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CD
ワルツ、ポルカと行進曲集 シモニス&ケルン放送管弦楽団
アイレンベルク、リヒャルト(1848-1927)
この商品のすべてのユーザーレビュー(3件)
投稿日:2016/06/12
リヒャルト・アイレンベルク(1848〜1927)はドイツの作曲家。生前は舞曲・行進曲・軽音楽の作曲家として活躍し、生涯に約350曲の作品を残したというが、死後ほとんどが忘れ去られ、かろうじて『森の水車』が人気曲として生き残ったという、いわゆる「一発屋」である。『森の水車』以外では本盤のタイトルにもなっている『ペテルブルクのそり滑り』という曲がやや知られているという程度で、これまでアイレンベルクの作品集などは制作されてこなかった。その意味でこのアルバムの資料的価値は非常に高いと言える。彼が量産してきたワルツやポルカ、行進曲などが15曲収録されていて聴き応えあり。やはりというか、唯一のヒット曲である『森の水車』が一番出来がよく、『ペテルブルクのそり滑り』がその次くらいであとの曲はまあ・・・・・という印象(笑)。シュトラウス一家とスッペとワルトトイフェルを足して3で割ったくらいの感じで、器用ではあるが強烈な個性には欠けるので「一発屋」と化したのもやむなしといったところ。 演奏はクリスティアン・シモニス指揮ケルン放送管弦楽団。シモニスは1956年ウィーン生まれの指揮者で名教師ハンス・スワロフスキーの弟子。ナクソス などに録音を入れていてあまり知られていない作品の紹介を得意としている人である。キビキビとして堅実で丁寧な指揮が好印象。オケのケルン放送管弦楽団は一般に知られるケルン放送交響楽団とは別の団体で知名度はあまり高くないがドイツの放送局専属オケというのはだいたいにおいてレベルが高く、このケルン放送管もしっかりした演奏をしている。2006年2月6〜11日&2010年2月1〜2日、ケルン、クラウス・フォン・ビスマルクザールでの収録で、音質も非常に良好。
金山寺味噌 さん
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ありがとうございました
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