シューベルト(1797-1828)

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SACD

即興曲集 エル=バシャ

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCT00088
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

名手エル=バシャによる極美なるシューベルトの調べ

日本でも人気の高い名手、アブデル=ラーマン・エル=バシャの最新盤はシューベルトです。今まで、ショパン全集やベートーヴェン全集、ラヴェル全集など輝かしいディスコグラフィーを誇るエル=バシャの中において、シューベルトは録音にはあまり取り上げてきていなかったのですが、とりわけ大事にしてきたレパートリーでした。コンサートでは何度も取り上げ、その美しい世界とタッチで聴くものを虜にしてきました。過去の偉大なピアニスト達以上の美しいシューベルトの世界。卓越した技術と感性豊かであり、現代的な洗練された流麗な即興。それがエル=バシャのピアニズムであります。
 前作の『バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻』同様、使用しているピアノは、ベヒシュタインD-280です。バッハの際でも高い評価を受けた音色感。「自分の音楽表現するには最適なピアノ」という本人が語るように、陰影ある音色と深みのある響きはシューベルトの世界でも大いに発揮されています。現代の最高峰のピアニストといっていい名手による名曲集をぜひお聞き下さい。(TRITON)

【収録情報】
シューベルト:
・即興曲集 D.889(op.90)
・即興曲集 D.935(op.142)

 アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ/ベヒシュタインD-280)

 録音時期:2012年5月7,8日
 録音場所:横浜、かながわアートホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

内容詳細

前作バッハの平均律が素晴らしかったエル=バシャの久しぶりのシューベルト。瞑想的なシューベルトを聴かせている。その音はあくまでも澄み切って高い透明度を保っている。繊細で密やか、シューベルトの、あるいはエル=バシャの意識が聴く側に深く入り込んでくるような素敵な演奏だ。★(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 即興曲集 D.889(作品90)
  • 02. 即興曲集 D.935(作品142)

ユーザーレビュー

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ショパンのピアノ名曲集やベートーヴェンの...

投稿日:2012/10/07 (日)

ショパンのピアノ名曲集やベートーヴェンのピアノ・ソナタ集、ラヴェルのピアノ曲全集、そして何よりも忘れ難いバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻の名演で名高いピアニスト、エル・バシャによる待望の新譜の登場だ。曲目はシューベルトの即興曲集であるが、コンサートではたびたび採り上げてきた得意のレパートリーであるだけに、満を持してのスタジオ録音ということが言えるだろう。同曲には、様々なピアニストによる多種多彩な名演が目白押しであるが、本盤のエル=バシャによる演奏は、その中でも最も美しい名演と言えるのではないだろうか。「ベヒシュタインD−280」という使用しているピアノによるところも大きいとは言えるが、それ以上に、エル=バシャによるアプローチが素晴らしいと言える。スコアに記された音符を一音たりとも蔑ろにしない精緻な演奏を基軸としているが、いわゆる人工的な技巧臭とはおよそ無縁の演奏であり、どこをとっても楽曲の美しさだけが描出されているのが見事である。もちろん、エル=バシャによる演奏が、表面上の美しさだけを追及したものでないことは言うまでもない。シューベルトのピアノ曲は、親しみやすい旋律には満たされているものの、どこをとっても独特の寂寥感が満ち満ちている。したがって、スコアに記された音符の表層をなぞっただけの演奏では、楽曲の美しさを表現することができても、シューベルトが同曲に込めた意味合いや楽曲の真の魅力を描出することは不可能であると思われるところだ。スコアに記された音符の行間に込められた楽曲の心眼にまで徹底して目を行き届かせた演奏をすることが必要不可欠となってくると言えるが、エル=バシャによる本演奏は、かかる点においても何ら問題はなく、各旋律における表現の彫の深さにおいてもいささかも不足はないと言えるだろう。その意味においては、エル=バシャによる本演奏は、美しい中にも内実をともなったものと言えるところであり、正にシューベルトのピアノ曲演奏の理想像の具現化とも評価し得るものと言える。前述のように、同曲には海千山千のピアニストによって多種多彩な名演が成し遂げられているが、エル=バシャによる本演奏は、それらの名演と比較しても十分に存在価値のある偉大な名演と言えるのではないかと考えられるところだ。いずれにしても、本演奏は、エル=バシャが、その実力を余すことなく発揮した素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質も素晴らしいの一言。エル=バシャによる美しさの極みとも言うべきピアノタッチが鮮明に再現されるのはSACDならではのものであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。このようなエル=バシャによる素晴らしい名演をSACDによる超高音質で堪能できることを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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空気が澄んでいるような、常に静けさを感じ...

投稿日:2012/10/05 (金)

空気が澄んでいるような、常に静けさを感じさせる演奏だと思いました。 きれいに並んだ音の粒や、きれいに揃った和音がそう感じさせるのかもしれません。きれいと言っても華やかとはちょっと違います。 時に古くからの友人と対話しているような温かい穏やかさも現れるが、どことなく暗さがある。でも重たくはないし、やっぱり美しい。という感じでした。私は「シューベルト大好き!」ではないので、他の演奏をたくさん聴いているわけではないですが、D.889の1番をこれほど美しいと感じたのは初めてです。このピアノ、この音質でソナタも聴いてみたいです。 これを聴くと、是非このピアノ、この音質でベートーヴェンのソナタを録って欲しいです!

豆 さん | 神奈川県 | 不明

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