脱衣場のアリス

なかはられいこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784900456853
ISBN 10 : 4900456853
フォーマット
出版社
発行年月
2001年04月
日本
追加情報
:
148p;19

内容詳細

世界が見せたがる、強くて正しいものたちの物語に埋もれてしまわないように…。明るく切ないアリスたちのことばを、新世紀に解きはなった、なかはられいこの川柳作品集。待望の第二句集。

目次 : 1 からだとこころ、こころとからだ。うそをつくのはいつでもこころ。/ 2 いただいた箱はからっぽでした、おかあさん。/ 3 「またね」と手を振って彼女は消えた。雨の匂いがした。/ 4 「暗証番号をお確かめください」機械は二度まで許してくれる。/ 5 デジタルの数字が点滅している。親しい(0)、はるかな(9)。/ 6 「ケイケンチを上げなくちゃ敵キャラを倒せないんだ」(翔くん5才)/ 7 『マディソン郡の橋』を観ても『タイタニック』を観ても泣かなかったのが自慢だったのに、すいかが甘くて泣いてしまった…不覚。/ なかはられいこと川柳の現在(石田柊馬+倉本朝世+種村弘+荻原裕幸・座談会)

【著者紹介】
なかはられいこ : 1955(昭和30)年4月10日、岐阜県生まれ。73年、岐阜県立長良高校卒業。88年、時実新子『有天恋』を読んで川柳にとりつかれる。89年、柳誌「川柳展望」に参加。同年、柳誌「緑」に参加(98年退会)。95年、同人誌「エトヴァス」創刊(同誌は11号にて終刊)。98年、ホームページ「短詩型のページμ」を開設。同年、文芸メーリングリスト「ラエティティア」に参加。著書に、第1句集『散華詩集』(93年、川柳みどり会)、合同句集『現代川柳の精鋭たち』(2000年、北栄社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あなた さん

    「えんぴつは書きたい鳥は生まれたい/なかはられいこ」。この句のことをとてもよく考える。わたしがいつか交換されるのはわかります、でもわたしは交換されたくないのです、えんぴつである以上書きたいし鳥である以上生まれたいのです、わたしであることそのままに、という交換と交換不能性をめぐる祈り。わたしはわたしでいたいけれど、わたしは今日あなたなのかも、というこの世界の不確実性のなかで祈ったこと。

  • ❁ さん

    巻末の座談会で「えんぴつは書きたい鳥は生まれたい」の評価がはっきりわかれているのが面白い。(柳人は肯定派、歌人は否定派) またがると白い木槿になっちまう/開脚の踵にあたるお母さま/とうさんを撃たずに過ぎてゆく景色/「先生は魚座ですからけんかは嫌い」/にっぽんチャチャチャもう味のしないガム/朝焼けのすかいらーくで気体になるの/ダイオキシンそしてぼくらは進化する/眼底を行ったり来たりする岬/祭壇のキリンは首を折りたたむ/こいびとよあなたは濡れて着く荷物/ひとつずつ崩す頭の中の塔/裏声をあげて満月通ります

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人物・団体紹介

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なかはられいこ

1955年、岐阜県生まれ。第3回Z賞風炎賞受賞。第1回現代川柳大賞受賞。2004年歌人らと、「ねじまき句会」を立ち上げる。朝日新聞「東海柳壇」選者、朝日カルチャー「やさしい川柳」「はじめての川柳」講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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