サビーネ・フリューシュトゥック

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不安な兵士たち ニッポン自衛隊研究

サビーネ・フリューシュトゥック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562041404
ISBN 10 : 4562041404
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,319p

内容詳細

気鋭の女性外国人社会学者が、日本社会での自衛隊のあり方を分析。戦いを禁じられた軍隊のアイデンティティとは何か。この国にとって、自衛隊とは何なのか。知られざる自衛隊の実像に迫る1冊。

【著者紹介】
サビーネ・フリューシュトゥック : 1965年、オーストリア生まれ。1996年、ウィーン大学にて博士号取得(日本社会学)。現在はカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授(近現代日本研究)、東アジアセンター所長。近現代日本の文化と社会、特に、権力/知、ジェンダー/セクシュアリティ、軍事/社会について研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    著者はオーストリア生まれで、ウィーン大学で学位を取得(日本社会学)、現在はカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授を勤める女性研究者。彼女の日本社会学研究の対象の一つとして、今回は自衛隊が選ばれた。自衛隊は私たち自身にとってもたしかに奇妙な存在で、普通に考えれば憲法第9条とは明らかに矛盾する。そんな自衛隊の現在、とりわけ隊員たち(将官から新人、防大生まで)の描く自己像と認識に客観的、学問的に迫った数少ない一書。改憲論議がかまびすしい中、この機会に自衛隊を再考してみようと思う。

  • たまきら さん

    2008年出版、オーストリア生まれのアメリカ人女性(専門は日本社会学!)による、自衛隊研究の本です。実際に隊員とともに時間を過ごして書かれた内容なだけに、2008年当時の隊員の本音や生き方が伝わってきます。特にジェンダー格差の調査が読みごたえがありました。かなりひどいセクシャルハラスメントが横行していることが冒頭から何度も記されていて、なぜこの時点でもっと公にならなかったのか…と悲しい気持ちになりました。ただ、女性が出世できない業界であることは、世界どこでも一緒な気もします。読み友さんの感想を読んで。

  • 自然堂 さん

    阪神淡路大震災の対応の遅れが自衛隊の能力不足によるものだとか、自衛隊の社会的地位が向上せず、法的にも脆弱なままであるのはドイツが戦時中の行動の責任をとったのに対し、日本は曖昧な立場のままである為だ、とか(実際は両方共村山富市の責任に依るところが大きい)本書の主眼がそういう所にないという事は理解しているが、ある種大雑把ともいえる著者の認識の浅薄さが要所要所で顔を出し、終始喉に刺さった小骨のように引っかかって、本書自体の説得力を貶めているように感じ、素直に読めなかった。

  • ひろ さん

    自衛隊という特異な組織の隊員は何をどう感じそれは何によるものなのか?を海外の社会学者が研究した本。既に10年以上前の本なので相当現状とは異なる部分も多いと思われる。本書では「お国のために死ぬことが美徳」という旧軍のヒロイズムを自衛隊員は暗に否定し、組織としても旧軍との連続性を否定する。前者は「社会のために危険を省みない」というアイデンティティ、後者は資料館などで「1950年代からの歴史の中で自衛隊とはなんであるか」を肯定的に記す形で自らの新たな存在理由を明確化しようとしている。

  • 伊達者 さん

    2度目の読破とは知らなかった。何にも覚えていない。自衛隊を社会学的な方法で多角的に分析した本。自衛隊を巡る環境は本書出版の2008年からも大きく変化しているが,自衛隊そのものは大きく変わっていないのではないだろうか。本書が力を注ぐジェンダーに関してはセクハラ体質が世間の大きな注目を浴びている。女性自衛官は昇進を重ねイージス艦の艦長も生まれている。自衛隊のマークである桜や鳩に関する分析など思いがけない指摘もあって自衛隊について気づかされることが多かった。でも自衛隊の軍事的実力については、半信半疑。

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サビーネ・フリューシュトゥック

1965年生まれ。ウィーン大学大学院博士課程修了。博士(日本社会学)。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。専門は近現代日本文化研究

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