ジョージ・クラム・エディション Vol.18
BRIDGEレーベルで進行中のジョージ・クラム作品全集録音シリーズの最新盤。今年(2017年)87歳のクラムは相変わらず元気で創作に取り組んでいるそうで今後が更に楽しみ。このアルバムでは最新作が2012年の『アンダルシアの黄色い月』で、クラムのライフ・ワークであるスペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩による歌曲集。『アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク』はセロニアス・モンクの有名な「ラウンド・ミッドナイト」のクラム流パラフレーズ。以前にもこのシリーズに収録されていましたが、こちらは新たに録音されたもの。『Yesteryear』はこのアルバムで最も聴きごたえのある作品で、メゾ・ソプラノの美しくメリスマティックな歌声に打楽器とプリペアド、アンプリファイド・ピアノの神秘的な音響が絡み、まさに妖艶なクラム・ワールドが拡がります。(輸入元情報)
【収録情報】
クラム:
1. アンダルシアの黄色い月 (2012)〜スペイン歌曲集 III
2. アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク (2001)〜セロニアス・モンクの『ラウンド・ミッドナイト』による反芻
3. セレスチャル・メカニクス (1979, rev.2012)〜アンプリファイド・ピアノ4手のための
4. 昨年 (2005, rev.2013)〜メゾ・ソプラノ、アンプリファイド・ピアノと打楽器のためのヴォカリーズ
トニー・アーノルド(ソプラノ:1)
マルカントニオ・バローン(ピアノ:1)
マルカントニオ・バローン(ピアノ:2)
クアトロ・マーニ(ピアノ・デュオ/スティーヴン・ベック、スーザン・グレース)(3)
トニー・アーノルド(ソプラノ:4)
マルカントニオ・バローン(ピアノ:4)
デイヴィッド・ネルソン(打楽器:4)
ウィリアム・ケリガン(打楽器:4)
録音時期:2016年6-8月
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音(1,3,4)