トップ > My ページ > 真人間 さんのレビュー一覧

真人間 さんのレビュー一覧 

検索結果:1件中1件から1件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/02

    最初に主張したいのは、いきなり新劇場版シリーズを見ても正解。
    しかし、TV版を楽しみ尽くした後に見るのが大正解と言う事です。

    TV版の第八話から第拾九話をベースに作られた「序・破・急」と三作続くシリーズ真ん中と言う事もあり、
    一番盛り上げるのが難しいと思われる「破」でしたが、嬉しい事に予想を全く裏切ってくれました。

    迫り来る敵を倒してゆくと言う大筋にこそ変更は無いものの、
    その他はの要素は大きな変化を遂げています。

    なんといってもまず変化の象徴たるは新キャラクターのマリ。

    冒頭に登場するなり印象的な要素の塊で、「序」から続く物語でありながら、
    新しい物語の幕開けを確信させるシーンから始まります。
    鮮烈にして強烈、凜烈にして激烈たる幕開けの為、
    続き物にありがちな「前作のラストなんて忘れているからわかんねーよ」感など、一瞬で吹き飛ばされてしまいました。

    物語はテンポよく進み退屈とは無縁。
    日常シーンなどのアクションが乏しいシーンも
    TV版と比べ遥かに魅力に満ち、活き活きとした物となっています。

    そして、主人公シンジの変化。
    あまりにも勇壮な活躍に、男ならば感動する事うけあい。

    また、これは序からありましたが、エヴァらしい複線の数々も秀逸で
    これこそTV版から見ている者に対する究極のファンサービスと言えるでしょう。
    「あぁ、このシーンTV版にもあったね。」と思ったら「あれっ?」
    と思わせる演出についニヤリとしてしまいました。

    綺麗に整頓されながらも謎に満ちた物語、死の雰囲気が漂いつつ時に美的ですらある敵のデザイン。
    それを彩る華麗なアクションと間に挟まるひと時の平穏。そして記憶に焼き付く音楽。

    全てがエヴァらしくもあり、また新しいヱヴァでもありました。
    劇場版を見ていても買ってよかったと心から思える作品でした。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示