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トップ > My ページ > dolce さんのレビュー一覧
検索結果:2件中1件から2件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/11/12
12年前に発売された宮下祥子のファーストアルバムが新たにTOSより再発売。大曲が並び彼女の初期のアグレッシブでストレートな表現の音楽が聴けます。宮下ファンには必聴の一枚。是非!
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2016/01/09
宮下祥子プロデュースの新レーベルTOSから「ヴィルトォーゾ」が再発売されている。 初盤「パッション」が20世紀の主要ギター作品で重厚に揃えたのに対し、二作目のこの「ヴィルトォーゾ」では19世紀の古典作品に焦点を当てている。古典の主要なギター作品を産み出した作曲家であるソル、ジュリアーニ、アグアドの3人の作品は数多くあるが、このCDの選曲バランスの感性は非常に良いと思う。 最初の2曲はソル:悲歌風幻想曲ホ短調op.59とジュリアーニ:ロッシニアーナ第3番イ長調op.121である。どちらも傑作かつ大作でこの2曲だけでCDの時間の半分を占めており、これだけでも彼女のこれらの作品に込める意気込みがよく解る。そして彼女の理知的な演奏は、安易に弾かれがちなギターの古典作品から価値を引き出し格調の高いギター音楽として充分に楽しませてくれる。それに続く小品の演奏も、明確でよく考え抜かれており短いながらも聴き応えがある。なるほどこのように弾くのかと思わせる演奏だ。 そして後半の名手シュタイドルとの二重奏は難曲であれど楽しげでもあり、個性のある演奏は非常に微笑ましい。このソルの二重奏曲:幻想曲ホ長調op.54bisはソルの弟子コストによる編曲譜(両者がほぼ対等に扱われ協奏風になっている)を用いているのも新鮮味があって興味深い。 正統的で本格的なクラシックギター音楽を十分に堪能したい人にはぜひお勧めしたい1枚である。
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