1978年、衰退するコルシカの口承文化遺産を守る為、当時13歳だったジャン・クロード・アクアヴィヴァにより、コルシカ島の北西、バラーニュ地方にて結成。1981年から現在(2009年)までの約30年間に13枚のアルバム、5枚の映画/テレビのサウンド・トラックをリリース。彼らは、衰退するコルシカの口承文化と革新性を共存させ、伝統的な歌と新たに作曲した歌の両方をレパートリーとする。コルシカの数あるグループの中で、ポリフォニーを牽引し、同時に革新的に新たな道を切り開いたグループである。 ア・フィレッタ(A Filetta)とはコルシカ語でシダを意味する。歌はコルシカ語で唄われ、郷土に深く根ざしたグループという観点から、コルシカ島に多く植生し同じ性質をもつ植物シダの名が選ばれた。コルシカ語で「故郷を忘れるな!」という意味の、“Un ti scorda di a filetta !”(シダを忘れるな!)というコルシカ独自の表現からインスパイアされている。 演劇、オペラ、ダンス、テレビ等様々な芸術分野とのコラボレーションを活発に行っている。97年には演劇監督ジャン=イヴ・ラズネック『メディア』公演に参加。98年から2002年には、現代のフランス映画音楽作曲家の第一人者、ブリュノ・クーレの映画10作に参加。『ドン・ジュアン』(98)、『キャラバン』(99)(ゴールデンディスク、セザール最優秀映画音楽賞受賞)、「Wataridori」(2003)など。2004年には、国際的に活躍する気鋭の舞踏家シディ・ラルビ・シェルカウイの振付けによるモンテカルロ・バレエ団の公演"In Memoriam"に参加。2007年にもシェルカウイ振り付けによる作品"Apodcrifu"でコラボレーションを行った。
2000年・仏グラミー賞(アカデミー・シャルル・クロ大賞) 1995年・セザール最優秀映画音楽賞受賞!! 1993&1995年・Choc du Monde de la Musique(ル・モンド紙別冊)賞受賞 1993年・ディアパゾン・ドール(ゴールデンディアパゾン)賞受賞