実家が放してくれません

まきりえこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087880618
ISBN 10 : 4087880613
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;21

内容詳細

一軒家にふたりで暮らす若夫婦。なかなか仕事が決まらない夫のエイトを心配しながらも、妻のアサは声をかけあぐねていた。やがて夫婦は待望の子供を授かるものの、孫の顔を見るためにと訪ねてくる実母の言動にアサの苦悩は尽きず、幼い頃の記憶がよみがえる…。断ちがたい親との関係、家の呪縛はいつまで続くのか。家と親の圧力に深く切り込むコミックエッセイ。

目次 : いい天気の日に「仕事見つかりそう?」は言いにくいものです/ 昔から幸せな家庭への思い入れが強いから/ 親になるのが怖い/ 赤ん坊の存在は実家の母を呼び込んだ/ 母が訪ねて来た日は夫が大嫌いになります/ 母に愛された記憶がないのは育児のハンデです/ 結婚に失敗したらほら見たことかって言われる/ 息子を見ると自分の子供時代の暗い記憶がよみがえります/ 母はいつも私のテリトリーへ侵入してきました/ 親の家さえ出たら幸せになれると思ってた/ 視界に母がいるとダメ人間に戻ってしまう/ お母さんは怒るって決めたら怒るから/ 私は「きちんとした家」の子じゃない/ 私の中で母を殺さなければいけない/ あの親が育てたなら私もまともじゃないかも/ 自分の躾に親の影を感じます

【著者紹介】
まきりえこ : 漫画家、イラストレーター、コミックエッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あっか さん

    新刊。結婚後も子どもが生まれてからも、人生のあちこちに毒親である母の影響が出まくる様が描かれる。毒母✖️主人公の長女だけではなく、義母✖️夫のちょっと拗れた関係も描かれているところが興味深い。最近物凄い毒親エッセイが多いけど、書籍化できるほどじゃなくても鬱屈を抱えている人はたくさんいるはず(自分もその1人)。お互いに問題に向き合わないが故に、夫婦関係もうまく行かないのは説得力があるな…というか毒親や主人公だけじゃなくみんな歪んでる!アーママは心強かった。エイトの黒い目は改善されたのかな…

  • ででんでん さん

    心の声の描写が怖ろしかった。支配ということは、こういうことなのかと。何年も何十年も影響を及ぼしていくのか。あささん、とてもがんばったなあ。夫の実家も、また違う形の支配があった。最後、目を疑うひとコマがあり、もやもやと不穏ななかに本を閉じた。

  • たまきら さん

    毒親系のコミックエッセイは数多くあれど、この本ぐらい救いがないものも珍しいです。完璧な親などいません。自分も良かれと思って娘に自分の価値観を押し付けていると思います。けれども母親を一度も母親として描いていない作品は初めて。温かい絵なのに生臭いものが立ち上ってきてぞっとしました。読みながら父親に疎まれ母姉と疎遠になり子供全員に否定され夫には「あの女」呼ばわりされるお母さんのことを思いました。彼女が怒りを鎮め、許しの力を得られますように…。

  • めぐ さん

    毒親持ちが育児をしながら母親の影に怯える話。親に愛されなかった子はいつも体の奥で嵐が吹きすさんでいてそれが何かの拍子に幸せを食い破って出てこようとする、という表現は分かりすぎる程分かる。何か嫌な事があるとまずチラつくのが自殺というワードだったり、何をしていても無意識に自虐していたりしつつも子供には普通に振る舞う、連鎖を断つ為に

  • サクラ さん

    今は何でもかんでも“毒親”で片付けてるけど、これはそんな生易しいものではないと思います。アサさんの心の持ちようが正に“不屈”。ただ、アサさんのお母さんにもケアがあればな、と思いました。

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