ハリー・オーガスト、15回目の人生 角川文庫

クレア ノース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041030110
ISBN 10 : 4041030110
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
526p;15

内容詳細

1919年に生まれたハリー・オーガストは、死んでも誕生時と同じ状況で、記憶を残したまま生まれ変わる体質を持っていた。彼は3回目の人生でその体質を受け入れ、11回目の人生で自分が世界の終わりをとめなければいけないことを知る。終焉の原因は、同じ体質を持つ科学者ヴィンセント・ランキス。彼はある野望を持って、記憶の蓄積を利用し、科学技術の進化を加速させていた。激動の20世紀、時を超えた対決の行方は?

【著者紹介】
クレア ノース : 1986年4月27日イギリス生まれ。ロンドン在住。16歳にして『ミラードリームス』(邦訳はソニー・マガジンズから)でデビュー。キャサリン・ウエブ名義でヤングアダルト向けファンタジー作品、ケイト・グリフィン名義で大人向けファンタジー作品を多数発表するなど、多彩な執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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なんとなく気になり購入。タイトルから、な...

投稿日:2021/06/30 (水)

なんとなく気になり購入。タイトルから、なんとなくよくあるループものかなと思っていたがそれらとはまた違う、壮絶な戦いの記録。何回も人生を生きることが、はたして幸せなのかはわからない。読者はハリーオーガストの最初の15回の人生しか知ることができないけど、このあと彼がどのような生き方を選ぶのか気になる。

えびまよ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紅はこべ さん

    ポッター、クバートに続くエンタメ文学界に名を残す3人目のハリー?『リプレイ』よりも『夜の真義』を連想した。長い時をかけての宿敵との闘いということで。読み終えても理解できなかったのが、ヴィンセントの目的。人類の滅亡を早めても、神になりたかったのか?人類が存続してこその神なのに。16回目のハリーの人生がどうなるか、知りたい。

  • naoっぴ さん

    ユニークというか突飛というか、設定が実に興味深い作品。記憶を維持したまま何度も生まれ直す体質の人々が世界に多く存在し、そういう人々のための組織があるとしたら。そしてその体質の人の中にこの世の歴史を変えようと企む人がいたとしたら…。タイトルにもあるように、主人公ハリーは物語中15回もの人生を過ごすわけで、読むこちらはくたくたになりながらようやく最後の解決にたどり着くという、気の遠くなるような話だった。死ぬ時の痛いシーンが何回もあるのには閉口したものの、作者のリプレイ設定の発想のすごさに拍手。

  • ゆかーん さん

    法条遥さんの描く「リライト」の小説を思い出すような、繰り返しの人生でした。この小説の設定の凄いのは、一度死んだら、0歳から人生をやり直さなくてはいけない所です。過去の記憶を全て覚えているのですから、幼少期の彼は退屈だったことでしょう。しかも、そんな特殊能力者が街の至る所に存在し、「世界の終わり」の運命を握っているのですから、気が気ではありません。終焉の原因であるヴィンセント氏の行動にはハラハラ・イライラさせられましたが、いい感じに盛り上がった所で話が唐突に終わるため、肩透かしを食らった気持ちになりました。

  • goro@80.7 さん

    「リプレイ」とはまた違った輪廻の物語。これは読書だから、読書でしか味わえないと思う物語でありました。なんと遠大で苦しい物語でしょうか。しかし読み始めたら止まらない。敵となったランキスを求め輪廻を繰り返すハリーが切なく、あれだけの仕打ちをされて…俺なら耐えられないわ。人生が二度あればとは思うが、これは拷問に近いとしか思えない。16回目ハリーはようやく穏やかに過ごせるのでしょか。いや、無理なんだろうな〜読後色々考えてしまいます。

  • スカラベ さん

    傑作!壮大かつ壮絶な物語。「宿敵」との攻防にゾクゾクしつつ読了。主人公は、記憶を残したまま、何度も生まれ変わるハリー・オーガスト。まず頭に浮かぶ小説は『リプレイ』だが、こちらの方がスケールが大きく、彼の人生だけでなく、世界とその行く末を巻き込む。過去から未来への時間軸の拡がり、パラレルワールドなどの要素がどっしりとストーリーの中に陣取り、ハードSFの世界をも展開する。解説にあるように、原題は「最初の」15回目の人生なので、幾重も繰り返される人生のうちのほんの最初のことを描いている。どこまでも果てしない。

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クレア ノース

1986年4月27日イギリス生まれ。ロンドン在住。16歳にして『ミラードリームス』(邦訳はソニー・マガジンズから)でデビュー。キャサリン・ウエブ名義でヤングアダルト向けファンタジー作品、ケイト・グリフィン名義で大人向けファンタジー作品を多数発表している。2017年、『ホープは突然現れる』で世界幻想文

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