オノレ・ド・バルザック

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セラフィタ

オノレ・ド・バルザック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042006015
ISBN 10 : 4042006019
フォーマット
出版社
発行年月
1989年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
216p;15X11

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    文学にも思想にも門外漢の吾輩の安直な表現をすると、奇妙奇天烈な作品である。神秘思想の極み。 主人公は両性具有者。敢えて言えば未来的な作品かもしれない。

  • misui さん

    人間を超越した存在である両性具有者セラフィタが一組の男女に天へと至る道を説く…という大筋はあるものの、実際は登場人物の口を借りてバルザックがスウェーデンボルグゆずりの神秘思想を開陳するものだった。わけがわからないままに適当に読んでいたらセラフィタが昇天を始めて視界が光に包まれてさらにわけがわからない。旧字なのも読解の困難に拍車をかけるので、いつか別の版で再挑戦したいところ。

  • twinsun さん

    バルザックの神曲。人間が自然的なるものと霊的なるものとの結合の手段であると信じ、知性によって無限なるものを考える人間は、その無限なもののすべてを扱うことはできないことを人間の限界として、苦しむこと、信ずること、愛すること(スウェーデンボルグのすべて)が『信仰承認』(神は誰にでも取りなさいという)を支えているということか。基礎知識なく読み進めてベルナノスの神がかり的な展開どころではなくベアトリーチェの降臨のような物語であった。

  • kinka さん

    両性具有の麗人セラフィタ=セラフィトゥスを巡って展開する、男と女と神様を巻き込んだ、何角形だか分からない修羅場を描いたバルザックの神秘小説。この人、本当に凡そ何でも書いている人なんだなあと思う。この世の価値観だけで満足できなくて、彼岸の悦楽まで見据えている。確かに霊魂には性別なんて無いんだろうけれど。肉の快楽より信仰の法悦のほうが気持ちいいのかしら。ただ、男は女を、女は男を愛するものであるという前提で話が進むのは頂けないわ。時代的なものもあるんだろうけれど、この人は怪物ヴォートランを生んだ人なんだから。

  • まふ さん

    一言で言えば面白くなかった。両性具有のセラフィム(最高位天使)の名を持つ人がその神秘性をこんこんと説き明かす話。スウェーデンボリの神秘主義に共感したバルザックの思いのこもった作品だが、女に対しては男になり、男に対しては女になるという設定が気に食わない。神秘性を説明しているのだろうが、どうでもよいような内容。バルザックの「鬼っこ」と言われている作品らしいが、よくぞ表現したもの、と思う。

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人物・団体紹介

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オノレ・ド・バルザック

1799‐1850。フランスの小説家。トゥール生まれ。8歳からの6年間、寄宿学校に入れられる。17歳で代訴人の事務所に見習いとして入り、パリ大学法学部に通う。このころから文学者を志し、20歳のころパリ市内の屋根裏部屋に住んで小説を執筆し始める。人間を観察し、その心理を精密に描きつつ、社会全体をも映し

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