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zaionji さんのレビュー一覧 

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     2023/05/16

    毎年夏になるとディスク2の コラール幻想曲『われらが神は堅き砦』Op.27を聴きたくなる。この鮮烈にホトバシル音の疾走感、爆演の威力は凄まじくこの人以外の演奏では決して味わえないもの。一部には楽譜通りではないのではないか?という疑念も耳にするが、楽譜がどうなっているにせよこの人の演奏には曲と同化した権化の如き鬼気迫る情熱の力がある。

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     2019/05/10

    テレマンという人はトンでもないアイデアマンであったことが知れるボックス。
    中にはマイケル・ナイマンの映画音楽かと聴き違えるような斬新なものまである。
    生涯に4000曲を作ったテレマンの全体像など容易に知れるものではないのだろうが、少なくともこれまでターフェルムジーク等でイメージしていた普通の作曲家で納まっていた人ではなかったことの片鱗が伺われた。1,9,10枚目を除いてはとても面白かった。

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     2019/05/10

    これは荒々しいヴィヴァルディである。アーノンクールの「四季」以来の衝撃的な演奏だと思った。演奏は、テンポ、デュナーミク、間やノリの過激な変化がおもしろい。加えて多彩な通奏低音楽器による即興的フレーズの挿入など多岐に渡るアレンジで以ってバロックの音楽を天衣無縫、縦横無尽に遊んでいる。このかなりラジカルで尖った攻撃性を隠さない破壊力のある演奏は、きっと化けて出てくるであろうヴィヴァルディの幽霊さえも冥界へ追い返すに違いない。

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     2019/01/13

    ようやくこの曲を生き生きと心をこめて弾かれる演奏に出会えました! ピアノとの会話もちゃんと成り立っています。今までヒドイ演奏ばかりを聴いてきたのでやれやれです。

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     2019/01/13

    暗めの選曲が多いことと、ヴァルトロのスタイルがけっこう濃いことがこの盤の印象を悪くしていて私的にはハズレでした。カヴァッリの天衣無縫な飛翔する音楽をもっと聴きたかったのに。ヴァルトロはフレスコバルディでは良かったけども、ここでは彼の悪い面が出てしまったようで残念ですね。

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     2019/01/13

    さすがはモンテヴェルディのお弟子と思わせる充実ぶりで、この盤は私にとっては当たりでした。変幻自在な天衣無縫さを発揮するオペラとはまた違ったカヴァッリのフォーマルな構成の妙を堪能できる盤。

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     2019/01/13

    ひとことで言えば「よく寝られるゴールドベルク」。アコーディオンの蛇腹の開閉は寝息のリズムによく似合っている。演奏そのものは軽快であっという間に終わる印象。それゆえか、幾つかの変奏の別テイクが収められていてそれなりの時間を収録したCDになっている。伯爵の不眠の夜のために作曲された作品とはいえなかなか眠れる演奏に出会えたことはなかったが、これはうとうとと眠りに就きながら聴くのによい演奏だろうと思う。実用的なゴールドベルク。

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     2019/01/13

    滋味あふれると言おうか、オーソドックスながら作品の心に寄り添い染み入る好演が多かった。そう、名前から連想するわけではないがハリウッド映画のヒューマニズムに通じるある種の正義に根ざした普遍的通俗性が彼らの演奏の支えであるかのようだ。ポルタメントとヴィブラートはやや多めで暖かい響きを目指しているようでこれはハッキリとしたオールドスタイル。心が温まり癒される。しかしながら、このセットの欠点は音量と音圧の設定にある。やたらと中低音域が大きく、径の小さなスピーカーでは音が割れてしまう。またこのセットを掛ける前には音量を絞っておかないと始まりでいちいちびっくりさせられるのは心臓によろしくない。このような音質設定を施したエンジニアの耳には疑問を感じる。せっかく佳い演奏なのに聴きぐるしい音なのは本当に勿体ないことだ。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/01/13

    意図のハッキリとした分かりやすい演奏だが危惧していたより表現はあくどくなかった。オケとのコンセンサスもよく取れていて好演が多いと感じた。音は時代なりによいほうで特に聞き苦しいものではなくむしろ落ち着いたもの。しかしながら、曲間の短さは如何ともし難く素敵だった演奏の余韻をことごとくぶち壊してくれる。メーカー、製作者は絶対に製品に耳を通してはいない。チェックしておればこんなバカな商品を作るわけがない。こういった無責任編集の箱物をいい加減、撲滅してくれないだろうか。イカに著作権が消滅した今はなき過去の演奏家とはいえ、それなりのリスペクトを持って現代の世に出して差し上げるべきであろう。メーカーにモラルが足りず、製作者に優しさが欠けているのは誠に残念だ。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/03/22

    本物の詩情を纏う技巧で聴くドビュッシー、フォーレと、そして何よりもモーリス・エマニュエルが至高! 75年のラベルのソロはこれまで私の知っていたものではない、別の新しい輝きのある明晰な意志の下で息づく音楽でした。近代フランス物がお好きな方なら、セットの中のこれら数枚のためだけに諭吉をはたいても後で惜しかったなどと思うようなことにはならないでしょう。ただし、それ以外のベートーベンやシューマンを期待される向きにはお薦めはしませんし、総じて協奏曲は、それがラベルのト長調でも●●●ものです。やはり真に一芸に秀でたる者は万能ではないのでしょう。ですが、バッハのフーガに於ける静謐に研ぎ澄まされた積層感覚は特筆すべき素晴らしさです。そしてシューベルトは素敵でよく眠れました。以上、ご参考まで。

