お手軽価格で、ゴージャスなChristmas。！。を、貴方に。

『古いドイツのクリスマスの歌』なかなか入荷せず、スイスのClaves本社や、代理店のキングレコードに掛け合って、ようやく入手できた。 名テノールのヘフリガーの畢生の歌唱。オリジナル楽器で、１５〜６世紀のドイツのクリスマスの音楽。華やかさはないが、当時のクリスマスのよすがを偲ぶにはいい一枚だ。録音も１９８４年７月と新しく良い。

何か期待はずれ。

数年前に購入した時から毎年クリスマスシーズンには聴いている大切な1枚です。プラシド・ドミンゴをホストとして毎年12月にウィーンで開催されているコンサートのライブ盤ですが、ホスト＆ゲストの歌手、オケ、選曲、編曲、プロデュースのすべてが抜群に素晴らしく、感動的な華のあるCDに仕上がっています！私は特に“The　Gift of Love”が好きです。ドミンゴの厚く深く輝きのある声が、彼の息子が作曲したこの美しいバラードを最高のものにしています。聴くたびに、満ち足りた優しい気持ちでいっぱいになるCDです。

お得感と残念が共存。内容的にヘンデルとバッハのクリスマス用の大作オラトリオ対決か?!と期待していたんですが、蓋を開けてみると、バッハのクリスマス・オラトリオのみ全曲収録で、ヘンデルのメサイアは第1部のみと有名なハレルヤだけおまけで収録と言うなんとも中途半端なもの。しかし、バッハのクリスマス・オラトリオハアノカール・リヒターの演奏！（1955年録音）。また、リヒターの演奏以外はすべて最近の録音でと言うのもうれしい。これで、ヘンデルのメサイアを全曲収録していてくれたら、文句なしだったんですけどね。

収録曲の補足を。CD1は降誕節用グレゴリオ聖歌集（18曲）。CD2はクリスマス用グレゴリオ聖歌集（13曲）。CD3はイタリア語のクリスマスキャロル集（30曲、荒野の果てで、清しこの夜など）。CD4は英語のクリスマスキャロル集（17曲、ともに喜びすごせ、天には栄えなど）。CD5はモンテヴェルディのクリスマス用の合唱、声楽曲集（7曲）。CD6はヘンデルのオラトリオ「メサイア」の第1部のみハレルヤコーラス。CD7-9はバッハのクリスマスオラトリオ全曲。CD10は、サン=サーンスのクリスマスオラトリオ、ハープのための幻想曲、フォーレのラシーヌ讃歌。

　オペラ歌手が歌ったｸﾘｽﾏｽｱﾙﾊﾞﾑとしては、これがﾍﾞｽﾄではなかろうか。ソロ、デュエットとも楽しめる。ﾃ･ｶﾅﾜは元からこの手の歌には達者だったので予想どおりだが、感心したのはﾊﾝﾌﾟｿﾝ。以前は、かつてのメリル(Br)等に比べ、「英語の歌」が様にならず大いに不満だったが、ここでは洒脱に格好良く歌っており、大満足。

アルペンの田舎の敬虔なドイツの家庭のクリスマスの歌集である。アカペラであるが、歌唱力は相当なものである。

荘厳な空気に包まれる最高に美しいクリスマス　演奏：ノートルダム寺院聖歌隊　コントルポワン合唱団　ガブリエル・マッソン金管合奏団　ピエール・コシュロ（パイプオルガン）　指揮：ジュアン・ルヴェール　　プロデューサー：一色 このみ

以前ＥＣＭからブルーノ・ガンツの朗読が出ていた。内容はわけが分からなかったが、言葉のリズムが良かった。最近はディースカウが朗読のＣＤを発売したが、まず朗読のＣＤとして押せるのがこのＣＤ。語りかけることの凄さ。詩のリズム。聴いていると体内のいろいろなものが触発され、様々な感覚が立ち上がってくる。言葉が分からなくても、言葉の持つ普遍的な力が体に浸透していくことが分かります。昔のアンゲロプロスの映画に興奮できない人はやめたほうがいいかな？でも一押しの素晴らしいＣＤです。