DVD

『魔弾の射手』全曲 ケーニヒ、バンゼ、フォッレ、ハーディング&ロンドン響、ノイベルト監督

ウェーバー(1786-1826)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKDS752
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD

商品説明


ヴェーバー:『魔弾の射手』全曲
ミヒャエル・ケーニヒ、ユリアーネ・バンゼ、ミヒャエル・フォッレ、フランツ・グルントヘーバー、ルネ・パーペ、オラフ・ベーア、ほか
ダニエル・ハーディング指揮ロンドン交響楽団、ベルリン放送合唱団
イェンス・ノイベルト監督


2012年に劇場公開された際、クラシック好きの間で話題になったオペラ映画『魔弾の射手』がDVDで登場。1967年ドレスデン生まれのイェンス・ノイベルト監督は、心理学を学び、演劇やオペラ演出の豊富なキャリアを持っていますが、ここでは映画ならではの濃密で大胆な表現を駆使、甘美さから戦慄表現まで入念に描きあげる圧倒的な映像表現は大脳視覚野を大いに刺激、舞台ライヴ映像とは異なるインパクトで楽しませてくれます。

【魔弾の射手】
ベートーヴェン存命中だった時代に書かれた作品ながら、ドラマティックな筋書きと数々の名場面によってドイツ・ロマン派オペラの大傑作と称えられ、ワーグナーにも絶大な影響を与えたという『魔弾の射手』。
 得体の知れない不気味さと悪魔と対峙するという緊迫感が凄い「狼谷の場面」や、雄壮でエネルギッシュな「狩人の合唱」、ロマン的な深みのある美しい叙情が素晴らしいアガーテのアリアなど、多彩な視点からの聴きどころ・見どころがテンポ良く現れる構成は、映画作品にも適合性が高いものと考えられます(実際、ドイツ映画批評家賞ではこの作品が編集賞にノミネートされてもいました)。

【高水準な演奏】
機敏な指揮により古典派から現代作品まで切れ味鋭い演奏を聴かせる指揮者、ダニエル・ハーディングの統率は、映像表現の膨大な情報量と拮抗するシャープさと押し出しの強さを兼ね備えたもので、容貌も含め個性派揃いの歌手たちも実に魅力的。
 ナポレオン戦争のエピソードも交えながら、クライマックスの射撃大会に向けて盛り上がる構成の巧みさはオペラ映画ならではのものといえます。(HMV)

【収録情報】
ヴェーバー:『魔弾の射手』全曲

 ミヒャエル・ケーニヒ(マックス)
 ユリアーネ・バンゼ(アガーテ)
 ミヒャエル・フォッレ(カスパール)
 レグラ・ミューレマン(エンヒェン)
 フランツ・グルントヘーバー(オットカール)
 ベンノ・ショルム(クーノー)
 オラフ・ベーア(キリアン)
 ルネ・パーペ(隠者)
 ベルリン放送合唱団
 サイモン・ハルシー(合唱指揮)
 ロンドン交響楽団
 ダニエル・ハーディング(指揮)

 イェンス・ノイベルト(監督)

 制作:2010年(スイス)
 収録時間:142分
 字幕:日本語
 翻訳者:山崎太郎

 音声:ドイツ語/ドルビーデジタル
 画面:カラー、HD(オリジナルサイズ/シネマスコープ)
 リージョン:フリー

内容詳細

ドイツ・ロマン派の名作オペラ、ウェーバー作曲の『魔弾の射手』を映画化。恋しい人を思うあまりに悪魔と取引してしまった若者の苦悩と顛末、乙女の清らかな純情を歌い上げる。出演はフランツ・グルントヘーバー、ベンノ・ショルムら。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
安くなったので購入。映画版オペラの常とし...

投稿日:2015/12/25 (金)

安くなったので購入。映画版オペラの常として音楽が楽譜通りでなかったり、間があいたり、音のオン・オフがあったりは承知ながら、それを成る程と感じるか邪魔に感じるかは出来による。この作は何方かと言えば後者。せっかくの良い演奏良い録音なのに、ちゃんと聞かしてほしいと思うこと度々。それは私が魔弾の射手はクライバーのLP以来40年ぶりなので、音楽は殆ど覚えいてもストーリーは忘れていて、途中から筋を追うのを諦めたせいもある。これも映画版や近頃の読み替え演出の常として、プリモはプリモらしい姿という訳にはいかず、皆んなドロドロで外見だけからは誰が誰だかわからないので余計分かりづらいのかもしれない。ゼフィレルリの椿姫は稀に見る成功作だった事が良くわかる。

asemonic さん | 宮城県 | 不明

2
★
★
★
★
★
これは音楽、映像ともにすぐれた作品で、た...

投稿日:2013/08/31 (土)

これは音楽、映像ともにすぐれた作品で、ためらいなく★5つである。作品自体のすぐれたドラマ性ゆえ、秀逸な演奏にはこと欠かないが、肝心のオペラの舞台ということになれば、話はまったく別のことになってしまい、この作品のファンにとっては渇望を癒すに十分な映像がはじめて登場したといってもよいほどだ。第2幕狼谷のしつらえとザミエルの扱いが舞台演出では困難になるのがその最大の理由だろうが、それがために、これまでエレベーターで移動するザミエルがテレビ画面に登場するなどという荒唐無稽な演出まで見せられてきた側からすれば、それらすべての駄作は廃棄されても、この1本があれば作品本来の味わいを鑑賞するには十分と言ってもいいぐらいだ。映画版ならではの迫力が十分、画面も美しく、演奏、ソリストともに文句のつけようはない。序曲演奏中、マックスとカスパールがともにナポレオン戦争に従軍していたという伏線の映像があるが、それ以上に原作を改編するようなことはまったくない。監督のイェンス・ノイベルトはドレスデンの人であり、ウェーバーのこの作品の本質を知悉しているはずである。そのため、オペラ本来の筋に安心して浸っていることができる。この伏線が狼谷でどう生かされ、ザミエルがどう扱われているかは見てのお楽しみだろう。それに、まだ新人のレグラ・ミューレマン(エンヒェン)の起用も成功しており、この作品に花を添えている。ともあれ、ハーディング、LSOの演奏は見事なもので、映像のすばらしさとも相まって、やっとクライバーの呪縛から逃れられたというのが正直なところだ。

雲谷斎 さん | 埼玉県 | 不明

8

ウェーバー(1786-1826)に関連するトピックス

おすすめの商品