も聴き応え充分な内容です。特に、第4番は壮年期のケーゲルならではの異常なまでの切れ味が作品の持ち味と合致して痛烈な仕上がり。この1969年のライヴ録音は、元来ステレオ録音されたもののトラックダウンで(ステレオ・テイクは残念ながら廃棄された模様)、モノラルながら非常に良好な音質です。
 初演直後に録音された第11番もモノラルながら良好な音質で、若きケーゲルの熱い思い入れすら感じられる切実な音楽表現が魅力となっています。
 その他、作品のパロディ的性格をシニカルにあらわした第6番と第9番、ドイツ語版ゆえにクールな感触が際立つ第14番、緊迫感みなぎる冷徹演奏が作品の真価をシリアスに示す第15番と、どれも高水準な内容となっています。英語、日本語によるライナーノート付。

【収録情報】
ショスタコーヴィチ
・交響曲第4番ハ短調作品43
 録音:1969年5月(モノ)
・交響曲第5番ニ短調作品47
 録音:1986年10月(ステレオ)
・交響曲第6番ロ短調作品54
 録音:1973年9月(ステレオ)
・交響曲第9番変ホ長調作品70
 録音:1978年5月(ステレオ)
・交響曲第11番ト短調作品103『1905年』
 録音:1958年4月(モノ)
・交響曲第14番ト短調作品135『死者の歌』(ドイツ語歌唱)
 録音:1972年3月(ステレオ)
・交響曲第15番イ長調作品144
 録音:1972年11月(ステレオ)

 エミリア・ペトレスク(S:第14番)
 フレッド・タシュラー(Bs:第14番)
 ライプツィヒ放送交響楽団
 ヘルベルト・ケーゲル(指揮)

総合評価

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5.0

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26年前に初めてロジェストヴェンスキーの...

投稿日:2011/03/22 (火)

26年前に初めてロジェストヴェンスキーの指揮で聴き、難渋をきわめた第4番、同じ曲を本を読みながらBGM的に気軽に聴けるようにも指揮するケーゲルはやはり凄いと思います。もしかしたら26年を経て、私の耳が進化したのかも知れませんが、よくわかりません。しかし、とにかく良いです。

NAKAKO さん | 長崎県 | 不明

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これは良いです。オケが非力な部分もないわ...

投稿日:2009/12/31 (木)

これは良いです。オケが非力な部分もないわけではないですが、有名オケのテクニックばかりの演奏と比べたら全然問題なし。魂の叫びを感じます。

小田春永 さん | 東京都 | 不明

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祝再発。このセットは文句なく買いでしょう...

投稿日:2009/04/02 (木)

祝再発。このセットは文句なく買いでしょう。一般に怪演と評価されがちなケーゲルのタコですが、どうしてどうして、素晴らしい演奏ぞろいです。私も11番以降の冷たい、厳しい演奏に何度も針を下ろしました。(LP的表現)BGMとして聞き流すのには決して向いていませんが、この演奏から得られるものは計り知れない。ケーゲルBOXの1番とともに、最高のタコSymセットです。

タコマニア さん | 八王子市 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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