シューベルト(1797-1828)

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CD

Sym.8: Karajan / Bpo

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POCG2088
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

収録曲   

  • 01. 未完成*交響曲第8番ロ短調
  • 02. グレイト*交響曲第9番ハ長調

ユーザーレビュー

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1960年代半ばLPで「未完成」は「運命」とゴ...

投稿日:2013/06/23 (日)

1960年代半ばLPで「未完成」は「運命」とゴールデンカップルでリリースされカラヤン/BPOの輝かしきDGでのウェイトを祝う如く金色の帯がついていました。本盤はその1964年録音の「未完成」からトラックスタート・・・カラヤン56歳の頃の演奏で演奏タイムは@11’28A12’34と旋律線を実に上手く扱って黄金期を迎えようとする象徴の様にl流麗にまとめてはいます。しかし後年の演奏程聴き様では過度な華やかさに陥ってはいないものの、そう、少し作為的過ぎることがどうもしっくり来なかった感触であります。深みというのでしょうか、それでも一つのスタイルとしては素晴らしいランクに聴き直しました。「未完成」交響曲は大指揮者カラヤンの割には録音歴は少なくCDでは1957年PHO(@11’04A11’53)、1968年VPO(ザルツブルグライブ、トータルタイム22’23)、1975年BPO(@12’23A13’46)、1979年BPO(日本ライブ、@11’46A12’41)等くらいしか記録されていないのは以外ですね。次に1968年収録の「グレイト」(@12’41A12’15B10’03C11’29)に入ります。曲タイトル名通りこの曲は大シンフォニーでしかも比較的各楽章で楽想の執拗な繰り返しがある為演奏次第では退屈な感じに終始するケースもある様です。カラヤンのこの演奏は先ず先のタイムメモの様に第1楽章から速いテンポで運ばれます。BPOの重厚さは控えめに展開部ではダレず進んで行くのですがBPOの性能試験の様でちょっと「含み」ニュアンスが欲しいこの曲にこのアプローチがマッチしているか迷いました。この楽章でのクロージングも徹底さを欠いた感じに聴き取れました。第2楽章も本当はホノボノ感というか懐かしいフィーリングを求めたい処をお構い無しに各節カラヤンらしくなだらかに飛び跳ねる様に進むのみです。第3楽章は若干響きが変化した事もあってウネリも加わりトリオ中間は極めてシンフォニックです。最終楽章は第2楽章と共に第1楽章の冒頭主テーマの片鱗を怒涛疾風の如く管主体にBPOサウンドが鳴りきりますが前述のこの曲特有の繰り返し的なものが次第に堂々たる〆へ導いて行きます。確かにタイム的には冗長さは避けている演奏なのですが逆に私が聴きたい曲本質についに触れずじまいだったのは残念です。多分武骨・堂々たるベーム/BPO演奏イメージが私には災いしたのでしょうか。カラヤンの他の演奏としては1946年VPO(@13’10A13’45B8’29C11’33)、1977年BPO(@13’01A13’10B14’15C12’02)とやはり彼の割りには少ないと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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