ギュスターヴ・フローベール

人物・団体ページへ

ボヴァリー夫人

ギュスターヴ・フローベール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048734622
ISBN 10 : 4048734628
フォーマット
出版社
発行年月
2003年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

184X年、フランス。欲望に流され続ける人妻エマ。彼女が本当に手に入れたかったものは…。現代作家と画家のコラボレーションにより、世界の名作がちょっと大人な絵本になって登場。

【著者紹介】
姫野カオルコ : 1958年、滋賀県出身。90年『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。何通りもの文体で幅広い作風ながら、常に独特の視点が熱狂的読者をうむ

木村タカヒロ : 1965年、東京都出身。セツ・モードセミナー研究科卒業。90年、第7回イラストレーション誌「ザ・チョイス」年度賞大賞受賞。コラージュ作家、顔面画家として、独自の展開で作品発表を続ける他、雑誌や書籍、広告などのイラストレーションを数多く手掛ける。また、近年はWEB上にてコラージュによるアニメーションを発表し、ワールドワイドな展開を見せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • がんぞ さん

    既婚男女向けの絵本/“憧れ”が彼女の破滅の因となった。退屈な夫への不満。夢の実現を熱望、しかしそれが文明の基礎でなかったか?してみると破綻者が文明を進化させ、文明の進歩には死屍累々。/戦争は文明のテストマッチ。普仏戦争で新興国ドイツに敗北。阿片戦争後、支那分取りが迫っている…/誘惑者レオンは誘惑術に長けていて、逃げ足が早かった/19世紀フランスらしく、破綻は婚外セックスではなく経済的行き詰まりから来た。“子供を何人か産んでからは男女ともフリー”という地中海ルールもあり/薬剤師が町の顔役、悪ワル。/砒素の味

  • 空の落下地点。 さん

    「永遠の少女と永遠の少年の物語」...エマは少女病なんだなぁと思った。少女は危ない雰囲気の大人を求めるけど、少年はヒーローになることしか考えてないから。でも、現実のヒーローってのはシャルルのように人助けだけを使命とするもので、全くもって刺激的ではない。悲劇だった。「敏感が鈍感に許される」ことは自分自身を否定することだったんだな。神には許されたいけれど、シャルルには許されたくない...マゾチックな恋人を神聖視したい願望。本当の恋をする権利は誰にでも保証されるものであってほしい。チャンスが平等でないとしても。

  • スリカータ さん

    ボヴァリー夫人を読んだことがなかったので、今回初めてストーリーを知った。姫野カオルコさんは巧いですね。高村光太郎や千昌夫のフレーズまで引用するとは。短いセンテンスに煌く言葉。木村タカヒロさんは初めて存じ上げた方だったが、コラージュも良かった。表情にドキッとするようなリアルさがある。他の作品も拝見したい。シャルルは最後までエマを愛していたのですね。純粋と愚鈍は背中合わせ。疑わなかったのかな。切ないね。

  • bakumugi さん

    姫野カオルコの軽快なテンポの文体と木村タカヒロのイラストのバランスがよく、ページを繰る手が止まらない。無粋で退屈は罪。若い女主人公エマが内に秘める不毛な怒りを木村タカヒロのコラージュ画がえも言えぬ眼力で訴えてくる。ラスト「失うだけの人生だった。」あがくでもなく、後悔するでもなく、私もそんなセリフを吐いて死にたいと思う。自分の中で反響した絵、文章、久しぶり。大人に薦めたい絵本。

  • グーグー さん

    映画「ボヴァリー夫人とパン屋」を鑑賞する前に、この大人の絵本でちょっと勉強。姫野カオルコさんが、19世紀半ばのフランスの田舎・地方都市生活を、挑戦的に、歯切れよく語る。木村タカヒロさんの絵・コラージュは、どろどろとしたこの作品世界に合っている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ギュスターヴ・フローベール

1821‐1880。フランスの小説家。ルーアン市立病院の外科部長の息子として生まれ、父の死後、ルーアン近郊のクロワッセの邸に隠遁し、文学作品の執筆に専念する。『ボヴァリー夫人』によって一躍名声を得て、レアリスムの巨匠というレッテルを貼られるが、その真の革新性は、それまで卑俗な文学ジャンルとみなされて

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品