走れ、走って逃げろ

ウリ・オルレブ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001155716
ISBN 10 : 4001155710
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,276p

内容詳細

第2次世界大戦下のポーランド。ゲットーから脱走したユダヤ人少年は、そのときまだ8歳だった。過酷な放浪生活に片手と過去の記憶を失いながらも、知恵と勇気をふりしぼって生き抜いた少年の勇気と希望の物語。

【著者紹介】
ウーリー・オルレブ : 1931年、ポーランドのワルシャワに生まれる。ユダヤ人であるため、第二次世界大戦中、ゲットーやポーランド人区の隠れ家住まいをし、ベルゲン・ベルゼン収容所で終戦を迎える。戦後イスラエルに渡り、ヘブライ大学で学んだ。現在、エルサレム在住。1956年、ホロコースト体験を『鉛の兵隊』で発表。1996年、国際アンデルセン賞作家賞受賞

母袋夏生 : 1943年、長野県生まれ。ヘブライ大学文学部修士課程実用言語コース修了。出版社勤務をへて、翻訳業に専念。1998年、ヘブライ文学翻訳奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    第二次世界大戦下のポーランド。ゲットーから脱出したユダヤ人少年の実話に基づいた物語。森に隠れ、農村で働く過酷な日々。素性がバレれば死が待っている。常にナチスに追われる展開はスリリング。怖ろしいほど非情な時代の中で、それでも少年を助ける人たちの存在に胸が熱くなる。読みやすい文章で夢中になって読んだ。様々な人たちが登場するが、実話ということで彼らのその後が気になる。重い内容だけれど読んで良かった。

  • テツ さん

    第二次大戦中のポーランドでナチスによる収容所から脱走したユダヤ人の少年。終戦までの三年間を名を変え信仰を偽り生き延びる姿。実話を基に創られた物語は安寧な日々を過ごす僕らの内部に突き刺さる。戦争の悲惨さは人が大量に死ぬことじゃない。それに巻き込まれたら老若男女問わず人間性や人権についての思考が吹き飛んでしまうという部分なんだ。そしてそんな悲惨な時代の中にも手を差し伸べ助けてくれる人間もいる。善も悪も人間性の極致が垣間見えてしまう戦争というイベント。こんなしんどいものはもう金輪際無くていいや。

  • シュシュ さん

    実話に基づいた話。ゲットーから脱出した8歳のユダヤ人の少年が様々な人に出会いながら生き抜いた。名前を変え、「ユダヤ人ではありません。」と言い、キリスト教徒のふりをする。そうしているうちに、自分の過去を忘れてしまう。本当の名前すら思い出せなくなる。壮絶なのだけれど、知識の少ない子どもであるために悪い考えをたくさん持ち合わせていなかったのか、ただ生きることに純粋に必死になっていたようにも思える。ユダヤ人と知って少年をかくまってくれる人もいた。かくまいたくなるのも、人として自然な気持ちであるように思えた。→

  • Cinejazz さん

    第二次大戦下のポーランド、ワルシャワ・ゲット−を脱出し、家族と生き別れとなった8歳のユダヤ人少年(スルリック=ユレク)が、森と農村を放浪しながら、飢えと寒さに耐え、右腕を失いながらも生きぬこうとする過酷な体験を描いた胸迫るホロコ−ストの記録文学です。戦後少年は教育者となり、イスラエルに渡り体験を語り始めます。その聴衆の一人が本著者でありました。『BOOK MARK』のお薦めで、図書館のから借りて読んだ感動の一冊です。

  • relaxopenenjoy さん

    ポーランドが舞台。ほぼ実話とのこと。スルリック(ユレク)の何としても生き残ってやる、という生への執念の強さよ。。ポーランド人にも、ドイツ人にも、ユダヤ人を見捨てる人だけでなく、助ける人も多くいた。淡々とした筆致でユレクが生き延びた実話を描いており、随所で余計にむごさ、残酷さが迫る。

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