夏服を着た女たち 講談社文庫

アーウィン・ショー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061832480
ISBN 10 : 4061832484
フォーマット
出版社
発行年月
1979年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
281p;15

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読書メーターレビュー

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    ニューヨークを舞台にしたお洒落で叙情的な10篇の物語。学生スポーツのヒーローは卒業すると只の大人になり、成功の階段を昇っていく妻を苦い思いで見つめるようになる(『80ヤード独走』)。美しい妻と一緒の時も他の女性を眺めずにいられない夫。街を闊歩する『夏服を着た女たち』が眩しすぎるから(表題作)。恋を捨て女優の道を目指した女性は、夢破れて別れた男性と最後の逢瀬をする。誰にも言わなかった真相を語り始める(『愁いを含んで、ほのかに甘く』)。常盤新平氏の訳で初出は1979年。和田誠氏の装丁の文庫本は1984年初版。

  • metoo さん

    気持ちの良い日曜の朝、NY五番街、マイクルとフランセス夫婦が身を寄せて歩く。夫マイクルはすれ違う女に目が離せない。妻フランセス曰く「首の骨が折れるほど」振り返る。すれ違った女を見つめる眼つきが、私をはじめて見たときの眼と同じだと妻は感じ、厭な気持ちになっていく。私もこんな男を知っている。こういう男を一人の女に縛り付けておく事など無理なのだ。今ならそれもわかる。この「夏服を着た女たち」の他、短編が9編。どれも洗練された都会の心模様。

  • えみりん☆ さん

    お洒落な都会に住む夫婦や恋人の機微な会話が描かれた作品。どことなく漂うけだるさややるせなさにアメリカ的なものを感じます。「夏服を着た女たち」男の本性なのだろうと思わずにはいられない。

  • まさにい さん

    この小説を始めて読んだのは20代の頃だった。しゃれた会話に心が踊らされた記憶がある。何故か最近またこの本を読みたくなった。20代の頃とは違う印象を持ったのは、これまでの人生経験からか。とても懐かしい記憶を甦らせてくれ、しばしば物思いに耽た。うん、後姿を眩しく見ていた人がいたのだよなぁ……。

  • ataka さん

    アメリカと男と女の短編集。「原則の問題」以降の四編が面白い。けれど、この作家の持ち味は、夫婦の間の隙間を描いた「80 ヤード独走」や「夏服を着た女たち」なのではないか。一度、「死が別つまで」と愛を誓い合った相手に対して、何時しか心が離れてゆく。どこで間違えたのか分からない。正解があるのかも分からない。焦燥を胸の底に沸き上がらせる作風がたまらない。

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アーウィン・ショー

1913年、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。36年『死者を葬れ』で劇作家としてデビュー。その後「ニューヨーカー」などに次々と短篇を発表。第二次大戦に従軍したのち、48年に長篇小説『若き獅子たち』を刊行し注目を浴びる。1984年逝去

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