自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

サラ・ヘンドリックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309254326
ISBN 10 : 4309254322
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;19

内容詳細

「まわりに合わせて“ふつう”の仮面をかぶっているけれどつらい」「動作や表情がぎこちないと言われる」「社交は“台本”を覚えてやり過ごしている」「小さな頃は人なつこいタイプ」「女の子らしいことに興味を示さない」「身だしなみが苦手」…自らも自閉スペクトラム症(ASD)者である著者が集めた証言をとおして、ASD女性の生まれてから老いるまでの人生を知る。

目次 : 女の子たちも自分が何者なのか知る権利がある/ 女の人も自閉スペクトラム症になる/ 診断までの道のり/ この子は何かが違う―乳幼児期/ まわりになじめない―子ども時代の関係性/ 変わっていく身体と複雑な友人関係―思春期に出会う困難/ 家の外はカオス―学校生活に必要な支援/ 大人になってからASDだとわかった女性たち―成人診断がもたらすもの/ 「ASDに見えない」―大人になってからの困難/ 大人の人間関係―友人になるってどういうこと?/ 男か女かどちらでもないか?―セクシュアリティと性自認/ 好きな人とつながりたい―恋愛・性行為・パートナーシップ/ 子どもを産むとき―妊娠と育児のあれこれ/ 身体の不調とどう付き合うのか―健康で豊かな生活をおくるには/ こんな働き方をしています―就職するとき/ ASDとともに老いてゆく―老後を考える/ 理想の生き方とはどんなもの?―死ぬ前におこなっておきたいこと/ おわりに―あなたはどう生きていく?

【著者紹介】
サラ・ヘンドリックス : 英国にて、自閉スペクトラム症者などを対象とした訓練やコンサルティング、ビジネスをサポートする団体を運営する。自らも自閉スペクトラム症の診断を受けている

堀越英美 : 1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    女性の自閉スペクトラムの特徴がライフワーク順に紹介された本書。ASD多め、ADHD少々でできている私はもう、頷きっぱなしだった。人との衝突に疲れ、「普通」に見られるよう、擬態してきた。だからこそ、踏ん張れたのもあって「発達障害じゃない?」と指摘された時は安堵するよりも「今までの努力は無駄だった」という悔しさが勝っていた。正直、その時は号泣した。特に好意の押し付けで人に迷惑を掛け放しの黒歴史から「自己中な私は人を愛する価値がない」と思いながらも性自認もあやふやな私は10・11章はのめり込む様に読みました。

  • くさてる さん

    「女の子たちも自分が何者なのか知る権利がある」という言葉が重い。男性に多いとされてきたASD、けれどその陰には見過ごされてきたたくさんの女性ASDの存在がある。この本は、そんな女性ASDの幼児期から老年期までの行動パターンについての知識を深めるためのもの。多くの当事者の証言が盛り込まれ具体的で役に立つだけでなく、感情の浮き沈み、傷つき体験、怒りや悲しみ、同時に喜びや誇りの感情、楽しめることなどの生々しさが心にしみました。当事者のみならず、周囲の人にもと思いますが、でもまずは当事者のかたに、ぜひ。

  • Natsuko さん

    仕事関連勉強本。タイトルの通り、自閉症スペクトラム症の女性の幼児期から老年期を、著者ご本人含む当事者の声を掲載しながら研究している。性別による特性の出現の仕方は確かに特徴的であり、何人かの女性の行動を思い出しながら「なるほど」の連続、知識として持っておきたいことばかり。ASDの加齢については研究データが全くない現状とのことだが、ASDの母が入所する高齢者施設のスタッフの介護への不満は辛辣。高齢介護と自閉症支援両方の知識が求められる時代がやってくるのかもしれない。

  • チヒロール さん

    子どもの頃から今までの困り事に、思う所があり診断を受けてみたらASDである事が数年前分かって。 本書を読むと自身にも当てはまることがいくつかあった。変化を好まない、見通しを立てておかないと安心出来ないなど。特性を受け入れて、どうすればストレスなく過ごせるか。指針が分かると心強いね。

  • のんタコス さん

    「女児(女性)の自閉症(ASD)はほぼいない」 という長年信じられてきた間違った認識のせいで、早期にASDと診断されずに苦しんでいる女性が沢山いる事を世間に知ってもらわねばならない!という願いを込めて書かれた本。 女児は周りにいる定型発達女児の真似をしてしまうので、ASDとは気づかれずに成長してしまうそうだ。 (定型発達という言葉、好きじゃない) 20代、30代、40代以降にASDと診断させる女性が多く驚いた。そして、今までの自分をやっと認める事が出来て楽になったと言う方が多く驚いた。

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