CD 輸入盤

『白鳥姫』、『とかげ』、孤独なシュプール、伯爵夫人の肖像 セーゲルスタム&トゥルク・フィル、エークルンド(朗読)

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573341
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

シベリウス:『白鳥姫』、『とかげ』、伯爵夫人の肖像
セーゲルスタム&トゥルク・フィル


シベリウスの劇音楽の中でも比較的地味な存在である『白鳥姫』が生まれたきっかけは、1905年にメーテルランクの戯曲「ペレアスとメリザンド」のヘルシンキ初演でした。これはシベリウスが曲を付けたものでしたが、劇で主役のメリザンドを演じたハリエット・ボッセの夫、ストリンドベリがこの音楽に大感激したことで、自作の劇「白鳥姫」にも音楽を付けてほしいとシベリウスに懇願。しかしストックホルムで初演が叶わず、結局はスウェーデンの劇場が介入し、改めてシベリウスに作曲を依頼し、1908年にようやく初演が行われたというものでした。ストリンドベリはこのお話に様々なおとぎ話の要素を取り入れたため、中心となるのは白鳥姫と魔女である継母の確執であり、王子とのロマンスというある意味普遍的な作品になってしまったのは、仕方ないことなのでしょう。シベリウスはこの劇に普段の作風とはちょっと違う、グリーグ風の音楽を付けています。通常は組曲版が演奏されますが、やはり全曲を聴くことでシベリウスの本意が伝わるはずです。
 他には、あくまでも劇音楽として完結しているためコンサートでは演奏されることのあまりない『とかげ』と、2つの朗読劇が収録されています。あまり知られていないシベリウスをご堪能ください。(NAXOS)

【収録情報】
シベリウス:
● 劇付随音楽『白鳥姫』 JS189 (1908)

 第1幕(はるか彼方からの角笛の合図/静かに鳩よ、わたしの王子様がやってくる/白鳥は過去を飛ぶ)
 第2幕(さあ、今ハープを弾きましょう/白い白鳥は過去を飛ぶ/白鳥姫の母/ハープは沈黙し、すぐに新たなメロディを奏でる/他の場所に/継母−花嫁はどこに/金の雲は赤いバラになる)
 第3幕(白鳥姫/城の火事/今こそハープを/感謝と賛辞は全ての者を跪かせる)
● 劇付随音楽『とかげ』 Op.8 (1909)(弦楽オーケストラ版)
 第1場:Adagio
 第2場:Grave
● 朗読劇『孤独なシュプール』 JS77b (1948)
● メロドラマ(朗読劇)『伯爵夫人の肖像』 JS88 (1905)


 リホ・エークルンド(朗読)
 トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
 レイフ・セーゲルスタム(指揮)

 録音時期:2014年1月24日、2月5,6日、9月10日
 録音場所:フィンランド、トゥルク・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ユーザーレビュー

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田舎へ向かう夜行列車の中で”白鳥姫”を聴...

投稿日:2018/11/18 (日)

田舎へ向かう夜行列車の中で”白鳥姫”を聴いた 車窓を後ろへ流れ去る街の灯とシンクロナイズして 音の星が次から次と流れていった 時の流れだけが航跡を残すように飛び去っていく とつとつと語る様でいて心の丈は闇の中に隠された 堂々巡りの様でもあり 起承転結が読み取れないもどかしさに いつしか時間の流れを見失い 何処にいて何を求めていたのかも忘れてしまう そんな不思議な音楽それが”白鳥姫”だ シベリウスの劇付随音楽の表現は多岐にわたる 続く”とかげ”はメロディックであり劇的である 劇中を流れゆく心理の波を音楽がすでに描写仕切った趣だ 最後には面白い小品が置かれている 朗読に付けられた音楽二題 ここでは言葉の意味が分からないものの実に面白い 奇妙だが興味深いシベリウスの一面が覗けた あなたも如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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