オリヴァー・サックス

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レナードの朝 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

オリヴァー・サックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150504281
ISBN 10 : 4150504288
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
658p;16

内容詳細

20世紀初頭に大流行した脳炎の後遺症で、言葉や感情、体の自由が奪われてしまった患者が、奇跡の新薬L-DOPAの投与によって目覚める。
しかし体の機能回復に加え、人格まで変貌してしまうという怖い副作用が……。
レナードら20人の症例とそれに誠実に向き合う脳神経科医サックス博士の葛藤を、人間味あふれる筆致で描く。
1970年代の初版以降、演劇や映画化でも世界を感動させた不朽の名作の新版文庫化。
解説/中野信子

[著者紹介]
1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007〜2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からニューヨーク大学医学部教授。著書には他に『火星の人類学者』、『妻を帽子とまちがえた男』、『音楽嗜好症1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007〜2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年〜ニューヨーク大学スクール・オブ・メディシン教授。著書には他に『火星の人類学者』、『妻を帽子とまちがえた男』、『音楽嗜好症(ミュージコフィリア)』、『色のない島へ』(以上ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、『タングステンおじさん』、『心の視力』、『見てしまう人びと』(以上早川書房刊)など多数。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章。』、『色のない島へ』(以上ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、『タングステンおじさん』、『心の視力』、『見てしまう人びと』(以上早川書房刊)など多数。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章。

【著者紹介】
オリヴァー・サックス : 1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007〜2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からはニューヨーク大学医学部教授。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章

春日井晶子 : 東京外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • のっち♬ さん

    1970年前後、新薬L-DOPAで「目覚め」た嗜眠性脳炎の症例20。当初感動的な回復を遂げるが次第に症状が複雑・敏感化し投与量との均衡を喪失。順応の試練は「全てか無か」の奈落の上を綱渡り。個性と原始性が入り乱れた依存・奇行の多様性、時空感覚の歪曲・膨縮、投与毎に変化する挙動、音楽への反応など科学的興味を唆る。知力・精神力を駆使した工夫や世界との信頼関係が順応の要となる点も印象的で、神経症との緊密度や治療の本質を多角的に暗示する。苦しみの炎を通して見た人間存在とは果てしなく深遠で可能性と不安定に満ちている。

  • アリ子 さん

    映画をもう一度見る代わりに原作を読んでみよう、という軽い乗りで読み始めたが、とんでもなかった。著者はレナードたちの主治医で、とても専門的な内容。難しい部分は流したけど、映画で半信半疑に感じたことが、現実のこととして詳しく語られていた。パーキンソニズムについてちょっと詳しくなった。

  • Yuichiro Komiya さん

    映画が素晴らしかったので、この本も事実を題材にした小説と思っていたが、なんと実際治療にあたった医師による医学書、症例集だった。映画ではレナードの話が主だったが、その他の人々にもそれぞれの人生と病状がある。天才児として将来を期待されながら、眠り病にかかってそれから40年ほとんど動かない人、明るい末娘として家族に愛され、ヨーロッパ中を旅して社交界にデビューし、それから病気になって何十年もほとんど動けない人。そんな人達がL dopaによって奇跡のように目覚め、しかし重い副作用で薬に翻弄される姿が記されている。

  • めい さん

    パーキンソン症候群の患者との治療の記録、そしてその考察をまとめた作品。何事もない人生から突如として日常が狂わせられる病気の恐ろしさ、支えてくれる人との(特に家族との)繋がり、それらを通して人生で大切にすべきこと、感じること•考えさせられることがとても多い一冊。また、20人の患者の症例は、産まれ•病状•投薬後の経過が短編集として読める程にしっかりと記録してあるなど、随所に著者の患者への愛情が感じられた。正直、分量やその内容から買ってからも読むのをためらっていたが、読んでみるととても良い作品だった。

  • DEE さん

    遠い昔に映画で観たけど内容を殆ど覚えていなかった。 物語というより個々の患者の治療内容と闘病の記録。ドーパミンの前駆物質であるL-ドパがもたらした結果はまさに奇跡。でも往々にして奇跡というものは長続きもしないし、再び起こることもない。 自分の体に閉じ込められ、感情や気分といったものをなくしてしまう。それでもきちんと生きた患者たち、そして最後まで向き合った医師や病院関係者。 自分だったら?と、どうしても考えてしまう。

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