シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲、ピアノ三重奏曲第2番 メルニコフ、エラス=カサド&フライブルク・バロック管、I.ファウスト、ケラス(+DVD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902198
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
DVD付き,輸入盤

商品説明


シューマン:ピアノ協奏曲、ピアノ三重奏曲第2番
メルニコフ、エラス=カサド&フライブルク・バロック管、I.ファウスト、ケラス(+DVD)


アレクサンドル・メルニコフ、イザベル・ファウスト、ジャン=ギアン・ケラスという、いまや世界が認める存在となった3人による、シューマン・プロジェクトの第2弾。2015年4月に発売された第1弾(HMC902196)の熱もさめやらぬ中、今回はメルニコフがソロを務めるピアノ協奏曲を中心に据え、カップリングはピアノ三重奏曲第2番というプログラムです。
 シューマンの協奏曲3曲(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ協奏曲)+ピアノ三重奏曲3曲のレコーディングをするというこのプロジェクトは、3人がヨーロッパでシューマンのピアノ三重奏曲を演奏するツアーを行った際に持ち上がったといいます。楽器は、ガット弦を張った弦楽器、そしてフォルテピアノで、ということになり、オーケストラもソロ楽器に合った編成のフライブルク・バロック・オーケストラに決定。指揮は俊英エラス=カサド。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、新しいシューマン・シリーズとして世界が注目しています。
 ピアノ協奏曲は冒頭から切っ先鋭い演奏。その後のピアノとオーケストラの掛け合いは実に流麗にしてロマン味溢れております。主題の「ドシララ(ドイツ音名でC-H-A-A)」は愛する妻クララのイタリア名「Chiara」を暗示しているとする説がありますが、メルニコフも意味深長に主題を響かせています。全篇をとおしてメルニコフの生き生きとしたフォルテピアノが際立っており、彼の音楽の充実ぶりをあらためて実感します。オーケストラ間奏もまるで交響曲を聴いているような、エネルギー全開の演奏となっています。


 カップリングのピアノ三重奏曲第2番は、1847年に第1番と同時期に作曲されました。次第にシューマンを苦しめる心の病から逃れるかのように、明るく前向きな内容で、シューマン自身「甘やかで生き生きとした印象」としており、後にクララ・シューマンはこの作品について「私の魂の深いところをあたたかく包み、最初から最後まで私を喜ばせる作品」であり「大好きで何度も演奏したい」と述べました。明るく生き生きとした第1楽章冒頭、優しく愛に溢れた第2楽章、穏やかに何かを懐かしむような第3楽章、そしてうねる楽想の終楽章。名手3人が見事なアンサンブルですべての楽想を慈しむように奏でています。
 ボーナスDVDにはベルリンのフィルハーモニーで行われたライヴの模様(協奏曲)が収録されています。(キングインターナショナル)


【収録情報】
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54
[31:38]

 アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/1837年製エラール、エドヴィン・ボインク・コレクション)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

● シューマン:ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調 op.80 [26:09]

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」)
 ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ、1696年)
 アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/ジャン=バティスト・シュトライヒャー ウィーン1847年、エドヴィン・ボインク・コレクション)

 録音時期:2014年8月、9月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【ボーナスDVD】
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54


 アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/1837年製エラール、エドヴィン・ボインク・コレクション)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

 収録時期:2014年3月25日
 収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 音声:ステレオ
 NTSC
 Region All


収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegro Affetuoso - Alexander Melnikov/Freiburger Barockorchester
  • 02. Intermezzo. Andantino Grazioso - Alexander Melnikov/Freiburger Barockorchester
  • 03. Allegro Vivace - Alexander Melnikov/Freiburger Barockorchester
  • 04. Sehr Lebhaft - Various Performers
  • 05. Mit Innigem Ausdruck - Various Performers
  • 06. In Miger Bewegung - Various Performers
  • 07. Nicht Zu Rasch - Various Performers

ディスク   2

  • 01. Allegro Affetuoso - Alexander Melnikov/Freiburger Barockorchester
  • 02. Intermezzo. Andantino Grazioso - Alexander Melnikov/Freiburger Barockorchester
  • 03. Allegro Vivace - Alexander Melnikov/Freiburger Barockorchester

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順風満帆で世界へ漕ぎ出たシューマンがいる...

投稿日:2017/01/07 (土)

順風満帆で世界へ漕ぎ出たシューマンがいる だが何というしなやかな語らいの音楽だろう メルニコフのピアノフォルテがまさに風だ 吹いてきて触れては過ぎてゆく その硬軟自在さに一片の恣意もない 触れたものの感触を愉しむのか自由で繊細で こんな優しく温かいピアノを久しく聞かない 耳慣れたはずの音楽があまりに新鮮なのだ 飽きるほど聴いたピアノ協奏曲イ短調が生まれ変わっている 協奏曲嫌いだったはずのわたしが繰り返し繰り返し聴いている こんなに美しい音楽がここにあったんだ 30分余りの曲があっという間に終わる印象に驚いている 寒中なれど春近し 衷心よりあらゆる方々に推薦する

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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