大砲と帆船 ヨーロッパの世界制覇と技術革新

カルロ・M・チポラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582532128
ISBN 10 : 4582532128
フォーマット
出版社
発行年月
1996年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
281p;20

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読書メーターレビュー

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  • 俊 さん

    大砲と帆船の進化の歴史を解説している。大砲や帆船といったイノベーションを受け入れるには、受け入れるだけの「下地」が必要だ。のちの歴史を知っていると、イノベーションを受け入れない=後進的だとしてしまいがち。だが当時の人間にしてみれば、あくまで可能性に過ぎないものを国の体制を揺るがしてまで受け入れるというのは、そうそうできる決断ではないだろう。技術に関する点だけでなく、広い視野で歴史をみているのが良かった。

  • むらきち さん

    大砲と帆船の発展や影響が分かる本。大砲の話が中心で、帆船は必要最小限。人間が漕いでいたのを風エネルギーを捉える帆に変え、剣や弓の代わりに火薬エネルギーを利用する大砲に変える。そうすることで、人間自身の力を越えた大量のエネルギーを利用できるようになった。これが発展と拡大につながる。大砲を発展させておきながら、巨砲主義にとり付かれて進展が無かったトルコの感じが、航空母艦の優位性を示しておきながら戦艦に固執し続けたどこかの国を思わせた。新機軸の導入は従来のやり方と対立することが多く、とても困難なようです。

  • pangea74 さん

    中古本で読了。近代ヨーロッパ各国が大砲と帆船というテクノロジーを駆使して、いかに世界を制覇してきたかを解き明かしていく歴史本。大砲関連の記述が多めで帆船のことについてはそんなに書かれていない。本文自体は150ページほどで、後半は付論(資料)で占められていて、予想していた内容と違っていたので、物足りなさが残りました。大砲や帆船の種類についての記述は必要最小限ながらも、大砲の輸出量などは詳しく書かれていました。イギリスの大砲は特に質が高かったらしい。また、青銅砲は高価ながらも鉄製よりも加工しやすかった模様。

  • ルヴナン さん

    今邦題をつけるなら『銃・帆船・帝国』になるだろう。勿論ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』の先駆的業績だからだ。地理を旧世界に、対象を軍事技術に絞っている。頁数の少なさもあってスケールには欠けるが、幾分含蓄には富む。欧州の先行的発展の理由をダイアモンドと同じく、欧州の人口過密と地中海と絶え間ない戦争に求める。戦争が社会を発展させるとの見解に与しないが、戦争は確かに軍事技術を著しく発展させる。

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