シューベルト(1797-1828)

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CD

交響曲第9番『グレート』、他 ケンペ&ミュンヘン・フィル 

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC57
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

シューベルト:交響曲第9番《グレート》、他
ケンペ&ミュンヘン・フィル

1968年5月ステレオ録音。左右いっぱいに広がるステレオ空間に余裕を持って定位する各楽器の音色がほどよい明るさを伴って美しく収録されており、第2ヴァイオリン右側の楽器配置も非常に効果的です。
 演奏は全体に非常に精力的なもので、速めのテンポと豪快な表情付けによるノリノリの音楽が、作品本来の無窮動的な性格に合致してたまらない快感を呼び起こします。
 組み合わせの《メタモルフォーゼン》は、一転して歌にあふれた演奏で、つややかで美しいサウンドと豊かな抑揚を伴った芳醇なアプローチが、たとえばクレンペラーのような禁欲的な《メタモルフォーゼン》とは正反対の印象を与えてくれます。
 この作品のレコーディングは、さまざまな演奏家によっておこなわれてきましたが、ここまで感覚的な美しさを志向した演奏は聴いたことがありません。あるいは23楽器すべてに配慮するとこうなるということなのでしょうが、このパート・バランスはある意味で非常に魅力的です。
 スコアを常に想起させながら、しかも常に推進力に富み、おまけに響きは美しいという、まさに稀有な演奏の嬉しいCD化です。

シューベルト:交響曲第9番『グレート』
R.シュトラウス:『メタモルフォーゼン』
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)

内容詳細

ミュンヘン・フィルの音楽監督就任直後にケンペが独CBSに残した録音の内でも白眉。チェリビダッケとは神経質な程の緊迫感を奏でていた同じオーケストラから、彼らの本質である、肩の力の抜けて明るい楽想あふれる演奏を引き出したケンペの実力に喝采。(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ケンペの柄の大きさと気力の充実が見事に音...

投稿日:2022/04/22 (金)

ケンペの柄の大きさと気力の充実が見事に音に生かされた<グレート>である。ブラームスなど作為的なところが表れて良くないが、このグレートでは枠を感じさせずスケールの大きさと彫の深さが出た演奏だ。ケンペは、東ドイツにいた頃、<フルトヴェングラーと巨匠たち>のフィルムでわずかだが<英雄>を振っていた映像を見たことがある。オケは多分ドレスデンSKだろう。その後、西側に出てきて録音を盛んにした時など、我が国での指揮者人気投票でトップを取ったこともあるが、今にしてみれば人気の割には録音数が少ないと思う。この<グレート>、ステレオ録音の中ではトップクラスの演奏と言えるだろう。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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さあ、「グレート」を聴こう、という時、ケ...

投稿日:2012/02/04 (土)

さあ、「グレート」を聴こう、という時、ケンペのこの純ドイツ風演奏か、ジュリーニ&CSOの個性的演奏かでいつも迷います。が、併録の「メタモルフォーゼン」がサー・ジョン・バルビローリ盤と並んであまりに素晴らしいので、ケンペ盤を聴くことが多いかなあ。ドイツ人の尊敬を集め、ドイツ人にいや世界中の愛好家から愛されていたケンペ。ミュンヘン五輪テロの追悼式で、「英雄」の第2楽章を指揮していたのは、ケンペではなかったかしら(違っていたら訂正を)。「メタモルフォーゼン」の主題引用のところにさしかかると、いつも思い出します。一転「グレート」では、冒頭のホルンから聴き手を引き付け一気に終楽章まで誘ってくれます。出会えてよかった名演です。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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SACDは知りませんが、CDと比べてずつと素晴...

投稿日:2011/09/18 (日)

SACDは知りませんが、CDと比べてずつと素晴らしくなつたと思ひます。広がりと奥行き、低音、分離がよくなつて、豊かさ美しさがずつと増しました。以前のCDが平面的で、高音がキンキンし・・と聞えてきました。「グレート」はご多分に漏れずフルトヴェングラーで聴くことが多く、ベーム、ジュリーニその他を聴いてもそれほどピンとは来ず、ケンぺを聴いたとき初めて、この作曲家の湧き立つ歓喜(度を越した?)が感じられました。Blue-specのおかげでそれがハツキリ分かりました。ほかの作品からは、どうしても別れとか、死とかを感じてしまひ、未完成ではスゴイと思へたフルトヴェングラーでも、この曲を全曲通しては、圧倒はされても、本当にはよくわかつてゐなかつたのです。ケンぺのおかげで、ワルターもまた聴き直してみよう、と思ふやうにもなりました。録音がかうして変化して、曲が違つて聞えてくるのは、嬉しいことではありますが、いままで何を聴いてきたのか?といふ疑問を持たされることにもなり、たぶん多くの人の経験なのでは。(しかし新たな改善盤が、どれもが必ずよくなつてゐるのとは違ふ経験も、かなりしてゐます。どうなつてゐるのだらう。)

JCS さん | 神奈川県 | 不明

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