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     2013/06/03

    バッハの当時&当地の環境ではルターの聖歌はお馴染みのものであったろうから、バッハの凝った編曲からでも民衆にはすぐにこれがどの曲かを見定めることができたのだろう。 残念ながら、現代日本の一般人である我々にはまるで隠し絵の中から主題となる絵を見つけ出す作業にも似て、作品から元歌を導き出すことは(少なくとも私には)これまではとても困難なことだった。 このCDを例えれば、ようやくにして回答付きの問題集をを手に入れたようなもので、私がこれまでオルガン小曲集に持っていた疑問に対する解決が期待できる、これはBRILLIANTならではの好企画といえる待望の商品である。 だが答えが聴けるとはいえ、実際にはオルガンの後に歌われるコラールを聴いてもピンと来るものは約半数くらいだったろうか。 それは種明かしするように元歌をオルガンの後に聴くのではなく、コラール→オルガンの順で聴くほうがバッハの編曲の妙も味わえてよりよかったのかもしれない。 もちろんオルガン小曲集はコラール前奏曲集なのだから、前奏曲の後でコラールを聴くのが本筋であると知ってはいるが、バッハによるコラール旋律の改変は私が思っていたよりも大胆であると判った。 そう、大好きなBWV639の元歌を今日初めて聴いた私は「これがそうなのか!」と椅子から落ちそうになったのだが、バッハの改変は、それはもう天才的に素敵なものだと知ったのである。

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     2013/05/11

    アリリオ・ディアスの30歳代の演奏は初めて聴きました。イタリアのレーベルですべてスタジオ録音(場所は不明)です。音質はこの時代らしい音で、少しすれば慣れてくるでしょう。曲間がほとんどないので次から次とアタッカで演奏が始まって行きます。BGMで流しておく分にはかまわないけれども1曲1曲をじっくり聞きたい向きにはこれでは困る。イタリアらしい詰めの甘い仕事っぷりで★一つ減点です。演奏は時代ごとにアプローチの違いがハッキリと出ていてその点が面白かった。バロック音楽ではク●真面目なお硬い演奏で我々の知る常の情緒豊かなディアスではないという感じですがただ1曲、BWV1001のフーガ(表記はBWV1000だがリュート版ではない)のテンポはギターではこれが理想的! この曲はギターでは現在に至るまで勿体付けた遅いテンポの退屈な演奏が多いのですが、この若きディアスの快演は胸がすくものでした。 さて、他に印象に残ったものとして、アルハンブラの思い出は非常に細やかな(細やかすぎる?)曲想の変化で聴かせる現代ではもう絶滅危惧種的演奏で、昨今のアッサリ演奏にはない内容密度の濃さ。この辺りのスペイン物からセゴビアの弟子らしさが顔を覗かせて本領発揮モードへ移行してゆくようです。次のアストリアスの最初の1音が欠落しているのかと思いきや、ダ・カーポでもそのように弾いたからそういう版なのでしょう。少し荒いけど非常にアグレッシヴな演奏です。そこからまた変化して、ヴィラ=ロボスのショーロ、エチュード1番、バリオスのパラグアイ舞曲など南米物は驚異的なレガートで全く肩の力の抜けたやわらかい演奏。さすが南米人だと感心して聴いていたら、自国のベネズエラワルツが何とも情熱的な激演でこれには少し驚かされました。私の知るディアスのワルツ・クリオロはスマートでクールな印象だったからこれは全く別人の演奏ですね。 というように1枚のCDの中でディアスの様々な面が楽しめました。

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     2012/08/15

    レーガー探索への出発点としては良い商品。ただし、驚くほど名演が少ない。これを聴いてから他を聴くとそのことがよくわかる。しかしながら、それでもなお全てが揃うというのは素晴らしいことだ。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/15

    ヴァリーン、ペンティネンによるこれは完結編だというのにバラバラな順でしかも散発的な出し方のせい(この録音にせよ2008年のもの)で、よほど彼らを追ってる者にしか(ニュースを読む限りHMVにすら)シリーズ完結がわからなかった(らしい)というシロモノ。「cpoの怠慢企画、ようやくここにきて人知れず終了してましたわw」というところか。演奏水準はいつも通りで彼らの演奏に馴れた耳には取り立てて言うこともなし。曲も残り滓と言っては難だが比較的目立たない2番3番が最後に来てしまったわけだけどこの辺り、企画としてはどうだったかねぇ。売れそうなのから出してゆけば当然の帰結ってことでしょうか。 さて、遂に全集完結に辿りついたわけだが今日現在、全6巻中、1〜4巻は既に廃盤という、何とも悠長すぎる企画でしたな(ヤル気あんのか!cpo!まさか忘れてたんじゃねえだろな?)。ともあれ完結おめでとうさんではあるのですが、今から全巻集めたい人は大変でしょうな。既刊はアマゾンとかじゃプレミアついてますぜ…(結構お高い) と、するうちに安箱で出てきたりせんとも限りませぬが、そういうのもちょっと難しい部類のアイテムでしょうかね・・・ハハハ.

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     2011/02/26

    1枚に複数の演奏者が担当している場合、どの曲が誰の演奏であるか分らなかったり、CD5のビゼーが表記では「アルルの女」第1&2組曲と「カルメン」第1&2組曲であるのに実際は「カルメン」第2幕だったりと実に問題が多い商品。 だが、CD8のブルックナー:交響曲第9番のとてつもない美しさで全ては許される。まさに宝が埋もれていたのだ。

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